まちおもい帖2

日ごろ感じていることを書き記します。

国をつくるということ 『吉里吉里人』を読んで

2018-10-19 01:37:43 | 日記

吉里吉里国は、小国だけれども、ゆるぎない国になるために、いくつかの切り札を用意している。

1.奥州藤原氏の隠し埋蔵金があり、国の通貨「イエン」は、金本位制を取っている。このため、信用だけで成り立っている日本円との為替レートは、どんどん高くなる。

2.国内は、無税なので、タックスヘイブンとして、海外の著名な企業が支店を開き、お金が流れてくる。

3.非常に優れた農作物を作り、輸出もしている。食糧自給率は、高い。循環型の持続可能な社会を構築している。人糞は肥料に・・・など。

4.他国からも賞賛されるような病院と医療に関するイノベーションを行っており、外国の優れた医者や学者も大勢来るし、患者としても、世界中から金持ちがやってくる。毛生え薬、ガン治療薬など、開発されたら世界中の人が喜ぶものを開発している。将来的には、大国のなかで虐げられている少数民族などの地域にこの病院のチェーン店を作る計画。

5.地熱発電により、エネルギーに困らない(自給率が高い)。

6.世界とは、タックスヘイブンや医薬事業などにより、尊敬されつつ連携を強める方針であり、戦争などの力で外交をしない。しかし、いざという時に備え、自衛のための武器は持っている。

7.無税だが、国のインフラなどに使うお金は、上記によって財政は豊かで、かつ、巡回バスが国会・裁判所・行政を兼ねており、効率的。労働は、平等に時間給であり、コミュニティ通貨で支払われる(銀行でイエンに変えて使う)

8.中学生も、一人前として、役割を持っている(放送局アナウンサー、警察官兼自衛官・・)。

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埋蔵金がどこにでもあるわけではないけれど、吉里吉里国が考えたように、「ゆるぎない地域・国」になるには、どうしたらよいかを「考えてみる」価値は、あるのではないだろうか。

 


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