食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

人間ドックと再検査

2019年08月14日 20時51分56秒 | 日記

今年も人間ドックを受けることが出来(応募が多いと抽選)、結果をみると2つも再検査項目があり忘れかけていた

『青天の霹靂』。今年も胃カメラではなくバリウムを選択したことが良くなかったようで『食道に変形が見られるので

胃カメラの検査要』更に『大腸検査、血液反応220(上限150)で要大腸がん検診』ときた。(検便を2つ提出した内

の1つに異常)

胃カメラは何度もやっているから『あっ、そう』ってな感じで受ければいいのだが、食道の変形となると穏やかな日

々とはいかない。

病院の指定する順で受診する。胃カメラはスルスルと飲み込み調べてもらったがきれいなもので異常なし。

大腸検査はやったことがないので少々ナーバスになる。

医者から『この検査はきついですから頑張りましょう』とエールを送られる。前日から薬を飲み、当日は2㍑ほどの

下剤を飲み腸内を空っぽにするのが大変だとも、聞かされていた。しかし、始めてみると別に大変でもなく、ぐい

ぐいと飲み続けトイレに通う。便の色が透明になるほど腸内が空の状態に近いので、究極の目標はそこになるが、

実際には少しくらい色が残るらしい。私の場合は透明近くまでもっていけた。

朝から飲みはじめ13時30分から検査を始める。

肛門から大腸カメラを入れてごにょごにょ。私の場合、胃と食道がん手術の結果、腸の一部が癒着しているらしく

(医者と看護師の話している内容から)うまく前進できないようだった。カメラがカーブする時は中から何とも言えない

痛みのようなものが数秒続き息を止めるようにして凌ぐ。

初めてのことで受ける側は時間の過ぎるのを我慢強く待つしかない。30分くらいしてから『ポリープが2つあるため除

去します』と話があり『何でもいいから採って』と軽口を叩く。

その後も大腸カメラの珍道中は続き普通は30分くらいのものが約1時間かかり、検査は終了し結果は異状なし。

大山鳴動、鼠・・・・の如くであったが人間ドックではよくある話。

『何もないのに脅かすな』と怒ることなかれ。何もないことを手にし再び健康であることの喜びを味わったのだから。

『もし、大腸がんだったら恐らく初期だろうから処置をすれば何とかなるだろう』と、癌に対する恐怖心は全くなかった。

言い尽くされた『早期発見、早期治療』は癌を普通の病気に変える最高の薬なのだ。


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