古今東西 珠玉の言の葉めぐり

これまで心に響いた珠玉の言葉を写真とともに掲載します

2014年 3月4月号

2014-03-18 | 言の葉

「防人に 立ちし朝明の かな門出に 手離れ惜しみ 泣きし子らはも」   作者不詳 万葉集 3569
「置きて行かば 妹はま愛し 持ちて行く 梓の弓の 弓束にもがも」    作者不詳 万葉集 3567 
「水鳥の 立ちの急ぎに 父母に 物言ず来にて 今ぞ悔しき」       有度部牛麻呂(うとべのうしまろ) 万葉集 4337


奈良県立美術館において、1978年に開催された「ロシア絵画の巨匠 レーピン名作展」の図録より転載
イリヤ・レーピン(1844-1930)
「初年兵の門出」1879年作(35歳)
図録の解説によれば、この絵は、ウラジミール大公が買い取り、有名な「ボルガの曳き舟人」と共に大公宮殿に革命まで飾られていたそうである。  
ウラジミール大公って? はて。






西行(1118-1190)
「吉野山去年のしをりの道かへてまだ見ぬかたの花を尋ねん」 新古今和歌集86
(2012年4月撮影)






宮沢賢治(1896-1933)
「はるきたりみそらにくもらひかるともなんぢはひとりかなしまず行け」 
大正七(1918)年四月保阪嘉内宛の葉書から


* 主な参考資料
  新潮社「新潮日本古典集成 萬葉集」
  1978年開催「ロシア絵画の巨匠 レーピン名作展」図録
  小学館「日本古典文学全集 新古今和歌集」
  筑摩書房「宮沢賢治全集」


著作・制作 KY企画




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