以前から興味がありネットで調べていた『ソーラー・バッテリー・チャージャー』なる商品、
こうした少しハイテクめいて小回りの利く製品は日本の独壇場だった。そうした製品は改
良を加えられ、機能性を追加、つまり付加価値を上げ価格を上げていき利益確保をして
きた。しかし、そうしたものは不要な機能満載、価格は膨張のパターンでいつしか市場か
ら消えていく。
単機能だと価格が低く利益が出にくいから、類似の製品開発もされなくなる。しかし、そう
した製品を作ってもそれで十分に利益を出せるのが、今の中国だ。
ちょっとした機能でも便利な製品は沢山あるが、そうした製品の大半はMade in China。
アフリカの方にも沢山輸出しているが現地の評価は『安くて手頃な値段。スペックの変更
などもフレキシブル』とよろしい。製品の故障率は多少高くても低所得者でも手が出せる、
これが魅力だと言う。つまり故障は少なく、いい製品でも高価で手にできなければ何の意
味もない製品と同じ、それが今やMade in Japanということだ。欲しい測定器やちょっとした
電子機器を調べてみるとMade in Japanは見当たらない。全てMade in China。
今回、手にしたのはバッテリー・チャージャーで山小屋に置いているバッテリーを充電して
やろうと思ってのことだ。充電というより軽く補充する程度にしかならないだろうが。これにヤ
マハの電子ピアノ(ポータトーン)を接続して使っている。本当の効果がどれくらいあるのか評
価は今後にご期待といったところ。雨降りで薄暗かったのに測ってみると12V以上の発電
があったから、明かりなどに利用できないか検討してみる価値はありそう。
こんなものを使ってみるともう少し規模の大きいものに興味が出てきたりする。こうしたこと
に繋がるのも、製品を手にしたからである。
アフリカでこうした連鎖の結果はMade in Chinaで埋め尽くされ、大和の企業の出番は無
くなることを意味する。
さて、もう一品は赤外線式デジタル温度計(レーザー放射による測定機能もある)。同じく
Made in China。測定物に赤外線を発射すれば即座に温度測定をしてくれる。
しかも-50度から350度までと広いレンジでの測定が可能。
実は、炭窯の温度測定は重要なことで、棒温度計が備え付けられているが、薄暗い場所
で煙も混じる場所では見難いので、試験的に買ってみた。炭焼きでは煙突から出る煙の
温度を測定することにより、窯の内部の様子を推定する。例えば、70度前後だと炭木に火
が回っていないとか80度近くになると火が回り始めてきたなどと予測し、次の工程を準備
する。もし、この温度計が機能すれば、温度測定も即座に正しくできるはずだ。今後の評
価試験に期待したい。
いずれの製品がスペック通りとは思っていないし、誤差など日本の感覚とはかなりの開きは
ありそうだから、別のものと比較するとか、参考程度に使う、そしてすぐ故障するかもしれな
いリスクを承知した上でお勧め。
『年末準備で多忙な日』
今朝から明日の餅つきのための準備にかかり、コンロ代わりに使うメガネストーブを引っ張り
だし、煙突・薪の運び込みなど。その間に門松用の裏白採取のため山に入り、午後からの
門松飾りに使うものだ。ついでに我が家が使う鏡餅(12~3センチ)
の下に敷く小さな裏白と、杠を調達しておく。その足で畑に行き、正月用の野菜を採りにい
く。それで午前は終わり、午後から門松の飾り付け。
皆さんが夫々、持ち寄られた材料で,ワイワイ言いながら飾って出来上がりをみると、中々な
もので、この会館もいい正月を迎えられそうだ。
夕方から、年末恒例の松前漬けデラックスと勝手に付けた名前の漬物作り、これは昨年末の
ブログにレシピを載せているので、興味のある方はご覧あれ。
温度計 ソーラーバッテリーチャージャー