筑波海軍航空隊記念館～その他編～

記念館に入ってすぐに、ペンダントトップの展示がお出迎え。
金井正夫少尉が、文通相手の女学生に贈ったもの。
コクピットのガラスで作られています。
文通２００通、しかし、金井少尉は戦死したため、二人が実際に会うことは、一度もなかったとのこと。

～パフレットより抜粋～
ペンダントが記念館に展示されるまで
私たち記念館スタッフは、そのペンダントを記念館の展示品としてお借りすることを毎年の慰霊祭にいらっしゃるその元女学生にお願いし、快諾していただきました。ところが、記念館開館間際になってもそのペンダントは届きません。私たちスタッフが心配していたところ、ギリギリになってそのペンダントが一通のお手紙と一緒に届きました。

スタッフ様
先日は記念品の数々　お送り戴きまして有難うございました。心よりお礼申し上げます。
金井さんよりの「ペンダント」お送り致します。いよいよ我が手より離れて行くと思いますと一筋々々の彫り跡がとても愛おしく一日のばしになってしまいました。お許し下さいませ。頂いたのは、小箱と共に防風ガラスで作った小さな飛行機とハートのペンダントで一度だけ鎖をつけて身に付けましたが大切な宝物なのでずーと小箱と共に手元にありました。
小袋に入れて大切にしておりました。どうぞ　よろしくお願い致します。


二人の写真。

記念館内には、戦争と特攻に関わる資料が、色々と展示されています。
また、１Ｆでは、ビデオの上映も行われています。
恋人が戦死して、遺影と結婚式を挙げた話は、涙なしには聴けません。
スタッフのご努力で集められた様々な人たちの思いが詰まっています。
ぜひ、ご自分の目で、観てみてください。

寄せ書き。
他にも、学徒動員をねらって、エリート意識を刺激するポスターなんかも展示されていた。
いかに巧妙に、国民を戦争に動員していったかがわかる資料として、興味深い。



記念館周辺には、他にも、戦争遺跡などが。
とりあえず、こころの医療センター敷地内で観られるものをご紹介。













敷地内にはありませんが、他にも、海軍道路、慰霊碑、滑走路跡、地下戦闘指揮所跡（非公開）公開中などがあるそうです。