静岡大学人文学部言語文化学科
2010年度「静岡の文化」 最終報告会のお知らせ
2010年度「静岡の文化」 最終報告会のお知らせ
アッパレ会御協力、静岡を舞台に世界を見つめ、学問の基礎を現場で体得し、発信する地域連携フィールドワーク授業「静岡の文化」。第6年目も、終盤を迎えようとしています。
今年の受講者は10名と少数ですが、まさに精鋭。元気に取材を続けています。
10名の受講生は以下の3つの班に分かれて活動中ですが、今年は微妙に重なり合ってもいます。
調べが足りない部分も沢山残っていますが、この3つのテーマを関連させながら深めていくことで、静岡の伝統的な産業と現在の産業、信仰とともにある生活や職人の技の深い繋がりが見えてくるのではないかと期待しています。
毎年のことですが、この授業では「最終報告会」は、授業としての「中締め」であり、これから先、どこを深め、どのように発信していくか、と言う計画をお知らせする場です。
受講生だけでなく、学内外の多くの皆さんにお出でいただき、積極的なご助言・ご提案を戴ければ幸いです。
授業時間を利用するため、平日の昼間で申し訳ありませんが、ぜひお越し下さいますように。
担当教員 小二田誠二
以下、学生達による紹介文です。
常木班
みなさん、静岡大学の周辺にある神社、小鹿伊勢神明社と池田神社を知っていますか?
そして、それら2社を誰が建てたのか、知っていますか?
私たちの班は、神社建築に興味がありました。そして、小鹿に住んでいらっしゃる常木工務店さんが宮大工をしており、それら2社を建てたということを知り、取材をしました。
常木さんは、神社だけではなく、江戸時代から、この地域の方々の家も建ててきました。
常木さんのこと、そして神社建築について知れば、今までとは違う見方で、神社を見られるはずです。
縁起物班
“祝い鯛”ってご存知ですか?
暮れやお正月に玄関に飾ってあるのを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。鮮やかな赤が目を惹きますよね。あれって、「静岡張子(はりこ)」という静岡の伝統工芸品なんですよ。
私たちは、「静岡張子、またそれに携わる人々について知ってもらいたい」という思いでここまで調べてきました。
実際に張子を作っているところを拝見させて頂き、その職人さんの技術に圧倒されました。
静岡には、全国に誇れる技術伝統がしっかりと受け継がれているのです。
みなさんも、職人さんの奥深い世界を少しのぞいてみませんか?
模型班
皆さんは、ここ、静岡がホビーの街であるということを知っていましたか? 静岡市周辺には船や戦闘機、飛行機などの模型を扱った会社が多くあることから、毎年ホビーショーやホビーフェアといった模型関連のイベントが行われていたり、特に今年は等身大ガンダムが東静岡駅にやってきたりと、静岡市はホビーが盛んな街なのです。
私たち模型班(ミニチュア)はそんな模型業界にスポットを当て、実際に静岡市周辺の模型会社を訪問したり、資料を読んだりして、模型の歴史や技術を調べることにしました。
現代の模型製作の素晴らしい技術を少しでも多くの人に知ってもらいたい! と同時に、“模型離れ”が叫ばれる今の時代に、改めて「模型ってすごいんだな」と感じてほしいと思います。
私たちの最終目標は、静岡大学のジオラマを自分たちの手で作り上げることです! 詳しいことを知りたければ、ぜひ説明会に来て下さい♪
日時:2010,7,23(金)16:05~17:35
場所:静岡大学人文学部E201教室
静大前・片山バス停・第一食堂から一番近い、この春開店したパンショップの裏。外に螺旋階段のある2階建ての建物です。
* 事前申し込みは不要です。
* この教室では、前後に通常の授業があります。迷惑にならないようお願いします。
* 早めに到着した方は、新装なった海の見える図書館・新設のパンショップ、第一食堂・生協購買部などをご利用下さい。
*交通案内
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