去年のことだ。
ようやく伸びたきゅうりの苗に、桃太郎トマトの苗を、きれいに食べられてから決心したのです。
今年こそは、長年うちに住み着いてる彼らを追い出す!
かれらは、穴をよく掘る。住居とする穴にはいくつかの出入り口(穴)があって
ひとつを塞ぐとまたひとつと、すぐ穴を掘る。もぐらたたきゲームのようだ。
こんなことを繰り返してたら、うちの家が彼らの穴で傾くのではと思うくらい、うちの家のポーチの下は穴だらけだ。
ありとあらゆる手を使い、とにかくポーチの下に入り込めないように脇を塞いだ。
彼らは、やわらかい土の部分をよく掘る。
芝生があったり、砂利があったりすると掘らない。
そんな習性も判ってきた。
やっと床下から追い出したと思ったら、今度は裏のデッキの下に穴を作ってた。
早業だ。なぜ判るかというと、彼らの行動範囲は極めて狭い。
穴の周りの草が食べられるからだ。
デッキの脇に植えてたきゅうりの苗がきれいさっぱり食べられた。
おかしい?近くに穴を掘ったな、と探したところ案の定、デッキの下の重ねた廃材の間から
顔を出すのを見つけた。
また、彼らは大変臆病なので、人気があるとすぐ逃げ込む。
動物が寄り付かなくなるスプレーを使っても駄目だった。
近所のおじさんが、火攻めをしたと聞いたが、それはちょっと良心が咎める。
残る手は水攻めしかない…。
前のポーチの下には絶対に入り込めないようにバリケードを作り、
仮に入ったとしても、穴を掘れないように、鉄板や鉄の網大きな石で、
ポーチの下の土を全てカバーしてある。
隣の家の脇にあるもうひとつの逃げ穴にも、大きな鉄板や石を置いて
周りからも絶対掘れない様にした。
裏のデッキの下の穴までホースを引っ張り勢いよく水を入れる…
1分もしないでずぶ濡れになったホグ君がもうひとつの穴から出てきた。
水をたらしながら、表に向かってもこもこ逃げる彼を追いかけて、表のどの穴にも入れないで道の向こうの
草の生えた空き地に逃げ込むのを確認、急いで裏に戻り
デッキの下の穴を2箇所とも廃材や石などを使ってどの角度からも
入れないように塞いだ。
こんなことに、数時間を費やした。
それからは、庭の草木がかじられてないので、
多分、もうこの住処には戻ってきてないと思う。
このホグ君には名前があってマイクという。
(グランドホグでなく、どうせなら名前をつけようとなった)
それからも「お母さん、マイクが裏庭に来てる!」
と子供が言うと、私は出て行って追い払うのである。
でも、名前がついてマイクと呼ぶようになってから、我が家のペットのような
錯覚におちいりそうになる。気のせいか以前よりも可愛らしく思えたりするから不思議だ。
さて、問題は今年だ。どこで彼らが冬眠したのか私にはわからない。
どうか、二度と出てこないで欲しい。
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