私は、経済、財政にとても疎い。そこで、勉強しながら分からないことを整理してみる。
1.プライマリーバランスの悪化は、将来世代の負担になるという意見
プライマリーバランスというのは、日本の基礎的財政収支のこと。収入(税収)から支出(社会保障費、地方に分配する地方交付税交付金、それから、公共事業・教育・防衛費など)を引いた収支が赤字か黒字かを指す。
平成30年度の歳出は、97.7兆円、しかし、歳 . . . 本文を読む
油圧機器大手「KYB」による免震・制振装置の検査データ改ざん問題は、対象物件が47都道府県で1千件に上る。
KYBという聞きなれない会社だが、萱場工業(カヤバ工業)のことだ。さまざまな油圧機器を製造販売している会社だ。
どうして、こうも、次から次へと、企業のデータ改ざんが起こるのだろう。
私は、前職で、自動車産業の調査担当をしていた。当時は、日本の自動車産業は、品質もよく、燃費や排ガス基準で . . . 本文を読む
吉里吉里国は、小国だけれども、ゆるぎない国になるために、いくつかの切り札を用意している。
1.奥州藤原氏の隠し埋蔵金があり、国の通貨「イエン」は、金本位制を取っている。このため、信用だけで成り立っている日本円との為替レートは、どんどん高くなる。
2.国内は、無税なので、タックスヘイブンとして、海外の著名な企業が支店を開き、お金が流れてくる。
3.非常に優れた農作物を作り、輸出もしている。食糧 . . . 本文を読む
井上ひさしの本音は、分からないけれど、彼は、戦後日本のいろいろなことに腹を立てていたように思える。
●その一つが農業。
アメリカの言うなりに、アメリカのやり方である機械化を導入し、米を兼業で作れるようにしたこと。自動車などの機械を輸出する一方、アメリカの大豆や小麦粉などを輸入し、食料自給率が40%と低下したこと。百姓は、百の100の作物を作るから百姓。有機農法で、その土地にあった作り方・品種改 . . . 本文を読む
社会の仕組みを再勉強しようと、まず、井上ひさしの『吉里吉里人』を読んでみることにした。これは、日本から、東北の人口4000人くらいのある村が独立するという話だからだ。国が独立するとなると、どんな手続きが必要か、国として体制を整えるには、何を用意しなければならないかが簡単に分かるのではないかと思ったのだ。
読んでみると、井上ひさしらしい、独特の書き方で、これほどエッチな話が続くとは、思っていなかっ . . . 本文を読む