KONASUKEの部屋

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クロシタキヨトウ20210913

2021年09月28日 | チョウ目
クロシタキヨトウ。
前翅を損傷していて、後翅が見えています。
お陰で同定の手掛かりが得られました。
和名は、後翅が黒い黄夜盗蛾ってことでしょうね。

ただ、マダラキヨトウと酷似しているので、その可能性もあると思います。
ネット上ではマダラキヨトウの標本写真が少なくて、比較が難しいですが。
この個体は、後翅が比較的奥まで暗褐色で、縁毛がハッキリと黄白色をしているので、クロシタキヨトウとしました。

同日、同所で撮影したこれも、恐らくクロシタキヨトウと思われます。

①腎状紋
 ⓐ小黒点
 ⓑ暗色影
②後翅:一様に黒褐色
③縁毛:黄白色

別名:
クロシタヨトウ、クロキシタヨトウ
分類:
チョウ目ヤガ科ヨトウガ亜科
翅を広げた長さ:
37~44mm
前翅の長さ:
17~21mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
5~8月(年2化)
幼虫で冬越し?
エサ:
成虫・・・クヌギ、ヤナギ類、ニレ類などの樹液
幼虫・・・イネ科草本?
その他:
前翅は明るい淡黄色で、暗色鱗片を密布する。
翅頂の尖りは弱い。
内横線は粗い点列。
腎状紋の下端は膨らみ、小黒点を包み、その外方には小さな暗色影を伴う。
前翅の斑紋は個体変異がある。
後翅は一様な黒褐色で、縁毛は黄白色。
(マダラキヨトウはうっすらと黒色鱗粉が散る程度。)
触角は各節一対の微刺毛を持ち、♂は微毛状、♀は糸状。
2化は小型。
林縁、公園などで見られる。
夜行性で、灯火に飛来することも多い。
普通種で個体数も多い。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
渓舟の昆虫図鑑
北茨城周辺の生き物
茨城の蛾
TOEFbioinfo:苫小牧研究林生命情報データベース


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