感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

戦没者を思うメモリアルデー

2019-05-27 | 日々思うこと

今日は、メモリアルデーです。
アメリカが派兵した過去の戦争において
命を落とされた戦没者を思う日です。

この日が近くなると、アメリカ国旗が通りに掲げられ、
色々な行事も行われますが、
最も代表的なものが
各町々で、行われる独自のパレードです。
パレードは、通常メモリアルデーパレードと言うタイトルですが、
戦没者を思う事に合わせて、ベテランと総称される退役兵が
行進すれば、皆で拍手を送り
その街の学校の先生たちや、町の子が通う柔道教室の子供や
ガールスカウト、ボーイスカウトの子供たちが行進をし
親が声援を送り、駆け寄りながら良い一枚をと写真を撮る、そんな日です。

人口1万人に満たないわが町でも毎年パレードがあります。
自宅に送られてくるパレード運営委員会からの献金の依頼に、
町民は心ばかりのドネーションをし、
この日の為に、行進に加わる町の消防車は化粧直しをしてそなえます。

行進する人は、皆顔見知りだったりするほのぼのパレードです。
行進が行われる通りの区間は通行止めとなり、
通りの両サイドには折り畳みの椅子を持ってきて座るお年寄りや、
歩道の縁石に腰掛ける子供連れ、日陰を見つけて集まる町の人たちが連なります。

皆、手に手にアメリカ国旗、星条旗を持ち
日頃町の為に働く、町長、先生、消防、警察官ら
コミュニティーのスタッフたちが行進する姿に感謝の拍手を送ります。
通りに集まる子供たちには、行進の列から飴玉が投げられたりします。
行進と言っても、列を作って連なるわけではなく、
バラバラと歩くグループもあれば、
数人で歩く少人数のグループ、すっくり過ぎて、間合いが開きすぎる人達もいて
気張らず、楽しんで行う町のお祭りと言ったものです。

私達は、安全な環境で、戦争とは全く縁のない生活をしていますが
今も、各国に派兵された兵士たちがいます。
今も、時々ニュースでどこかの国で殉職された兵士の事が伝えられます。
そして、そう遠くない過去に、父親や、夫や、息子娘を戦争で失った家族らが、
今も、隣人として暮らす国がアメリカです。

うちの家に掲げてある星条旗を、今日新しいものに取り換えました。

日本をトランプ大統領が訪ね、
日本の天皇陛下の横で、アメリカの国歌の演奏に右手を胸にあてる
大統領夫妻をニュースの中で見ながら、
人生の半分以上をここで暮らしながらも、
どことなく近いような、また遠いような、そんなアメリカを思うメモリアルデーの一日でした。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。