古今東西 珠玉の言の葉めぐり

これまで心に響いた珠玉の言葉を写真とともに掲載します

2013年 1月号

2013-01-21 | 言の葉


 源宗于(みなもとのむねゆき)(?-939)
 「ときはなる松のみどりも春来ればいまひとしほの色まさりけり」 和漢朗詠集427
 写真は、奈良県新公会堂の庭(2013年1月)








 「追ひつきて 夫に手袋 渡し得し」   山本敏子
 写真提供 山本公弘氏









 「あたらしき年の始にかくしこそちとせをかねてたのしきをつめ」 古今集1069
 (年の始めにこのように、千年の将来栄えるさまをあらかじめ思いえがいて、楽しさを積み重ねよ)
 古来から伝誦された大直毘(おほなほび)の神を祭るときの歌。
 大直毘の神は、悪を吉に転じる霊力を持つといわれる。
 南天は「難を転じて福となす」の意味でおめでたい縁起物。



 * 主な参考資料
   新潮日本古典集成「和漢朗詠集」
   角川ソフィア文庫「古今和歌集」

 著作・制作 KY企画


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