KONASUKEの部屋

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コウモリガ20190920

2019年09月25日 | チョウ目
コウモリガ。

幼虫が樹木や果樹の害虫として有名な、比較的大型の蛾。

何だか葉巻みたい。
お尻がはみ出してる(笑)

分類:チョウ目コウモリガ科
翅を広げた長さ:45~110mm
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~山地
成虫の見られる時期:8~10月(年1化、または2年で1化、植物による)
          卵、幼虫で冬越し
エサ:成虫・・・食べない
   幼虫・・・幼齢:地面近くの枯葉、雑草
        若齢:ヨモギ、キク、イタドリ、ギシギシ、ムギ、トウモロコシ、ワラビ、バラなど草本の茎
        老熟:クヌギ、ナラ、クリ、キリ、スギ、ポプラ、ハンノキ、ヤシャブシ、ウツギ、ヤナギ、ライラックなどの生木
その他:メスはオスよりはるかに大きい。
    広葉樹林と林縁、畑地などに棲む。
    日没前後に活発に活動する。
    オスはメスを誘うために、林縁を8の字飛翔する。
    メスは飛びながら、卵を地面にばら撒く。
    1頭のメスが2000~3000個の卵を産む。
    (以下、2年で1化の場合の生活史)
    卵はそのまま越冬し、4~5月頃孵化する。
    幼虫は初め、地面近くの枯葉や草を食べて成長し、その後、草本の茎に潜り込む。
    6~7月、木の幹に移り、幹の根元や、やや上から入る。
    (近い仲間のキマダラコウモリでは根際)
    穴の入口を、木屑と糞を糸で綴ったドームで蓋をする。
    幼虫はそのまま越冬する。
    8月上旬頃、穴を糸で塞いで、孔道内で蛹化する。
    蛹の期間は2~3週間。
    蛹は孔道を移動できると言われ、抜け殻は穴から半身が出る。
    成虫は6~7日しか生きられない。
    幼虫は頭が大きく黒褐色、胸・腹は乳白色~淡い黄褐色で、背には黒褐色の斑紋がある。
    終齢幼虫は体長約45~80mm
    幼虫は普通、樹上部に向かって垂直方向に喰い進む。
    幼虫の成長が十分でない場合、木質部に食入できずに、幹の周りを一周するように食害し、木が枯れる場合がある。
参考:かたつむりの自然観撮記
   その他、ネット上のサイト    


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
コウモリガ (こいも)
2019-09-25 23:17:00
KONASUKEさん
今晩は~☆
コウモリガですか・・・初めて見ました。
大きな蛾ですね。
すごいです~びっくりしました。
昆虫の生態を知ると色々面白いのでしょうね。
(○'。'○)ん? 「メスは飛びながら卵を地面にばら撒く」すごい~
「1頭のメスが2000~3000個の卵を産む」すごい~
「成虫は6~7日しか生きられない」ちょっと可哀想~
そして成虫はもう何も食べないのですね。
これだけ知っただけでも嬉しくなりました。
何処かで見ることができますように期待したいと思います。
ありがとうございました。
返信する
こいもさんへ (KONASUKE)
2019-09-27 06:37:02
コメントありがとうございます。
返事が遅くなって、スミマセン。

細かい所まで観ていただいて、感謝です<m(__)m>
やりがいがあります。

コウモリガ、なかなか面白い、魅力の多い蛾だと思います。
こいもさんも、いつか見られるといいですね。
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