夕方、夕飯の準備をしながらユーチューブで日本の唄を聞いたり、のど自慢を聞いたりするのが日課だ。
竹内マリアの曲も、好きでよく聞く。
今日の夕方、杏里の”哀しみが止まらない”を口ずさむと、
「シティーポップがアメリカで今人気なんだよ。」と上の娘が言う。アメリカの誰が聞くのかとたずねると、普通のアメリカ人が聞くんだと言う。ふーん、どうして?とたずねてみた。
ダフトパンクと言うデュオがいるんだけど、彼らが竹内マリアのプラスティックラブのメロディーラインに似せた曲を作ったからかな、そこから火がついたんじゃあない?と言うのは彼女の見るところのようだ。
果たして、事の真意は定かではないが、日本シティーポップがアメリカで人気があると言うのは、確かのようだ。その人気の中で、竹内マリアや杏里と言った80’や90’の唄がYOUTUBEにたくさん上がっていて、コメントが凄いらしいのだ。
どんなコメントが多いのと聞くと、大まかに言うと、”こんな気持ちのいい歌が今までどこに隠れてたんだ!”、的な反応ならしい。ダフトパンクのサムシング・アバウト・アスと言う曲と、竹内マリアのプラスティックラブを聞き比べるユーチューブも上がっている。松本零士がミュージックビデオのアニメを作成していたりして、おそらく日本にもかなり通じている、マニアックなグループなのだろう。
アメリカの若者たちが、日本のシティポップと呼ばれる歌を聞いているというわけで、
「日本語で聞いてるの?」
「そうだよ。」
という事らしいのだ。
竹内マリアのプラスティックラブを聞いた人が、駅や、シングルアゲインを聞き、杏里のキャッツアイや哀しみが止まらないと聞いている、という事なんだ。ふーん、そうなんだと、言う話になって、
「もっといい歌がたくさんあるよ。」と八神純子や山下達郎もいいよ、とすすめる。
竹内マリアも良いけれど、時あるごとに聞きたくなるのが、テレサ・テンの歌だ。テレサの歌は聞いても聞いてもなお聞きたい。