33年ぶりに3大会で2強撃破し銀メダルとなった日高高女子のメンバー
令和6年度県高校バレーボール新人大会は1日から3日まで和歌山市の県立体育館などで開き、女子の部で日高が準優勝。準決勝で2強の和歌山信愛に2―0でストレート勝ちし、難敵を撃破した。新人大会、インターハイ予選、春高バレー予選の県内主要3大会は開智、和歌山信愛の2強が長年優勝、準優勝を積み重ねてきたが、1992年以来、33年ぶりに2強の牙城を崩しての銀メダルとなった。日高はインターハイ予選のシード権も獲得した。
男子18チーム、女子22チームが出場。予選グループ戦を勝ち抜いた男子13チーム、女子16チームが決勝トーナメントで争った。
日高女子は、予選グループ戦で向陽にストレート勝ちし、決勝トーナメントに進出。1回戦で和歌山・紀北工に2―0で快勝、準々決勝も新翔を2―0で寄せ付けず、準決勝で2強の和歌山信愛と激突した。一進一退の激しいシーソーゲームとなり、日高はセッター河原崎の絶妙なトス回しから自慢のコンビバレーで速い攻撃を展開。第1セットを25―20で先取すると、第2セットも26―24のジュースの末に奪い、難敵を撃破した。上野、火縄、白井を中心に攻め立て、上野は打点の高いアタック、火縄が破壊力抜群のスパイクでポイント。白井はコースに打ち分ける巧みな攻撃で要所で決め、谷口陽南らのレシーブも冴えた。長瀨、坂口、平林らも決死のレシーブで奮闘、攻撃につなげた。決勝は開智に0―2で敗れた。
長瀨日鞠主将は「ベスト4以上を目標に頑張ってきたのでこのような結果を残せてよかったと思います。保護者の方を含め全員でつかみとった準優勝。決勝は悔いの残る試合だったのでこの結果に満足することなく、次は優勝をめざして頑張ります」。辻本栄喜監督は「信愛戦は歴史的な試合だった。新チーム結成以来、ミスの少ない確実なプレーをテーマに取り組んできたことが実った。みんなやるべきことをきっちりやってくれた。勝ち進めば準決勝で対戦することから『打倒、信愛』を掲げて挑み、選手たちの勝利への気持ちがすごかった。インターハイでは開智にリベンジを果たしたい」と話した。
日高地方勢は日高男子が粉河を2―0で下し予選グループ戦を通過。決勝トーナメント初戦の準々決勝で那賀に第1セットを先取したものの、第2、第3セットを連取され、セットカウント1―2で惜敗した。
開智男子は29年連続29回目、同女子は2年ぶり8回目の優勝。男女とも上位4チームがインターハイ予選のシードを獲得した。
日高女子のメンバーは次の皆さん。
【日高女子】監督=辻本栄喜▼コーチ=龍神秀夫▼マネージャー=橋本夏寧▼選手=長瀨日鞠、河原崎あい、前田百愛、羽山里空、中畑葵琳、坂口心莉、火縄友基、白井稟子、瀧本優花、平林栞奈、上野莉胡、谷口璃乃、谷口陽南、橋本莉奈。
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