食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回想旅行記、カッパドキアⅠ』

2014年03月26日 17時24分00秒 | 旅行

突然、削られ丸くなった岩が見え始めカッパドキアの中心地に近づいてきたことを予感させ、暫くすると添乗員が下車の準備を促す。

到着しバスを降りるとそこは高台になっていて、眼下には写真で見た奇岩群が全視野を埋め尽くしていた。そして岩の中ほどには窓

なのか戸なのか知らないが四角の穴が開いていて、今でも人が使っている岩屋のように見えた。

ここの谷には色々な国から観光に来ている人も多く、其々がお気に入りの場所で写真をとることに夢中になっていた。私もパノラマ

機能を利用してギョレメ国立公園の谷を撮影。岩の軟らかい所が浸食され硬い部分だけが残された結果が現代に見る、奇妙な光

景、元々は柔らかい地層の上に硬い地層があっただけなのに、歴史という芸術家が時間を使い作り出した芸術作品だ。グランドキ

ャニオンは壮大な荒削りの作品とすれば、ここは何の意図を以て削られた作品と言えよう。

すぐ横のお土産屋に入ってみるが写真、きのこ岩、ラクダ岩など奇岩をモチーフにした粘土細工、目玉のお守りナザール・ボンジュ

ウが所狭しと置かれている。トルコアイスの店は客が増え俄然やる気を出し所作はオーバーになり、喜んだ客が飛びつく。妻もその一

人に加わり、延びる延びるクネクネ・アイスを手にしてご満悦。

このスポットは所謂、絶景ポイントでカッパドキアの代表的な場所の一つでもある。写真タイムを終え奇岩が近くで見える場所に移動し、

ここで少しだけの写真タイムをとり本日の団体行動は終了となりホテルで食事を摂る。食後、私たちはベリーダンスのショーを見ること

にしていたので、その会場に連れて行ってもらう。OPツアーで出かけたのは私たち夫婦とナヨナヨした男子2人の計4人、ショーを観

ながらワンドリンクのサービス付きのはずだった。ところが、テーブルに720mlのラクという40℃くらいの酒がついていて、これがワンドリ

ンクらしい。ほんの少しだけ口をつけたが、強くてとても飲める代物ではなく、私はワインを別注する。ショーが始まりトルコ美人が民族

衣装を着て国威発揚のような勇ましい踊りを踊ったり、例のクネクネ・ダンスで盛り上がって来た。私たちの後のテーブルにいたグル

ープは踊りの途中でラクを飲み干していた。私たちのテーブルでは飲まないからそれを渡すと、ニコニコしてThank youを連発してい

た。

 

 


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