食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『山の清水に生きるボッカ』

2013年06月27日 17時49分22秒 | 日記

竹を切りに行くための道具を取りに山小屋に行き、車に乗せていた時、山にある小

さな清水が流れる小川からバシャバシャと大きな水音がした。山の事だからカエル

が蛇にでも襲われたのかと、その方向に行って見ると音の主は大きなボッカだった。

山のボッカにしては大型で約10cmはある奴が、鯉の滝登りならぬ清水登りをして更

に上流を目指しているのだ。何の目的があって上の方に行くのか。

以前、もっと上流で7~8cmのものを見たことはあるが、雨で水かさが増すと鉄砲水の

ような勢いで流れるので、そうした時に流されて下の方に行ったに違いない。それに

しても、この魚は不格好なのに綺麗な水を好むようで、泥や濁りある所では見かけな

い。ここに来るまでにも段差が沢山あり、水のない場所を迂回しなければ来られない

はずなのに、現にここにいるのだ。こいつは水の少ない所でも平気のようで、身体が

半分くらいしか浸かっていなくても、じっとしている。

魚は身を隠すためにも少々の濁りがある方が安全だと思うが、この魚は黒に近い茶

系のマダラで清水の石ころと同化することで身を隠している。ボッカとはこちらの方言

での呼び方だ。私は海釣り専門だったからボッカと聞いた時、海のボッカかと思った

ら、山のボッカとは違っていた。因みに海のボッカはカサゴのこと。

      枯葉や岩に紛れて暮らす、キンタロー。のように頭が大きい


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