近年、ミズナラの立ち枯れに関するニュースをチョコチョコ見る。大きく扱われるケー
スは集団で枯れ始めるというものだが、私の山でも立ち枯れはありニュースで報道さ
れているものと同一の症状かは分からない。よく似ているのは7月頃から段々元気が
なくなり先日、全体的に枯れてしまっていた。ブログに載せたカブトムシの写真、そ
の木だ。
最近はお客さんが少ないと思っていたが、木の上の方では徐々に枯れ始めていたか
ら樹液の出方も悪くなり、虫たちも寄り付かなくなったのが本当の理由のようだ。
20mくらいはある大きい木、普通なら晩秋に倒して春になってから椎茸菌を打ち込め
ば、立派な椎茸原木になるが、こんな枯れ方のものだと炭にもできないからストーブの
槇にしかならない。私は山の広葉樹、落葉樹を大切にしている。昔これらの木は15年
周期くらいで倒され、色々な用途に使われていた。倒したところから新しい芽が出て
くる。木を倒す場所をシフトしながら山を活用していたから、山の手入れもきれいにさ
れていたことになる。今は、ミズナラ、ブナなど珍重された木々も放置され、大きくなり
過ぎて使い道すらなくなるなんて勿体ないことも起きている。
右側の木と同じ木なのに枯れて哀れな姿に
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