昨日の日経新聞に、日経公開講座として『日経NEWSキャンパス』を開催するとの記事が出ていた。就職活動を始める学生さんのための,日経記事を基にした『就職に役立つ知識を身につけよう』の内容との事。
最近ネットで情報記事が氾濫し、新聞は時間軸を逸したためか読まれることが少なくなったが、ネットの記事に現れない世の中の動きをつかむためには重要な情報源である。
この中で、日経のWEB版とは別に本紙の閲覧が、今までは1週間であったのが1ヶ月まで閲覧できるようになったのは非常にありがたい。(小生は新聞を1か月分保管している)
このブログのどこかで『最近日経の記事が面白くない』と書いたが、最近の日経新聞は技術面での動きの解析が少なくなっているのは否めないところであり、技術屋にとっての不満点である。
東芝の衰退の問題や、タカタの破綻の問題など、関係する大手起業との関係があるのかもしれないが、もう少し技術の進歩と言う面からどうであったのかの解析を記事として掲載すれば、今回の学生さん向けのセミナーでも、就活に向けた本当の知識を与えてあげれるのではと考える。
例えば自動車の自動化の動きの中で、日本の技術がどういう位置づけにあるのか。これらを支える基盤技術は、電気自動車では何がキーなのか。これらと、日立、パナソニック、東芝などの基幹技術との関係は。さらには世界を見回したとき、コンチネンタルやボッシュと言った自動車制御のトップメーカーとトヨタを支えるデンソーなどとの技術競争は。又、一方日本だけのストロングハイブリッド技術のグローバル展開の可能性や、世界標準となろうとしている48V対応など、日経新聞の記事としては出てきていない所は寂しい限りである。これを日程テクノロジーや専門誌では掲載されているが、もっと技術を理解できていない人たちへも、『日本はガラパゴス化されていませんか』と警鐘するのも新聞の使命とも思っているので、ハイブリットが伸びようとしているときのような、先を読んだ記事がほしいものである。
タカタの問題についても、エアバッグは人の命を守る最後の砦であり、過去タカタがシートベルトの開発から始まり、何も技術のない中で大手自動車メーカーからの要請でここまで作り上げたのは事実であり、この中でどんな技術が欠けていたから今回の問題を引き起こしたのか。単に技術力だけであれば、色々な知恵を外部から取り入れればできたであろうが、究極、安全優先確保のための組織。特に品質管理に対するトップダウンでの意識。さらに言えば危険予知、想定をすることの知恵が欠如していたかとも思えるが、同じ事は、韓国での携帯端末のバッテリー爆発事故も、想定を想定内で納めるための危険予測と、これに基づいた検証作業、管理が不足していた可能性があり、『見る目』の醸成が重要となってくる。
このあたりも、学生さんへ話をする中で、会社へ入れば、どんな考えで、何をする必要があるのかを知ってもらう切り口になるのかもしれない。
この中で究極、職を求めるときに何を目指してという事かと思うが、何となくいい会社へだけでは受け入れてもらえず、人に寄り添えるロボットを作りたいという希望であれば、AI技術の進歩を語るだけでなく、人に寄り添えるという事は何なのか。将棋のように、単に過去の事例から割り出して最良の一手を打ち出すだけでなく、そこへヒューマンインターフェイスと言うファジーな事も手として繰り出す事が必要と考えられ、ここを開発したいというところまでアピールできるような知識を身に着けてほしいものだ。このためには、単に情報工学の勉強だけではなく、実際の福祉現場へ出向くなどの事で、アピール力もつけれるような勉強の手段もこの講座で奨められ事を期待したい。
小生も昨年まで会社人間であったが、入って来た新入社員へ、『就職』の意味を問うたことがあるが、会社訪問などの段階では『探職活動』でないと、自分の意志と会社のニーズを見極めれないのではと思っている。会社にセレクションしてもらうだけで、双方が一致した目標が持てない限り、即戦力として『仕事に就く』、真の『就職』にはならないのでは。
又、話は少し長くなるが、入社早々5月に会社を去る新入社員も多いとの事も昨今報道されているが、この日経の就職のためのセミナーが、入社前の学生たちに、会社ってこんな所。こんなスキルは持ち合わせることが必要では。会社での常識は・・等の事を入社までの間に教えてあげる勉強会も必要なのではとも思っている。
技術系の学生が商社へ入れば、いきなり実務ベースとなり、『L/C確認どうなっている』と上司から言われチンプンカンプンの場合があり、今までは、ブラザー制度で少し上の先輩から学ぶ事が出来ていた事もキーを教えてもらえにくくなっており、こういった即戦力での必要なスキル学習もどこかでは必要であり、これがないと落ちこぼれるかもしれない。
今大学では若手の教授陣が多くなっているように思えるが、本当の会社での実践をされていた方も少ないようであり、学生さんへ会社の実態を伝えきれていないこともあるのかもしれない。何か次の手のセミナーを期待したい。
最近ネットで情報記事が氾濫し、新聞は時間軸を逸したためか読まれることが少なくなったが、ネットの記事に現れない世の中の動きをつかむためには重要な情報源である。
この中で、日経のWEB版とは別に本紙の閲覧が、今までは1週間であったのが1ヶ月まで閲覧できるようになったのは非常にありがたい。(小生は新聞を1か月分保管している)
このブログのどこかで『最近日経の記事が面白くない』と書いたが、最近の日経新聞は技術面での動きの解析が少なくなっているのは否めないところであり、技術屋にとっての不満点である。
東芝の衰退の問題や、タカタの破綻の問題など、関係する大手起業との関係があるのかもしれないが、もう少し技術の進歩と言う面からどうであったのかの解析を記事として掲載すれば、今回の学生さん向けのセミナーでも、就活に向けた本当の知識を与えてあげれるのではと考える。
例えば自動車の自動化の動きの中で、日本の技術がどういう位置づけにあるのか。これらを支える基盤技術は、電気自動車では何がキーなのか。これらと、日立、パナソニック、東芝などの基幹技術との関係は。さらには世界を見回したとき、コンチネンタルやボッシュと言った自動車制御のトップメーカーとトヨタを支えるデンソーなどとの技術競争は。又、一方日本だけのストロングハイブリッド技術のグローバル展開の可能性や、世界標準となろうとしている48V対応など、日経新聞の記事としては出てきていない所は寂しい限りである。これを日程テクノロジーや専門誌では掲載されているが、もっと技術を理解できていない人たちへも、『日本はガラパゴス化されていませんか』と警鐘するのも新聞の使命とも思っているので、ハイブリットが伸びようとしているときのような、先を読んだ記事がほしいものである。
タカタの問題についても、エアバッグは人の命を守る最後の砦であり、過去タカタがシートベルトの開発から始まり、何も技術のない中で大手自動車メーカーからの要請でここまで作り上げたのは事実であり、この中でどんな技術が欠けていたから今回の問題を引き起こしたのか。単に技術力だけであれば、色々な知恵を外部から取り入れればできたであろうが、究極、安全優先確保のための組織。特に品質管理に対するトップダウンでの意識。さらに言えば危険予知、想定をすることの知恵が欠如していたかとも思えるが、同じ事は、韓国での携帯端末のバッテリー爆発事故も、想定を想定内で納めるための危険予測と、これに基づいた検証作業、管理が不足していた可能性があり、『見る目』の醸成が重要となってくる。
このあたりも、学生さんへ話をする中で、会社へ入れば、どんな考えで、何をする必要があるのかを知ってもらう切り口になるのかもしれない。
この中で究極、職を求めるときに何を目指してという事かと思うが、何となくいい会社へだけでは受け入れてもらえず、人に寄り添えるロボットを作りたいという希望であれば、AI技術の進歩を語るだけでなく、人に寄り添えるという事は何なのか。将棋のように、単に過去の事例から割り出して最良の一手を打ち出すだけでなく、そこへヒューマンインターフェイスと言うファジーな事も手として繰り出す事が必要と考えられ、ここを開発したいというところまでアピールできるような知識を身に着けてほしいものだ。このためには、単に情報工学の勉強だけではなく、実際の福祉現場へ出向くなどの事で、アピール力もつけれるような勉強の手段もこの講座で奨められ事を期待したい。
小生も昨年まで会社人間であったが、入って来た新入社員へ、『就職』の意味を問うたことがあるが、会社訪問などの段階では『探職活動』でないと、自分の意志と会社のニーズを見極めれないのではと思っている。会社にセレクションしてもらうだけで、双方が一致した目標が持てない限り、即戦力として『仕事に就く』、真の『就職』にはならないのでは。
又、話は少し長くなるが、入社早々5月に会社を去る新入社員も多いとの事も昨今報道されているが、この日経の就職のためのセミナーが、入社前の学生たちに、会社ってこんな所。こんなスキルは持ち合わせることが必要では。会社での常識は・・等の事を入社までの間に教えてあげる勉強会も必要なのではとも思っている。
技術系の学生が商社へ入れば、いきなり実務ベースとなり、『L/C確認どうなっている』と上司から言われチンプンカンプンの場合があり、今までは、ブラザー制度で少し上の先輩から学ぶ事が出来ていた事もキーを教えてもらえにくくなっており、こういった即戦力での必要なスキル学習もどこかでは必要であり、これがないと落ちこぼれるかもしれない。
今大学では若手の教授陣が多くなっているように思えるが、本当の会社での実践をされていた方も少ないようであり、学生さんへ会社の実態を伝えきれていないこともあるのかもしれない。何か次の手のセミナーを期待したい。