手話通訳者のブログ

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君子の交わりは水の如し

2016-11-10 06:05:35 | 手話
年寄りなんで、よく老子の一節が頭をよぎる。

老子ではないが、かつては「論語」を一般教養として誰でも知っていた。
今の教育現場で論語を教えることはなくなってしまったようだが、残念だ。
論語さえ知らないのだから、若い人は老子なんて知らんだろうな。

誤解のないように最初に書いておくが、自分のことを「君子」などと呼ぶ気はさらさらない。
俺は手話世界の嫌われ者。
もし君子ならば尊敬こそされ、嫌われることはあるまい。

地元ろう協の元会長のWさんとは、出会った時から今に至るまで、ろう者と手話通訳者の関係。
ある意味、味気ない、淡泊なつきあいだ。
Wさんこそ、君子と呼ぶにふさわしい。

Wさんのように、人と付き合うことができない。
ろう者に対しては、
「困ったことがあったら、いつでも相談に乗るで!」
と言っているし、「派遣者から冷たくあしらわれた」なんて話を聞くと、すぐに派遣者に食ってかかる。
熱い人、と嘲笑される。

今さら性格を変えることはできないし、変えようとも思わない。