日本名、ベニフウキンチョウでいいのか(確信はない)。
スカーレットと言うのに黄色い。繁殖期の雄がスカーレット色になるから、この名前がついたのだろう。春の渡りの時は、しばらくこのあたりにいて、たまに空を見上げると、真っ赤な鳥が高い空を木から木に飛ぶのを目にすることがある。それが、繁殖期の彼らであると理解している。
春に一度、地面に下りている彼らに出くわしたことがあるが、それっきりだった。
通常はあまり人目につきにくい鳥だと思う。
10月の渡りのピークを過ぎて、南アメリカまで飛んでいくと言う彼らである。
雀より明らかに大きく、ロビンよりは小柄。
ライラックの木に泊まる。
今日は秋の晴天でとても天気が良く、最近ここ何日も雨が降らず、空気はかなり乾燥している。
午後の強い日差しを避けて、裏庭に出している水を求めて来たのだと思う。
この渡りの時期には、鳥の餌場を珍しい鳥が訪ねる可能性があると言うわけだ。
だからと言って、1日中裏庭を見張るわけにもいかない。幸い、ちょうど台所仕事をしていて、何気に見た裏の木に泊まる彼らを目撃できたのは、ラッキーだった。
中型以上の鳥は、動きもそこまで俊敏ではなく、一か所にそれでもかなりとどまっている事がよくあるので、写真には収めやすいと言うものだ。一時もジッとしていないワーブラーを撮るのとでは、忙しさが全く違う。