片頭痛と幻の初マラソンと私

先日の館山マラソンでは大撃沈を超えるほどの大失態劇を演じてしまいましたが、その原因は前夜からの片頭痛にありました。
私はもともと片頭痛持ちなのですが、年間何回かは特に何日間も続くズキズキ脈打つ痛みに苦しめられます。幸い、これまではレース前に大きな頭痛に見舞われたことはなかったのですが…。

さて、私の初（フル）マラソンは1997年のつくばマラソンでした。「３時間59分」（４時間まであと20秒ほど）という劇的すぎるサブフォー達成で完走した私のランニング人生の中でも思い出のレースの一つであります。当時はまだまだマラソンはマイナースポーツでフルマラソンの大会数、出場者数も限られた中（私のクラブでもフル挑戦未完だった方多数）、「サブフォー」の達成は一つの勲章とされた時代でした。

しかし、実はというとその前にも一度だけフルマラソンにエントリーしたことがありました。1996年のかすみがうらマラソンです。しかし、結果としてDNS（会場にも行かず）となりました。DNSのため公式な私の「競技記録（出場大会記録）」にも残っておりませんが…。実際、このブログを書くまで忘れてました（笑）。
ではなぜ、幻の初マラソンとなったのか…？

実はこの年の４月、私は大学に入学しています。といっても私は社会人としてもすでに会社入社６年目であり、より専門的な勉強をしたいと思い社会人学生として夜間学部に入学したわけです。
ちなみに会社から修業免除などの優遇は当然一切ありませんでした！（笑）
昼間会社、夜学校の生活はこれはきつい！！　しかも５年ぶりの本格的な勉学への戸惑いに加えて、職業高校出身の私にとって普通高校では普通に習う英語や物理、数学など授業でほとんど習わないまま（微分積分って何？レベル）いきなり大学レベルの授業を受ける羽目になりパニック状態となった訳です。心身疲労が溜まり片頭痛が爆発したのが入学式から２週間ほど経った後の４月中旬でした。

…そうです！　かすみがうらの開催される週末でした。土曜の時点でとても（当時未知の）フルなどとても無理！ということでDNSを決断しました。それまでレースを欠場したことのなかった私にとって悔しいことではありましたが、さすがに片頭痛で初マラソン完走などとてもできなかったと思います。（さらにそんな思いをしたらその後２度とフルに挑戦していなかったかも…）

結果的に二足のわらじ生活に慣れ、正真正銘の初マラソン挑戦までにさらに１年以上かかってしまった訳ですが…。結果的には劇的なサブフォーデビューを飾ることができて良かったのだと思っております。

ちなみに大学の方は…？　お陰様で留年もなく「総代」で卒業できました！（自慢です、スミマセン…）

どうですか、深イイ話でしょ～！？（笑）