知り合いから「竹を試験的に粉砕するので見学にこないか?」と誘われ、
仕事柄、粉砕に使われる機械の方に興味もあり、時間的に恵まれたので粉砕状況の見学に行ってきました。
使用される機械は思ったほど巨大でもなく、小さな運搬トラックで運べる程度の大きさです。
立派なキャタピラが装着されており自走も可能なようでした。
但し、もっぱら短距離向きといった感じ・・・。
さらに小さな破砕機もあるようで、こちらは軽トラックでも運搬できそう・・・。
肝心の粉砕試験に用意されていた竹は、孟宗竹と真竹の2種類。
枝葉と根の部分は除けられており、長さ5m前後の試験材料として揃えられてました。
百聞は一見に如かず。
詳しい説明は粉砕の様子を見てもらった後に行うとのことで、早速 チップ作りが始まりました。
セルを回しディーゼルエンジンが始動。
竹を差し込む口部を開けて丸いままの孟宗竹から差し込まれます。
ガガガッー バキッバキッ ガガガッ・・・凄い音がします。
すぐに機械前方の吐き口から小さくなった竹チップが出てきました。
↑ 加工された竹チップ。(帰りに少しチップ材を分けていただきました。)
高速で回転しているカッターが切断してるそうです。
手に取ると青竹特有の甘い香りがしました。
チップ作りは40分ほどで終了。
試験後の説明では、竹チップを使って野菜を栽培すると甘くなった野菜が収穫できるとのこと。
大根や人参、トマトなど甘くて美味しく収穫できるらしい・・・。
チップ材をそのまま撒いても良いし、袋詰めして発酵させれば堆肥にもなるそうです。
野菜栽培や果実栽培に効果が大きいとのこと。
見せてもらった粉砕チッパー、どうやら農家向けの設備のようで、
販売価格は「○百万円」するらしい。
小規模菜園を楽しんでいる我が家にとっては、ちょっと粉砕チッパーは高価すぎる感もあり、
もし揃えるなら「 粉砕機械 < 軽トラック 」との結論に達した見学会でした。
詳しくは → こちら