食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『ドブロヴニク観光Ⅰ』

2014年01月09日 18時05分12秒 | 旅行

朝、目が覚めると今日も天気は良さそう、しかも観光場所はすぐ近くだから比較的ゆっく

りとしたスタートだった。快晴で見事な青空の中、ホテルから旧市内が一望できるベストビ

ューポイントに移動していく。街から少し離れた小高い山の上から見下ろす場所と海上か

ら眺められるところがベストポジション。

ホテルを出ると直ぐ狭い道を登り始め、ほぼ上り詰めると眼下には紺碧の海が見え始め、

旧市内が見える場所に移動する。しかし、このポイントにバスを駐車させるだけの道路幅

がないので、バスを路上で待たせるような形で私たちは下車して写真タイム。少し残念な

アングルなのは手前の松の木が街並みにかかる為、ガイドブックのように撮れなかったこ

とだ。

思い思いに写真やビデオを撮りバスに乗り込み、そのまま直進し1Kmほど先でUターンし

て旧市内の方に戻って行った。

町に戻り昨晩、食事をした城塞を目指す。ここで観光地図が配布され、本日の観光内容

について説明を受ける。ピレ門から城塞に入り昨晩歩いた場所にある有名な所を観光し

て歩く。この街も内戦の時にユーゴ政府軍から攻撃を受けている。内戦以前はともにユー

ゴスラビア社会主義連邦共和国を構成し同じ国民だったのに、民族という名により国の箍

(たが)が外れて憎しみ合う敵同士に変わってしまった。城塞の中は狭い街だが、撃ち込ま

れて被害に遭った場所の地図が作られている。

被害の状態が分かるように印が変えられているが、その数は逃げる場所があるのだろうか

と言うほど多い。この地図は攻撃を加えた方を非難するものではなく、戦を戒めるための物

でもある。人間は戦をしては平和の有り難さを知り、こうして戒めを作りながら、対岸の火事

であったり、糧として活かし切れない悲しい性を持つ生き物のようだ。だから霊長類の頂点

に立っていると自負しているらしいが、それは嘘だ。

ピレ門を降りて行くと噴水がある。この噴水の頭の部分にも砲弾が撃ち込まれ損傷してい

る。そこから昨晩通り抜けたプラッツァ通りが始まる。通りには横に伸びる狭い路地があり

産店や喫茶店のようなものがある。私の頭の中にはサッカーのユニフォームで見たクロア

チアのチェックのマークが強く残っており、Tシャツもあのマークが刷り込まれたものが土産

として店の軒先を埋めていると想像していた。ところが以外にもあのマークは余り幅を効か

していないし季節外れもありTシャツは全く見ることがなかった。

ガイドさんの紹介で唯一、Tシャツを売っている店があることを知る。

             山の上までケーブルカーで登れる

          船着き場、ここから海上観光に出る

 

    頭に乗って願い事をすると叶う、頭は傾斜しており乗れない

         城壁に登ろうしている観光客


最新の画像もっと見る

コメントを投稿