手話通訳者のブログ

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私はろう者として生まれたことを誇りに思っている

2016-11-19 06:36:54 | 手話
こうおっしゃるろう者が少なくない。
意味がわからない。

「思い」として理解できる部分はある。
聞こえないために常に感じる孤独や差別と闘うため、自分を奮い立たせるため、自分がろうであることを堂々と見せて生きていくため。
私はろう者だ。
こう力強く思い、堂々と生きていく。
立派である。
ただ・・・
極ろう派などは、こういう思いが極端に出過ぎて、変なことになっている。

「私はろう者として生まれたことを誇りに思っている。聴者はバカばっかりだ。仲間である、ろう者たちと共に生きていく。聴者など相手にしない」
なんて言っている人を見ると、言いたくなる。

そういう考え方こそが差別の根源なのだ。