吉里吉里国は、小国だけれども、ゆるぎない国になるために、いくつかの切り札を用意している。
1.奥州藤原氏の隠し埋蔵金があり、国の通貨「イエン」は、金本位制を取っている。このため、信用だけで成り立っている日本円との為替レートは、どんどん高くなる。
2.国内は、無税なので、タックスヘイブンとして、海外の著名な企業が支店を開き、お金が流れてくる。
3.非常に優れた農作物を作り、輸出もしている。食糧 . . . 本文を読む
井上ひさしの本音は、分からないけれど、彼は、戦後日本のいろいろなことに腹を立てていたように思える。
●その一つが農業。
アメリカの言うなりに、アメリカのやり方である機械化を導入し、米を兼業で作れるようにしたこと。自動車などの機械を輸出する一方、アメリカの大豆や小麦粉などを輸入し、食料自給率が40%と低下したこと。百姓は、百の100の作物を作るから百姓。有機農法で、その土地にあった作り方・品種改 . . . 本文を読む
社会の仕組みを再勉強しようと、まず、井上ひさしの『吉里吉里人』を読んでみることにした。これは、日本から、東北の人口4000人くらいのある村が独立するという話だからだ。国が独立するとなると、どんな手続きが必要か、国として体制を整えるには、何を用意しなければならないかが簡単に分かるのではないかと思ったのだ。
読んでみると、井上ひさしらしい、独特の書き方で、これほどエッチな話が続くとは、思っていなかっ . . . 本文を読む
『ひばりタイムス』に西東京市エコプラザで実施された「どう選ぶ?新電力~地球温暖化の防止に向けて~」講演会の記事が掲載されました。
連載「まちおもい帖」第22回で、エネルギー問題を取り上げたのですが、エネルギー問題全般を取り上げたので、長文な上に難しかったなぁと反省しています。講演会に参加して、多くの方は、新電力に乗り換えたら、安くなるのか、不安はないのか、切り替えは面倒ではないのかという切実な問 . . . 本文を読む
『ひばりタイムス』に連載 「富沢このみの『まちおもい帖』 第22回 原子力発電は本当に必要なのだろうか」が掲載されました。
「原発反対!」と主義主張するのではなく、事実を積み上げて「原発って不要なのでは?」と問いかけたかったのですが、少々論拠が不十分でした。でも、現在、さまざまな技術が実用化されつつあり、持続可能性が世界中で求められるなか、可能なのではないかと思っています。今後も、このテーマは、 . . . 本文を読む