「成人」ランナー“フル完走112回”ひで会長の日記

フルマラソン完走112回まで到達! ランナー生活32年、ランナーズマイスターのシン・ランニングクラブ会長マラソン日記

マイル走(マジックマイル)のすすめ

2012年06月02日 | マラソン(ミニシリーズ、過去の記事)
多くの皆さんにとって一番強化したいもの、それは「スピード持久力」であると思います。特にフルマラソンサブ3.5以上の実力をつけるためにはスピード持久力が必須となります。スピード維持したまま42.195kmを走り切れるスタミナということですね。

たとえばフルマラソンを4時間や5時間で走るスタミナはロング走(LSDやトレランなども含む)を行うことで強化させることができます。しかし、スピード持久力を強化させるにはやはりロング走では限界なのです。

「スピード持久力」を向上させるにはスピード系の練習、すなわちインターバルトレーニングや坂ダッシュなどが必要となってきますが、その中で私が有効であると思っている「マイル走」を紹介します。
これは私が2008年くらいにフルマラソンクラブ記録を目指した時(この辺りはレース回想記3-長野マラソン編-参照)、取り入れていた練習方法です。早い話がトラック1600m、またはロード1.6kmを全力走してタイムトライアルするのです。実はこれは私がこの練習を取り入れた後に分かったのですが、このマイル走は雑誌にも「マジックマイル」という練習方法として取り上げられており、すなわちれっきとした「スピード持久力」強化トレーニングとして認知されている方法なのです。

「フルマラソンを走り切れるスタミナ」があるを前提とすれば、このマイル走のタイムでだいたいフルマラソンを何時間で走る走力があるかも判別できてしまいます。つまり、日頃からマイル走を通じてスピード面での刺激を入れていき、タイム短縮を図れればフルでの記録更新にも期待できるというものです。
例えば、雑誌にはフルをサブ3.5で走るにはマイル走で6分程度で走る必要があると記載されていたと思います。
2008年当時、私は館山、荒川市民をサブ3.5で走りましたが、この当時のマイル走ベストは6分4秒でした。つまり、マジックマイル理論と一致した結果が得られた訳です。
ちなみにサブスリーを出すためにはマイル走では5分20秒は必要とされています。

そんなマイル走に先週末、スーパールーキー2名が初挑戦しました。1名はなんと5分33秒! かなり余力を残してのゴールです。これは今後練習を積んでいけばとんでもない記録を叩き出しそうです!! 
そしてもう1名も5分52秒! いまの時点ですでにフルサブ3.5の潜在能力があるということです!!(もちろんフルを走り切れるスタミナがあればの話) 
いやいや、今年はまたまたすごい人材を確保できてしまいましたね!(笑)

何はともあれ皆さんも試しに行ってみてはどうでしょうか? ただし故障中の人や疲労が溜まっている人はくれぐれも無理しないで下さいね(笑)
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