何か、異様に細長いシャクトリムシです。
分類:チョウ目シャクガ科エダシャク亜科
翅を広げた長さ:1化30~34mm、2化20~30mm
分布:本州、四国、九州
丘陵~山地
成虫の見られる時期:4~9月(年2化)
蛹で冬越し
エサ:成虫・・・花の蜜
幼虫・・・ヤマモミジ、ハウチワカエデ、イタヤカエデ、クマシデ、アカシデなど
その他:翅は淡色で、前翅外横線の外側に二対の黒色点がある。
(類似種のツマキリエダシャクは暗色で、黒色点がない。)
内横線の内側、外横線の外側に淡色部がある。
外横線は翅頂付近で急に向きを変え、前縁とぶつかる。
外横線と翅頂に囲まれた三角部は淡色。
前翅中央付近に、黒点をもつ場合もあるようだ。
止まった時に、後翅の外横線が下にずれるとの情報もある。
(ツツジツマキリエダシャク、ツマキリエダシャクでは、前翅後翅の外横線が直線的につながる傾向がある、とのこと。)
♂は触角が両櫛歯状、♀は糸状。
灯りに飛来する。
幼虫は体の細長いシャクトリムシ。
体色は緑色~褐色まで様々。
春~夏に見られる。
終齢幼虫の体長は約40mm。
参考:ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
学研の図鑑LIVEPOCKET幼虫(学研プラス)
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
虫ナビ
北茨城周辺の生き物
フォト蔵
てんとう虫の歳時記2
確か、幼虫の胸部辺りに黒い斑紋があったように記憶してます。
体長などの記載があればもっと詳しいことが判るかもしれませんね・・・
枝に酷似したシャクガ科の幼虫は皆似ていて判別に迷いますね・・・
でも、その姿形はとっても魅力的ですよね!
確かに、気門付近に黒斑があったり、頭に模様があったりする画像が多いようですね。
体型の合う幼虫が、他に見つからなかったこともあって、フタナミトビヒメシャク幼虫としましたが・・・。
体長は、2㎝無かったように記憶しますが、きちんと測っていないので何とも。
少しでも同定の精度を上げられるよう、目下、悪戦苦闘中です。
これからも気になった点などあれば、ご指摘下さい。