食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『安芸北区からの電話』

2014年09月01日 12時50分09秒 | 日記

今の時期は鳥取名産の二十世紀梨がシーズンを迎える。私たちが子供の頃はもっと秋が深まってからの物だったと

思うが、近年は生産方法も改善され収穫時期に幅が出て、残暑だと言う時期にもう秋の味覚を味わうことが出来る。

私が県外にいた時いつも母が送ってくれそれを食べると故郷を思い出し季節を感じることができた。

こちらで暮らすようになるといつでも名産品の梨を食べることができるようになると、以外にもそう頻繁に食べる

事はないように思う。遠方の友人にはご無沙汰挨拶代りに梨を送っている。

先日、大災害に遭った広島の安芸北区にいる友人に送った梨のお礼の電話があった。災害のあった夜、災害見舞の

電話をかけたが安否、被害の確認だけの短い電話だった。それから時間が経ち周辺の状況もよく分かってきたこと

もあり、改めて災害の大きさとマスコミの間抜け批評を知ることが出来た。

会社の支所が広島にあったことから当時の社員もこの辺りに住んでいる人が居ても不思議ではないと思っていたが、

案の定、一人の元社員が避難所に避難している事が分かった。恐らく自宅も何らかの被害に遭っている可能性が高

いらしい。

両親の実家があった場所も被害にあっているらしいから現場近くを見に行ったが、自分たちの思っている以上に広

範囲に被害があり小さい規模の土砂崩れ、河川の護岸流失、道路の陥没の連続で迂回をし乍ら向かったが、余りの

被害に怖くなり引き返したという。

さて、当日の雨は俗に言う『バケツをひっくり返したような・・・』なんて生易しいものではなく、夜の早い時間

から屋根が壊れるのではないか、また雷はひっきりなしに鳴り床が響いていて会話も出来ないほどだった。仮に避

難指示が出されてそれを知っても避難できる状況ではなかった。だから今後の対策は大雨の予知に限界がある以上、

指示の有無に関わらず取り敢えず身を守るための避難所などの即応(行政は避難指示を出すための避難所準備も必

要なため支持の出し方が遅くなる)、住民は災害時には自分で身を守ることを基調とし自主判断する癖をつけるべき

だと思う。自分で動けない人や足腰の弱い老人など弱者に対する援助についても殆どが手をつけられておらず、有

事に対する有効的な手段を確立すべきと思う。

いつも言われる、災害は忘れた頃にやって来る・・・・・これはもう古く『災害はいつやってくるか分からない』


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