現状の課題解決と「あったらいいな」の実現というのは、言い方を変えると、アウトプットとアウトカムの違いなのかもしれません。
たとえば、「地元の農業を活性化させる」というのは、現在元気のない地元農業を活性化させることが課題解決になります。指標としては、農業売上高の増加とか、農業従事者の増加などになるかもしれません。しかし、地元の農業を活性化させることが自分たちの生活にどう結び付くのかが見えないので、 . . . 本文を読む
SFCの飯盛義徳(いさがいよしのり)さんの『地域づくりのプラットフォーム-つながりを生み創発をうむ仕組みづくり』2015年を拝見しました。 飯盛さんとは、Glocomの集まりでご一緒したことがありました。丸田一・国領二郎・公文俊平編著『地域情報化 認識と設計』2006年という本にその時のものがまとめられています。 飯盛さんは、その時も、ご自身が佐賀で手がけられている「鳳雛塾」と富山で生まれこの本 . . . 本文を読む
前ブログで、日本の多くの人は、サービス業で働くことになるという冨山さんの指摘を紹介した。
実際、一部のエリート企業、そうした世界企業に雇用されたエリート人財が頑張ってくれるのは嬉しいが、これらは、多くの人にとっての問題ではない。もちろんそのための高度人財育成方法も改善する必要はあるが。
残りの多くの人がこれから働くと思われる(需要が無くならない)分野は、地域密着型のサービス業となる。
もちろん . . . 本文を読む
冨山和彦さんの『なぜローカル経済から日本は甦るのか』についての続きです。
前ブログに書いたように、Gについては大賛成です。
一方、Lについては、まだ十分理解が出来ていません。
1.冨山さんが言われる、Lの世界で、生産性の低い企業には退出してもらって、生産性の高い企業に集約化させるのは、良いと思います。そのために、これまでの中小企業を守る政策を改め、市場から退出しやすい政策に変えることも賛成です。 . . . 本文を読む
冨山和彦さんの『なぜローカル経済から日本は甦るのか-GとLの経済成長戦略』を読みました。
図書館にお願いしておいて、忘れた頃に貸し出しされたので、人気があり、多くの方が既に読まれている本だと思います。
いろいろな企業の再建などを手掛けておられるだけあって、とても迫力があります。
Gについて書かれていることは、私もなんとなく感じていたことをズバッと分析されていて、小気味よいです。
冨山さんの大 . . . 本文を読む