食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回想旅行記、コンヤ』

2014年03月29日 17時26分57秒 | 旅行

 

コンヤでの観光は事前調査の結果からも期待できるものではなさそうだった。メヴラーナ博物館は旋回舞踏で有名なメヴラーナ教

団の創始者に関するものが展示され、私には眉唾のイスラム教の預言者ムハンマドの髭が保管されている小箱が展示してある。

宗教に関するものを信じる、信じないは自身の選択で信じないことは冒涜ではない。

確かに箱はあったが中身は見ていないから何があるのか知らないし、仮に何かを見たとしても、それがムハンマドの髭と説明されて

も・・・。

博物館で見学をしてからは、只管(ひたすら)にパムッカレを目指して約400kmの長距離ドライブをする。途中のトイレ休憩で立ち寄った

ドライブインには土地ならではものが販売されているから、そんなものを目敏(めざと)く見つけた人が短時間休憩を有効に使える。

トルコは農産物が豊富で特に果樹類の加工品は種類も多いし値段は安く感じた。ここで立ち寄ったドライブインには日本ではお目に

かかれないザクロのジュースが売られていた。大きなザクロを専用の機械に挟み、押しつぶして果汁を搾り出す。赤ワインのような色

の果汁は見た目と違って割とあっさりした味だった。日本でザクロのシーズンは秋だと思ったのだが、ここでは3月なのに未だ旬のよう

だ。ドライブインまでの道中に落葉樹の果樹園らしきものは沢山見られたが、いずれの木々も既に裸で新芽をこれから出そうとしてい

た。それなのに、ここには大量のザクロがジュース用として、どこかもっと暖かい所から来たものなのか、長期保存されたものなのかが

確保されていて新鮮な生ジュースを提供している。こうしたドライブインは有料トイレ、コンビニ、土産物屋、カフェをコンパクトにしたような

所で、トルコのように駄々広い国をバスで移動するにはなくてはならないものだ。

特にトルコの移動手段はバスしかないと言い切れるほど公共交通はないから、観光客にとっては大袈裟に言えば命綱のようなもの

でもある。

                                ザクロジュース

                       店員の前にある機械で搾り出す


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