羽生結弦選手 応援ブログ~kosumo70

日々の出来事や、フィギュアスケート、羽生選手の情報や感想など。
楽しく羽生選手を語りたいと思います。

NHK杯 まとめ

2015-11-29 20:05:48 | 日記
 300点超えを生んだ羽生結弦の“気づき”
 無駄ではなかった2つの苦い記憶


 見る者を驚愕させたスコア
「言葉では言い表せないです。実際、ユヅルがリンクから出てきたときも
 そう言ったんです。『言葉は何も思いつかない』と。
 本当にすごく偉大で魔法にかかったような瞬間だったと思います。
 みんながスケートにおける特別な瞬間を目撃したと思っていますし、
 一生忘れられない出来事だと思います」

 羽生結弦(ANA)のコーチであるブライアン・オーサーは、愛弟子の演技に
 ついて感想を求められるとそう答えた。

 

 28日に行われたフィギュアスケートのNHK杯男子フリースケーティング
 (FS)で、羽生が再び金字塔を打ち立てた。前日のショートプログラム(SP)
 では世界歴代最高得点を更新する106.33点をマーク。
 FSでもいまだかつて誰も成し遂げていない200点超えの期待が高まる中、
 20歳の五輪王者は見る者の想像をはるかに上回る結果を残した。

 冒頭の4回転サルコウはGOE(出来栄え点)で2.86点が付くきれいな
 ジャンプで成功。続く4回転トウループ、演技後半に入れた
 4回転トウループ+3回転トウループのコンビネーションも見事に決めてみせる。
 スピンとステップにもすべて加点が付いた。
 アナウンスされた点数は216.07点。SPとの合計322.40点という驚異的
 なスコアに、会場内はどよめきに包まれた。
 興奮冷めやらない羽生は両手を突き上げて喜びを爆発させると、続けて行われた
 インタビューでは驚きと感謝の気持ちを伝えた。

 「本当に信じられないです。スコアにはびっくりしましたけど、実際にスケートカナダ
  が終わったあとから、NHK杯まで血のにじむようなつらい練習をしてきました。
  練習をサポートしてくださった方々、拠点としているカナダのクリケットのリンク、
  自分が生まれ育った仙台のリンク、すべてに感謝したいと思います」

 スケートカナダ以降「人が変わった」
 羽生がミックスゾーンに現れたのは、演技終了から約40分後。
 表彰式やアイシングなどを終え、すでに普段の冷静さを取り戻していた。
 今後に向けて挑戦することについて聞かれると、間髪入れずにこう答える。

 「技術的なところで言うと、4回転ループを試合で組み込むまでには至っていません。
  まずはそこを練習していきたいと思っています。
  ただ、それはすぐにできるようになるとは思っていません。
  そして次の試合からは今回自分が出した322点という得点、SPの106点と
  いう得点、FSの216点という得点が、プレッシャーとなって降りかかってくる。
  それに打ち勝つ、それをコントロールする精神力をつけなければならないと
  今は考えています」

 今大会で羽生が飛躍的に点数を伸ばしたのは、4回転を多く取り入れたジャンプ構成
 もさることながら、メンタル面のコントロールがうまくいったことも1つの要因と
 して挙げられる。これまで積み重ねてきた経験が生きたようだが、中でも羽生が
 具体的な例として挙げたのが先日のスケートカナダと昨年のソチ五輪だった。

 スケートカナダではSPでミスを連発し6位スタート。
 FSで巻き返したが、優勝したパトリック・チャン(カナダ)には及ばず
 2位に終わった。その悔しさをバネに、それからは厳しくも納得いく練習を
 積むことで、試合に向けての自信を深めていった。

 SPはこれまでノーミスで演技を終えたことがないプログラムにもかかわらず、
 NHK杯では「ワクワクしていた」と語ったほどだ。

 

 オーサーコーチは振り返る。

 「スケートカナダは非常に良い教訓だったと思います。ユヅルはさまざまな
  経験を経て、より競技者として力をつけましたし、闘志がみなぎるように
  なりました。ユヅルは試合で勝つことが大好きですが、スケートカナダでは
  勝てなかった。特にSPは最悪でした。
  ただ、たまにはああいうことがあったほうがいいんだろうなとも思ったんです。
  スケートカナダ以降、ユヅルは人が変わったみたいでした。
  今回も現地入りしてからの準備がすごく良かったんです。
  いつもより落ち着いていて、非常に自信も持っていました。ユヅルは大会に
  どうやって臨めばいいのか、自分なりに見つけたんだと思います」

 ソチ五輪で学んだこと

 一方、SPで世界歴代最高得点を出し、FSを迎えるというのはソチ五輪と
 同じシチュエーションだった。当然、選手としては欲が出る。
 五輪のときはそれが「金メダル」だった。しかし当時、羽生はその意識に
 気づいていなかった。いや、あえて蓋をしていたと言ったほうが適切かもしれない。
 結果のことを考えず、自分の演技に集中することがベストだと考えたのだろうが、
 無理に金メダルへの欲を隠すことでかえって意識してしまい、緊張を増幅させて
 しまったのだ。最終的に金メダルを獲得したものの、それは“気づき”とし
 て羽生の頭に残っていたという。

 そしてその気づきは、NHK杯で生きることになる。

 羽生がSPの結果を受けて意識したのは「FSでの200点超え」と
 「合計スコアでの300点超え」だった。そこで羽生はどうしたのか。

 「やりたいと思っていること、プレッシャーとして降りかかるようなことを
  考えている自分を認めてあげたんです。今回は試合に入る前からFSで200点
  を超えたいとか、合計で300点を取りたいという気持ちが少なからずありました。
  それにちゃんと気づくことができ、なおかつ自分がプレッシャーを感じている
  ことに気づくことができました。こうしたことに気づけたのも、今までの
  たくさんの経験があったからこそ。
  これまでやってきたことが無駄じゃなかったんだなと思います」

 かつての苦い経験を糧にし、未来の成功へと生かしていく。
 羽生が次々と偉業を成し遂げていけるのは、当たり前のようでいてなかなか
 できないことを、忠実にやり抜く器量を備えているからだろう。
 それは人間力の高さに他ならない。

 もっと難しい4回転を跳べるように

 前人未到の高みに到達した羽生は、今後どこに向かっていくのか。
 オーサーコーチは愛弟子の底知れぬポテンシャルに目を細める。

 「まずはこの瞬間を満喫してほしいと思っています。それが終わってから
  実際に演技を振り返って、今後どうしていくかを2人で考えていきたいです。
  まだシーズンは始まったばかりですし、ユヅルはもっと成長すると思います。
  その一方で今回の演技を超えるのはなかなか大変でしょう。おそらく誰も
  超えられない。超えられるとしたらそれはユヅル自身しかいないと思います」

 これまでもそうであったように、これからも自分との戦いが続く。

 NHK杯でマークした点数を超えるためには、エレメンツの精度をさらに上げるか、
 より難度の高い4回転ジャンプが必要になってくるだろう。
 今シーズンからシニアに参戦している金博洋(中国)は中国杯で4回転ルッツの
 コンビネーションジャンプを史上初めて成功させた。
 NHK杯でも4回転ルッツを軽々と決めている。

 「僕は金選手のように4回転ルッツは安定していないです。
  1回まぐれで下りたことがあるくらいで、彼のようなクオリティーでルッツも
  4回転ループも跳ぶことはできません。
  そして4回転アクセルも数回チャレンジしてみて、着氷することも回転することも
  できていません。将来的に4回転がどれだけ必要なのかは分かりませんけど、
  金選手はジュニアから上がってきて、今大会のSPとFSで4回転を後半に
  入れるという素晴らしい演技をしました。

  これはスケート界の将来を見ているような気もします。
  それが正解というわけじゃないですけど、僕自身もできることをすべて
  出し切って、もっともっと難しい4回転、質の高い4回転を跳べるように
  頑張りたいと思います」

 この偉業もあくまで通過点。
 まだ見ぬ自分と出会うために、羽生結弦の挑戦意欲はますます高まっていくばかりだ。

 (取材・文:大橋護良/スポーツナビ

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 さらに上積み可能な羽生 連続ステップに抑揚つければ…岡崎真氏解説

 羽生のフリーは魂のこもった素晴らしいものだった。使用曲「SEIMEI」は、
 曲調の変化が乏しく表現が難しいもので前戦のカナダでは動きによる緩急の付け方
 に物足りなさを感じたが、今回は人類初の合計300点というモチベーションが
 演技全体にあふれ、活力がみなぎっていた。

 現行の採点制度でいつかは誰かがマークするはずだった300点の大台。
 SPとフリーのどちらかが良かったのではなく、SPで100点、フリーで200点
 を超えるという、演技をそろえたところに価値がある。

 世界中に「次元の違い」をアピールできたと思う。

 ただし、羽生の素晴らしさ、恐ろしさは、これが目いっぱいという感じがしない
 ところだ。

 例えば前半の4回転ジャンプ2つが終わったあとの連続ステップは、もっと抑揚が
 つけられる。最後のスピンは体力が尽きかけて、羽生本来のスピードではなかった。
 さらにループなど別種類の4回転も練習していると聞けば、得点を上積みできる
 可能性は十分ある。この300点は本当の怪物へと成長する「序章」にすぎない
 のではないかと感じている。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

 スポニチアネックスより

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 11/29 報ステサンデー
 MSubさんが動画をあげてくださいました。

 こちらの動画です。

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 羽生「自分の記録超えていく」=歴代最高優勝振り返る―フィギュア

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦、NHK杯で
 男子世界歴代最高の合計322.40点をマークして圧勝した羽生結弦(ANA)が29日、
 一夜明けて長野市内の会場で取材に応じ、
 「点数以上に自分の演技を成し遂げられたことに意味を感じた」と実感を込めて
 語った。
 
 ショートプログラムとフリーで2種類の4回転を計5度決めて完璧に滑り切った
 今大会を、「自分との戦いに勝てる条件が整っていた」と振り返った。
 次の目標は男子初の3連覇が懸かるGPファイナル
 (12月10日開幕、スペイン・バルセロナ)。「自分の記録を超えていく」と意気込み、
 さらに完成度の高い演技を求める。
 目指す最強のプログラム構成について、
 「(フリーで)四つの4回転でも僕は十分ではないと思う。自分の限界に挑戦したい」
 と熱く語った。(時事通信

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 しおんさんのVINE(動画)より
 最っ高にかっこいいフィニッシュでした!!!念願のバラ1ノーミスおめでとう

 しおんさん2のVINE(動画)より
 羽が見えたと噂の超絶美CSSp

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 明子の部屋(動画)

 こちらになります。

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 NHK杯総集編やりますよ!

 こちらです。

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 ロシア語自習室さんのブログより

 ミーシン<ハニュウの記録を打ち破るのは、さらに多くの4回転を跳ぶ者>

 こちらはFS終了後。羽生選手の322点についてクドリャフツェフ、ミーシン、
 ウルマノフの3人のコーチへの取材記事。ミーシン先生の部分のみ訳してみました。
 ちょっと分かりにくいですが…(ロシア語自習室さんの出だしです)

 ハニュウの記録を打ち破るのは、さらに多くの4回転ジャンプを跳ぶ者

 打ち破ることのできない記録などない!ユヅル・ハニュウの記録もまた
 抜かれるだろう。
 さらに多くの4回転ジャンプを跳ぶ者によって抜かれるだろう。
 それはもしかすると中国のボーヤン・ジンかもしれない。彼はすでに
 両プログラム併せて6つの4回転へと近づいている。

 さて、パトリック・チャンのようなスケーティングと氷上の飛翔の神は、
 この結果に近づくことはできないだろう。そう、パニン-コロメンキンも
 次のように言っていた。フィギュアスケートは実は滑ることではなく、
 氷上を飛ぶことなのだと。しかし、そのスケーティング領域には到達しがたい
 スーパーフィギュアスケーターのチャンにとって、これは助けにならない。 

 続きは、ロシア語教室さんのブログでご覧ください。

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 羽生、自分の演技「成し遂げた」 充実感漂わせ

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦、NHK杯を
 322・40点の世界歴代最高得点で制した男子の羽生結弦(ANA)が
 一夜明けた29日、会場の長野市ビッグハットで報道陣の取材に応じ

 「点数以上に、自分の演技を成し遂げられたことにすごく意味を感じた」
 
 と充実感を漂わせた。
 20歳のソチ冬季五輪王者は、理想の「絶対王者」に2006年トリノ五輪
 金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)を挙げ
 「彼のような唯一無二の存在になれればいい」と話した。

 12月のGPファイナル(バルセロナ)では史上初の3連覇が懸かる。(共同)
 (日本オリンピック委員会より

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 1129 EX練習の様子
 hana02015さんが動画をあげてくださいました。

 こちらの動画です。

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 【ユロスポ実況】 羽生結弦 2015 NHK Trophy FS(翻訳あり)
 
 
 (リンク元はこちらです) 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 【ロシア実況】羽生結弦 2015 NHK Trophy FS
 タラソワさん

 

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コメント (12)
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NHK杯フリーが終えて・・・300点越えの(世界からの~声)

2015-11-29 11:45:17 | 日記
 エキシ動画、明子の部屋動画などNEW 
 
 こちらになります。

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 羽生「4回転4回で十分ではない」世界最高一夜明け

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦NHK杯男子シングルで、
 SP106・33点、フリー216・07点、合計点322・40点と3つすべて
 で世界歴代最高点を出し、優勝した羽生結弦
 (20=ANA)が29日、一夜明け会見で進化を誓った。

 「興奮して寝られなかった。自分の演技を成し遂げられたことに意味がある」
 と満足感に浸ると同時に、昨晩のフリーを

 「もっとステップに気持ちが入れられる。もっともっと洗練させていける」と
 反省した。

 今大会では男子出場者全員が4回転に挑戦。男子フィギュア界の新たな未来に向け、
 どんなジャンプが必要か聞かれると

 「わからない。わからないから楽しいんだと思います。
  (中国)金博洋選手は(フリーで)4回転ジャンプ4回で十分、と話していたけど
  (自分は)4回で十分かと言われたら、そうではない」と話した。

 (日刊スポーツより)

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 gokuriさんのツイより
 ボーヤンくん、羽生選手の演技が始まってもキスクラにいて、係りの方に
 移動を促されてコーチにほら行くよと言われても名残惜しそうにリンクを
 覗いて退場してたように思います。4Tまではいたと思う。
 観たいよね。気持ちは分かるw😊表彰式で羽生くんに話しかけられて
 嬉しそうだったもの。

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かばさんのツイより
 表彰式前にボーヤンくんに「緊張しなくて大丈夫だよ?加油!」
 と話してるような気がする…

 洋菓子ヒロタさんのFB(動画)より
 こちらです。

 こはなさんのツイより
 昨日、指差した先にあったもの。

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 羽生、4回転5度も気力と体力問題なし

 羽生はSP、フリーで4回転を合計5回跳んでも、まったく問題ない気力と
 体力を備えていた。冒頭の4回転サルコーは高さがあり、回転軸が細くて体が
 締まっていた。非常に回転効率のいいジャンプだった。

 後半に組み込んだ4回転-3回転の連続トーループにも余裕が感じられた。
 続くトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)-2回転トーループは、GOE
 (出来栄え点)で3・00点の加点を引き出した。
 当初の構成から変更したものだが、かえって流れは良くなった。

 演技点は100点満点で97・20点をマーク。
 この日以上の内容を残さないと、今後は同様の評価を得られないだろう。
 余計な心配をしてしまうほど、素晴らしいものを見せてくれた。

 浅田は3回転ルッツの踏み切りが不明瞭と判定されたが、違反でなかった
 ことは大きい。中国杯まで好調だったトリプルアクセルの失敗は、
 蓄積された疲労が原因かもしれない。GPファイナルではリベンジを期待したい。 
 (佐野稔の舞評論より)

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 【フィギュア】異次元Vの羽生、史上初300点どころか“トリプル世界新”

 2014年ソチ五輪金メダルの羽生結弦(20)=ANA=が、驚異的な
 世界最高得点を記録し優勝を飾った。前日の男子ショートプログラム(SP)
 で106・33点の世界最高得点を出した羽生は、フリーでも4回転ジャンプを
 3度入れた高難度の構成で216・07点をマークし、世界最高得点を更新。
 合計で史上初の300点超えとなる322・40点でGPシリーズ通算5勝目を飾り、
 5年連続出場を決めたGPファイナル(12月10日開幕、バルセロナ)では史上初
 の3連覇に挑む。

 記録ずくめの得点がコールされると、羽生は両手で顔を覆った。
 フリー216・07点、合計322・40点。誰も見たことがない数字に会場が
 どよめいた。
 「皆さん驚かれたと思うし、自分も驚いている。まだ実感が湧いていない。
  ちょっとフワフワした感じ」。五輪金メダルに3個の世界最高得点。
 平安時代の陰陽師・安倍晴明を演じた男が、平成のフィギュア界で名誉を独り
 占めした。

 前日はSPで自身の世界最高得点を更新。2位に10・69差をつけ、
 GP5勝目とファイナル切符は、ほぼ手中にしていた。

 「(フリー)200点、合計)300点、ノーミスでいきたいと思うと、
  自分が緊張しているのが分かった」。

 だが、ここで安全策を取る男ではない。

 「やってやろうと思った」と攻め抜いた。

 冒頭からサルコー、トウループと4回転ジャンプを決めると、ポイントは
 演技後半最初の連続ジャンプだ。当初は4回転+2回転のトウループだったが、
 この日午前の練習でも見せていたように2つ目を3回転に変えて成功した。

 「後半の4回転で手をつかずに決められて、3回転もつけたのは達成感がある」。
 その分、続く連続ジャンプの2つ目を2回転に減らす必要があり、基礎点は変わらない。
 それでも高難度の4回転コンビネーションを回りきり、2回転トウループでは
 両手を上げて見栄えをよくした。攻めの姿勢がジャンプ、スピン、ステップの
 すべてで出来栄え点の加算を引き出した。

 リンクを引き揚げる際、右手でカベを指さした。
 そこには五輪マークがあった。

 ビッグハットは1998年長野五輪当時、アイスホッケーの会場だった。

 「あのマークを見て、自分は『絶対王者だ』とプレッシャーをかけました」

 18年平昌(ピョンチャン)五輪開幕まで803日。競技生活の集大成として
 連覇を狙う金メダリストの誇りが、今回の記録ラッシュを実現した。

 史上初の3連覇がかかるGPファイナルは12月10日に開幕する。

 「今後は得点のプレッシャーが確実にあって、カベになる。それに打ち勝ち、
  コントロールできる精神状態にならないといけない」。
 まさに自分との闘い。ライバルたちを圧倒的に引き離し、羽生が新たな境地
 に足を踏み入れた。(武田 泰淳)
 (スポーツ報知

 

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 YzRIKOさんのまとめて動画

 こちらになります。

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 siennaのブログ 〜羽生君とフィギュアの事など〜さんより

 フィギュアスケート界に激震走る・2015 NHK杯

 羽生くんがNHK杯の二日間で達成した前人未到の大偉業、ファンが震えるのは
 もちろん、フィギュアスケート界にも激震が走り抜けました。
 関係者からこれほど激賞というか畏怖の念を感じる感想はこれまでみたことないです。

 記念のコレクションとして、海外関係者の呟きを集めさせていただきました。

 続きは、siennaのブログさんでどうぞご覧ください。

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 ロシア語自習室さんのブログより

 羽生選手SP終了後の電話インタビューです。

 ミーシン

 フィギュアスケーターのハニュウは、エレメンツの賢明なバランスによって
 世界最高記録を樹立した。

 (ミーシンコーチの発言部分のみ抜粋)

 「エレメンツの順序は、選手の感覚により定まるところが大きい。
  選手はトレーニングの過程で、何から始めるほうがいいのか、これから
  どうやってプログラムを組み立てればいいのかを感じ取る。以前のバージョンに
  戻ることも十分可能だが、理性をもって遂行するのは、大きな安定性を確保する
  バージョンだ。今日の彼にはまさにその理性的で、賢明なエレメンツの順序があり、
  それがこの記録を確保した」

 「難易度の高い多回転ジャンプは無限に高得点につながる一方で、
  スピンやステップはレベル4(テクニカルスペシャリストによる判定)と+3
  (ジャッジによるプラス点の最大値)とに制限されている。
  この方法はジャンプと違い、もう限界が見えている。
  それを物語っているのがボーヤン・ジンとユヅル・ハニュウの滑りだ」

 続きは、ロシア語自習室さんのブログさんでご覧ください。

 ぬっこさんのツイでも
 結弦くんの演技についてウル様のコメントw
 「322点というのはどういうことだと聞かれたが、こう答えよう。
  単に4Sを跳ぶのではなく世界でほとんどできる人がいないくらい
  素晴らしく跳ぶことだ。

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 GPS6日本・羽生結弦FSタラソワ解説:
 オリンピック金メダリストがまったく別の高みに到達したのを見れてとても幸せ

 世界記録を更新した羽生結弦のNHK杯フリーについて、タラソワ解説を紹介します。
 いつもより細かく書き落として長くなったので、これだけ別エントリとしました。

 タラソワ
 「昨日のショートでの大きな成功を経て、今日は自分自身に対処するでしょう」
 「才能があるのであれば、(日本の観衆だけでなく)誰にだってあたたかく
  迎えられるでしょう。そうでしょう?」

 「(4Sは)荘厳」「(4Tは)ファンタスティックな美しさ。クリーンすぎる4回転。」
 「フリップの出が難しいでしょ。そのままの足でロッカーカウンター。」
 「(コンボスピン)足が独特。どのポジションにも上がっていくし、
  ストレッチが効いてる。」

 「とても素晴らしいステップシーケンス、感情がこもってる。」
 「おお!偉い!後半に4-3!」
 「アクセルタノ2T、これは彼は常に美しいの。
  彼は練習で面白いこといろいろやってる。」「3A1Lo3S。3L…。
 誰がオリンピック金メダリストか疑いもない。素晴らしいエレメンツ。」
 「これが彼のイナバウアー、レイバック。」「最後に本当に難しいスピンへの入り。」

 「すごい!これが見れたのは本当にただただ幸せ。
  これが男子シングル!良かった。見て、彼にはもう何も残ってない、
  滑りきってすべての力を捧げたの。ブライアンのことも嬉しく思う。
  彼はもうずっと世界で一番よい仕事をたくさんしてきた。」

 ロシアン・フィギュアスケート・フォレヴァさんのブログより
 動画なども紹介されています。

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 あれこれさんのブログより

 日本のガガーリン。羽生結弦はさらに二つの宇宙的記録を樹立した

 2015/11/28 日本のガガーリン。羽生結弦はさらに二つの宇宙的記録を樹立した

 男子シングルオリンピックチャンピオン羽生結弦は、長野におけるグランプリ大会
 二日目でも、引き続き歴史を作った。彼は自分のプログラムを非凡に演じきり、
 近い将来はもとより、恐らく遠い将来においても誰も超えることが出来ないような
 宇宙的得点を出して見せた。そして同時に合計得点も新記録となった。

 [滑りは練習に応じている]
 グランプリシリーズ男子シングルのロシアのファンたちには、悲しい結末だった。
 わがロシアの誰一人グランプリファイナルに進めなかった。

 特に残念だったのは、マクシム・コフトゥンだ。
 途中で中止されたボルドーの大会では、ショート2位だったが、その成績が最終成績
 となったため、彼のチャンスはほぼ100%だと思われた。
 バルセロナへの切符を得るためには、コフトゥンは長野で5位に入れば十分だった。
 ところが彼は、こう言っては失礼だが、10位だった。

 続きは、あれこれさんのブログでご覧ください。

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 後藤太輔さんのツイより

 羽生結弦「正直びっくりした。フリーやり終えて、正直うれしくて。
 国際試合のフリーでノーミスすることできていなかったので、うれしい。
 演技前、自分にプレッシャーがかかっていることを認めてあげられた。
 少しコントロールできた精神状態でできた」
 
 上位3選手による記者会見は、羽生結弦の独演会。興奮したのか、
 3選手に向けられた質問で最初にしゃべりまくってしまい、
 担当者が「時間が来たので会見を終わります」とアナウンス。

 羽生選手は「本当に申し訳ないです(汗)」。無良選手は「短めにします」と
 笑いを誘って少しコメントした

 羽生選手がしゃべりまくった質問というのは、平昌五輪では何回、何種類の
 ジャンプが見られるかというもの。

 羽生選手は「自分は4Lzを1回奇跡的に下りたことあるが(中略)
 将来的にはわからない(中略)ソルトレークでは(中略)バンクバーでは
 (中略)何が正解かというと全て正解で(以下略)」

 羽生選手は、何かを意識しすぎて失敗してきた。

 ソチ五輪シーズン、直接対決したパトリック・チャンを意識してミス。
 ソチ五輪ではSPが良く、金メダルを意識して
 (チャンもミスしたので金メダルを獲得したが)フリーでミス。

 今回は「経験が生きた。重圧を認められた」。ここが成長したところ
 相手やライバルがいるからこそ、試合が成立する。

 だから、スポーツでは、相手の存在を尊重することはとても重要。
 この差別は絶対に許されない。

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 これぞ絶対王者。300点超えを達成した羽生結弦の新たな決意

 羽生は、演技を終えると大きく右腕を振り上げて満足の気持ちを露わにし、
 自身の得点を確認すると驚きの表情を見せた。表彰式後の記者会見で、

 「正直、自分自身がまだ興奮していて、何と言っていいかわかりません」と

 口にしたフリーの得点は、それまでの最高記録を20点近く上回る216・07点。
 SPとの合計でも史上初の300点超えを果たし、一気に322・40点まで伸ばした。 
 振り返ってみると、この日、男子フリーの上位選手は苦しい展開が続いていた。
 
 まず、今大会で5位以内ならグランプリファイナル進出が決まるSP4位の
 マキシム・コフトゥン(ロシア)が、最初の4回転サルコウとトリプルアクセル
 を決めながらも、次の4回転サルコウが1回転になるなどジャンプミスを
 連発して10位に沈んだ。
 また、SP3位の無良崇人も、冒頭からの4回転トーループこそ2回決めたが、
 スピードのない演技になってミスが続き、思うように得点を伸ばせなかった
 (結果は3位)。

 そして、SP2位で、フリーでは3種類の4回転を合計4回入れていた
 ボーヤン・ジン(中国)も細かなミスを繰り返し、合計で266・43点に終わった
 (結果は2位)。
 
 ところが羽生は、そんな流れにまったく影響されなかった。
 前日のSPの勢いそのままにスピードに乗って滑り始めると、冒頭の4回転サルコウを
 難なく決めてGOE(出来ばえ点)で2・86の加点。
 続く4回転トーループも完璧に決めて2・57点の加点をもらった。
 さらに、スケートカナダでは少し抑え気味だった前半最後のステップシークエンス
 も力強く踏んでレベル4を獲得すると、今シーズン過去2戦で苦しんでいた
 後半の4回転トーループもセカンドに3回転トーループをつけて成功させたのだ。
 その後、トリプルアクセルからの連続ジャンプでは、両手を挙げてダブルトーループ
 を跳ぶことでGOE満点の3点が加算された。

 そして、ジャンプだけでなくスピンやステップでも最高のレベル4に認定される
 完璧な演技を披露。
 
 その結果、技術点は118・87点で、演技構成点は満点の100点に限りなく迫る97・20点。
 断トツでの優勝を決める最高の演技だった。

 「一番よかったのは、コントロールできた精神状態でフリーの演技ができたことだと
  思います。ソチ五輪のフリーの後も同じようなことを言ったと思いますけど、
  あのとき、演技が終わった瞬間、『これで金メダルがなくなった』と思った時に、
  自分が金メダルを意識して緊張していたんだと気がついたんです。
 
  その経験が今回のNHK杯ではすごく活きて、会場に来る前から

  『自分はフリーで200点超えをしたいと思っているな』とか、

  『300点超えをしたいと思っている』『ノーミスをしたいと思っている』という風に、

  自分で自分にプレッシャーをかけてしまうようなことを考えているということを、
  ちゃんと認識できていたんです。

  『緊張しているんだな、それならこうしよう』というのが、今日はある程度わかって
  いたので、気持ちをコントロールできたんです」
 
 今シーズン、グランプリシリーズ初戦のスケートカナダのSPで、自分でも信じられない
 ようなミスをして出遅れ、フリーではパトリック・チャン(カナダ)に完敗した
 悔しさがあった。それから約1カ月間、その悔しさを晴らそうと、入念な体のケアを
 しながら、自分でも驚くほど一生懸命練習をしてきたという手応えもあった。
 また、SPのプログラム構成を変更したことに表れていた
 「もっと進化しようという積極的な姿勢」など、さまざまな要素が今回の試合にマッチし、
 素晴らしい結果を生み出したといえる。

 それでも、次も同じ構成で演技をしても、同じ得点が出るとは限らないのが
 フィギュアスケートという競技だ。
 さらには、羽生自身が「これからは今回出した得点のプレッシャーが、自分自身に
 のしかかってくる。だからそれをコントロールできるくらいの精神力を
 つけなければいけない」と言うように、新たな重圧との戦いも待っている。
 
 同時に羽生は、
 「正直、フリーではなかなかノーミスの演技ができていなかったのでうれしかった。
  でもこれが限界ではないと思うし、後半の4回転トーループも、もっときれいに
  跳べると思う。もっともっと複雑な跳び方もできると思う」と、まだまだやるべき
 ことがあることもわかっている。
 今回のSP、フリー両方の「歴代世界最高得点」という完璧な演技で、
 さらに異次元の高みへ駆け上がった羽生。
 だがその記録は、競技者であり続ける以上通過点にしなければいけない。
 歴史的な快挙を果たした今、五輪王者の羽生はそんな大きな決意をその身に
 まとったように見えた。
 (スポルティーバより)

 

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 羽生なりきった陰陽師 世界に「和」認めさせた

 羽生結弦(20=ANA)が「日本」を世界に認めさせた。フリーのテーマ
 「陰陽師(おんみょうじ)」の世界を演じるためにこの夏、安倍晴明をまつる
 京都の晴明神社を参拝。日本文化への理解を深め、表現力を高めた。
 和風のプログラムは、今まで数々の日本人男子スケーターが挑戦しながら、
 認められなかった。世界最高得点に加え、もう1つの壁も破った。

 今季、表現の幅を広げるため自ら選んだテーマは安倍晴明。
 愛読する作家夢枕獏原作の映画「陰陽師」のテーマ曲をアレンジし
 「SEIMEI」と名前も付けた。親しみと愛をもって、新たな挑戦に
 臨もうとした。

 7月2日、深い理解を求めて、晴明神社を訪ねた。
 境内に入るとすぐに「気を感じる」と周囲に漏らし、警戒する様子を見せた。
 神の存在を演じることへの恐れが一気に湧いた。
 特別に見せてもらった非公開の肖像画に見入り、ご神木である樹齢300年の
 クスノキに手をあててパワーを受け取った。まるで晴明公に許しを請うように、
 10分もあれば見尽くせる境内を、1時間かけて集中して回った。
 この日の演技前。晴明公の紋である星印を胸に描き、祈るように天を仰いだ。
 心を込め、演じきった。

 男子フィギュア界にとって「和物」は壁だった。
 佐野稔、五十嵐文男、鍵山正和、本田武史…。70年代から数々の日本を
 代表するスケーターが日本の曲を使いながら、世界大会で評価を得られなかった。
 佐野は七五調を基にした「荒城の月」、本田は民謡「木曽節」を使い、
 鍵山は法被を着て滑ったことがある。すべて理解されなかった。

 なぜ羽生の陰陽師が評価されたのか。

 現在、浅田真央や男子の小塚を教える佐藤信夫コーチは変化をこう分析する。
 「昔はスケートは欧米人がやるものだったから、日本文化が理解されない部分は
 確かにあった。だが今はアジアの選手もたくさんいて、状況は変わってきている」。

 羽生が、日本の伝統的な節、踊りを伝えられるだけの高い技術、
 表現力を持っていたことも大きかった。

 ホームの声援が、力になった部分もある。

 12月、スペインで行われるGPファイナルで再び「日本」を世界に発信する。
 【高場泉穂】(日刊スポーツより)

 

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 羽生史上初300点超え別次元V!「陰陽師」野村萬斎さんから演技の神髄吸収

 「フィギュアスケート・GPシリーズ最終戦・NHK杯」(28日、長野ビッグハット)

 男子フリーが行われ、前日のSP(ショートプログラム)で自身の世界最高記録を
 更新する106・33点を記録した羽生結弦(20)=ANA=が完璧な演技を見せ、
 フリーでも216・07点、総得点も322・40点の世界記録をマーク。
 今大会3つの世界新を樹立する圧巻の内容で、3年ぶり2度目の優勝を飾った。
 羽生は史上初の3連覇が懸かるGPファイナル(12月10日開幕・バルセロナ)
 への出場を決めた。

 氷上に舞い降りた陰陽師は悪霊も重圧も、そしてフィギュア界の常識をも打ち破った。
 荘厳な和笛と太鼓が鳴りやむと、羽生が力強く右拳を振り下ろした。
 計3本の4回転を含め、全ジャンプを完遂。SPに続き、フリー、総得点でも
 世界記録更新の確信はあったが、表示された得点は、その羽生でさえも
 驚かせるものだった。

 フリーで史上初の200点超えとなる216・07点、総得点では史上初の
 300点超えとなる322・40点が表示されると、両手を頬にあて、目を丸くした。
 これまでチャンが持っていた世界記録をフリーだけで19・32点、総得点で
 27・13点も上回る別次元のハイスコアに

 「いまだに信じられない。ただ、得点は狙っていた。“絶対王者だぞ”と
  言い聞かせて、プレッシャーをかけていた」と、破顔一笑した。

 こだわりのプログラムで、金字塔を打ち立てた。
 陰陽師、安倍晴明を演じるフリー「SEIMEI」は自身初の“和”のプログラム。
 「苦手」と話すややスローな曲調だったが、初めて自身も編曲にも携わり、
 ジャンプを跳びやすくするため、コンマ数秒単位で曲のピッチを調整した。

 シーズン前には映画「陰陽師」で安倍晴明を演じた狂言師、野村萬斎さんと
 対談する機会もあった。指導されたのは、動きの一つ一つに意味を持たせること。
 演技開始時のポーズは、萬斎さんの教えからアレンジした。
 この日の表現力を示す5項目の構成点では、驚異的ともいえる9点台中盤から
 後半が並んだ。“天才”と称される希代の表現者から、演技の神髄を吸収し、
 それを氷上で体現した。

 おそらく未来永劫(えいごう)語り継がれる演技で、男子では史上初の
 3連覇が懸かるGPファイナルへの切符を手にした。「
 まだこれが平昌(五輪)でもないし、引退の試合でもない。
 もっともっとみなさんの心に残る演技をしていきたい」。
 14年ソチ五輪の金メダルは、伝説の序章にすぎなかった。
 天井知らずのハイスコアに、今後もさらに刻まれていくだろう数々の記録-。
 羽生が刻む氷上の軌跡の終着点は、まだまだ見えてこない。
 (デイリースポーツより)

 

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 羽生、「絶対王者」の自信 ノーミス貫き未到の高みへ

 和太鼓の音が鳴りやむ。羽生は天を見上げ、拳を突き上げた。
 前人未到のフリー200点、合計300点超え。合計で27・13点も更新した。
 
 「やってやるとは思っていた。
  『絶対王者だぞ』という自信を言い聞かせながらやっていた」

 フリーもほぼ完璧だった。冒頭で跳んだ2種類の4回転は、ともに出来栄え
 (GOE)で2・5点以上の加点がつく軽やかなジャンプ。
 これまで成功していなかった演技後半の4回転―2回転の2連続ジャンプも、
 2本目を3回転に難度を上げて決めた。

 着氷がきれいだから無駄な力の消費もなく、スタミナ不足が目立った演技後半
 でもスピードが落ちなかった。苦手の最後の3回転ルッツを成功させると、
 ガッツポーズを見せた。ブライアン・オーサーコーチによると、チームメートで
 昨季の世界王者のハビエル・フェルナンデスからジャンプの助言があったという。

 シニアに上がって6季目。

 実はソチ五輪を含めてこれまで、SP、フリーともにノーミスをそろえたことは
 ほとんどなかった。

 「きれいにまとめることが、どれだけ難しいかというのは僕たちスケーター
  にしか分からない」と話したこともあった。

 悩みながら見つけた答えは、自分に正直になることだった。
 朝から、最高得点を出したいという思いがあったが、

 「重圧として降りかかるものを認めてあげた」。

 その上で気持ちを制御して集中力を高め、大記録を生んだ。

 SP、フリー、合計点と全て新記録をたたき出した。

 「この点数が自分自身に重圧としてかかってくると思うので、
  それに打ち勝つ精神力を付けたい」。五輪王者は新たな領域に足を踏み入れた。
 (朝日デジタルより)

 

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 くらげ(肉)さんのツイより
 レポでてなさそうな話。菊池さんがいつもプーさんをテープを輪っかにして
 固定してるのは知ってたんだけど、テーピング用のテープぽかった。
 プーさんを固定して、よし、って感じでオーサーと見つめ合って頷いていてなんか
 和んだ・・・。 そしてゆづるくん専用のゴミ袋もテープで止めてセットしてた。

 で、そのゴミ袋をセットしてるのは多分ゆづるくんだけでしたね・・・。
 他の選手は備え付けのゴミ箱に捨ててました。
 しかもゆづるくんの場合、そのゴミをゴミ箱に捨てずに持ち帰ってた・・・。 
 
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 2015 NHK Men Victory Ceremony
 Nico Ichi

 

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 すぽるたん 20151128
 moyaiさんが動画をあげてくださいました。

 こちらの動画になります。

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 オーサー氏、羽生の快挙に驚愕「一生忘れない」

 フィギュアスケート・GPシリーズ第6戦NHK杯第2日
 (28日、長野市ビッグハット、観衆=4297人)男子フリーでソチ五輪金メダル
 の羽生結弦(20)=ANA=が、3度の4回転ジャンプを成功させ、前日の
 ショートプログラム(SP)に続く世界歴代最高得点の216・07点をマーク。
 世界初の300点超えとなる合計322・40点で優勝を飾った。

 名伯楽もびっくりぽんだ。オーサー氏は羽生の快挙に、
 「言葉で言い表せない。特別な瞬間を目撃できた。一生忘れないと思う」と
 重みをかみしめた。後半の4回転トーループは、同門のフェルナンデスから
 アドバイスを受けるなど、『チーム・ブライアン』の結束の強さを見せつける
 形となった。「この演技を超えることは大変」とうれしい悩みを抱えた。
 (サンスポより)

  

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 まだ、まだ続きますよ。(エキシビション何を演じてくれるのでしょう?)

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コメント (15)
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