紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

県高校バレー新人大会 日高女子が銀メダル 〈2025年2月5日〉

2025年02月05日 08時30分00秒 | 記事


33年ぶりに3大会で2強撃破し銀メダルとなった日高高女子のメンバー


 令和6年度県高校バレーボール新人大会は1日から3日まで和歌山市の県立体育館などで開き、女子の部で日高が準優勝。準決勝で2強の和歌山信愛に2―0でストレート勝ちし、難敵を撃破した。新人大会、インターハイ予選、春高バレー予選の県内主要3大会は開智、和歌山信愛の2強が長年優勝、準優勝を積み重ねてきたが、1992年以来、33年ぶりに2強の牙城を崩しての銀メダルとなった。日高はインターハイ予選のシード権も獲得した。
 男子18チーム、女子22チームが出場。予選グループ戦を勝ち抜いた男子13チーム、女子16チームが決勝トーナメントで争った。
 日高女子は、予選グループ戦で向陽にストレート勝ちし、決勝トーナメントに進出。1回戦で和歌山・紀北工に2―0で快勝、準々決勝も新翔を2―0で寄せ付けず、準決勝で2強の和歌山信愛と激突した。一進一退の激しいシーソーゲームとなり、日高はセッター河原崎の絶妙なトス回しから自慢のコンビバレーで速い攻撃を展開。第1セットを25―20で先取すると、第2セットも26―24のジュースの末に奪い、難敵を撃破した。上野、火縄、白井を中心に攻め立て、上野は打点の高いアタック、火縄が破壊力抜群のスパイクでポイント。白井はコースに打ち分ける巧みな攻撃で要所で決め、谷口陽南らのレシーブも冴えた。長瀨、坂口、平林らも決死のレシーブで奮闘、攻撃につなげた。決勝は開智に0―2で敗れた。
 長瀨日鞠主将は「ベスト4以上を目標に頑張ってきたのでこのような結果を残せてよかったと思います。保護者の方を含め全員でつかみとった準優勝。決勝は悔いの残る試合だったのでこの結果に満足することなく、次は優勝をめざして頑張ります」。辻本栄喜監督は「信愛戦は歴史的な試合だった。新チーム結成以来、ミスの少ない確実なプレーをテーマに取り組んできたことが実った。みんなやるべきことをきっちりやってくれた。勝ち進めば準決勝で対戦することから『打倒、信愛』を掲げて挑み、選手たちの勝利への気持ちがすごかった。インターハイでは開智にリベンジを果たしたい」と話した。
 日高地方勢は日高男子が粉河を2―0で下し予選グループ戦を通過。決勝トーナメント初戦の準々決勝で那賀に第1セットを先取したものの、第2、第3セットを連取され、セットカウント1―2で惜敗した。
 開智男子は29年連続29回目、同女子は2年ぶり8回目の優勝。男女とも上位4チームがインターハイ予選のシードを獲得した。
 日高女子のメンバーは次の皆さん。
【日高女子】監督=辻本栄喜▼コーチ=龍神秀夫▼マネージャー=橋本夏寧▼選手=長瀨日鞠、河原崎あい、前田百愛、羽山里空、中畑葵琳、坂口心莉、火縄友基、白井稟子、瀧本優花、平林栞奈、上野莉胡、谷口璃乃、谷口陽南、橋本莉奈。


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御坊市制70周年記念「NHKのど自慢」生放送で熱唱 〈2025年2月4日〉

2025年02月04日 08時30分00秒 | 記事



合格の鐘を鳴らした御坊市の高1と中3の幼馴染(写真上)と
日高川町の中高校生3人組


 御坊市制施行70周年記念特別事業「NHKのど自慢」本選は2日、市民文化会館大ホールで行われ、200組が出場した前日の予選会を突破した20組が全国生放送で持ち歌を熱唱。ゲストの鳥羽一郎さん、島谷ひとみさんが見守る中、6組が見事に合格の鐘を鳴らしたほか、86歳の女性が特別賞を受賞した。満席の聴衆も手拍子や掛け声などで盛り上げ、御坊から全国に元気を届けた。
 生放送前に三浦源吾御坊市長があいさつし、二宮直輝アナウンサーの司会で午後0時15分にスタート。応募約500組から書類審査を通過した200組が前日の予選会に出場し、本選出場を勝ち取った20組が順に自慢のノドを披露。
 地元の和歌山高専男子学生が森山直太朗さんの「さくら」、御坊市の高校1年と中学3年の幼馴染女子が島谷さんの「YUME日和」、御坊市の工務店二代目女性が高橋真梨子さんの「foryou⋯」、日高川町の中高校生女子3人組がイクマあきらさんの「ダイナミック琉球」、日高町の大学生男子がMrs・GREENAPPLEの「ダンスホール」、海南市の高校生女子と母親の親子がゆずの「いつか」で、それぞれ合格の鐘を鳴らし、このうち日高町の大学生がチャンピオンに選ばれた。
 ピンクのドレスで菅原都々子さんの「月がとっても青いから」を歌った86歳女性が特別賞に選ばれたほか、地元花農家の消防団副団長が「宇宙戦艦ヤマト」、地元の中学校男性教師が鳥羽さんの「男の港」、御坊市出身の小学校女性教師が「麦の唄」、出場最年長の90歳男性が「柳葉魚」、学童保育支援員女性が「セーラー服と機関銃」、卒業を前にした中学生男子が「旅路」を熱唱するなど会場を盛り上げた。
 鳥羽さんが持ち歌を歌った出場者に駆け寄り「良かった」と握手したり、島谷さんが持ち歌で合格の鐘を鳴らした出演者と「うれしい」と抱き合うシーンもあった。ラストは鳥羽さんが「朋輩よ」、島谷さんが「YUME日和」を歌い、会場をわかせた。御坊市の自慢「健康マージャン」と「スターチス」の紹介映像も全国に流された。
 御坊市での「のど自慢」開催は市制施行60周年以来10年ぶり。予選会の模様は14日午後7時30分からNHK総合で放送する。


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下川氾濫対策 通称18メートル道路地中に放水路設置 〈2025年2月2日〉

2025年02月03日 08時30分00秒 | 記事


日高川堤防側の放水路、排水施設のイメージ


 県が進めている日高川水系河川整備計画のひとつで、令和3年度から事業着手している下川放水路整備事業は今年度中に初めての工事発注を行い、来年度当初から着工する。下川は河川ぎりぎりまで家屋が密集し、拡幅が難しいため、通称18メートル道路(県道御坊停車場線)の地中に放水路を設置し、大雨時は放水路から日高川に直接放流することで氾濫を防ぐもので、地域住民らは一日も早い完成を期待している。
 下川は藤田町吉田地内から旧御坊町内を通り、西川に合流する延長約4キロ。市街地を流れ、川幅が狭い上に河床が低く、河川ぎりぎりまで家屋が密集していることから今以上の拡幅が難しいため、天理教湯川分教会前の県道交差点から日高川堤防まで約1・5キロの通称18メートル道路(県道御坊停車場線)の地中約5~7メートル下に、3・4メートル四方の放水路(ボックスカルバート)を設置する。
 令和3年度に新規事業着手し、5年度から今年度にかけて詳細設計を行い、現在は工事発注準備、用地交渉を進めている。工事はオープンシールド工法を採用し、100メートル間隔程度で工事を進める。18メートル道路4車線のうち中央の2車線部分を掘削し、地中に放水路を設置するため、工事中は両サイドの1車線は通行できるようにする。日高川寄りの下流部分から工事を始める予定で、今年度中に1件の工事発注を行い、7年度当初から着工する。
 放水路の流下能力は計画流量が毎秒20トン、最大流量が毎秒26トン。日高川に直接放流するための排水施設(高さ約5メートル)は、18メートル道路堤防から約40メートル離れた場所に設置し、フラップゲート(高さ2・5メートル、幅3メートル)を二つ取り付ける。ゲートは日高川との水位差によって自動開閉し、ゲートより水位が低ければ排水し、水位が上がれば放水路に逆流しないようにする。
 放水路への流入施設も2カ所に設置する。平時は水は下川を流れるが、大雨で下川の水位が上がり、流入施設に設けたコンクリート壁を超えれば放水路に水が流れ込むため、下川の氾濫を防げるという。総事業費は未確定。完成時期も今後の予算のつき方次第のため不確定。市自治連合会は「河川ぎりぎりまで家屋が密集しており、地域住民の不安は大きい。一日も早い完成をお願いしたい」と求めている。


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江川小で教育家の菊池さんが示範授業と教育講演会 〈2025年2月1日〉

2025年02月01日 08時30分00秒 | 記事


独自の授業を展開する菊池さん


 日高川町の学校再編で、今年3月に閉校となる江川小学校(花光英香校長)は30日、元小学校教諭で教育実践研究家の菊池省三さんを迎え、示範授業と教育講演会を開催。菊池さんは、子どもたちを褒めることに重点に置きながら授業をすすめ、児童に「人を喜ばせることができるようになろう」、「コミュニケーションの力を新しい世界でものばそう」と伝え、この春に統合され新しい学校に通う児童にエールを送った。
 菊池さんは、平成24年にNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」に取り上げられたことを機に「世界一受けたい授業」や「たけしのニッポンのミカタ」などに出演。30年以上の教員生活で培った教育実践を広めようと、全国各地で講演活動を展開している。
 同校では、2年生5人と3・4年生10人を対象に授業。菊池さんは、最初にクラスを「明るい」「切り替えスピード」「やる気の姿勢」などと褒めながら児童との距離を縮めた。対話や話し合いをしながら授業を進め、児童の言動や態度を褒めて、意欲を高めた。
 2年生では、イソップ寓話の「きつねとつる」の話を紹介し、「悪いのはどっち」と問いかけ、それぞれに分かれた児童が理由を考えて意見を出し合った。意見の内容に加えて「紙に書いていないことも、自分の言葉で言えるのはとても大事」、「言葉だけでなく身振り手振りもあり分かりやすい」などと児童の姿勢も評価。最後に「4月から多くの友達がいる学校に通うと思いますが、人を喜ばせることができる3年生になって」とエールを送った。
 3・4年生でも同様に授業を行い、4コマ漫画の展開を児童が予想、登場人物の気持ちやどうすれば良かったかを考えさせ、コミュニケーションの重要性を説いた。「コミュニケーションの力を新しい世界でも伸ばそう。新しい友だちともコミュニケーションを取って、格好良く幸せに過ごして」と伝えた。
 教育者向けの講演会「対話・話し合いを生み出す『第3の言葉』『第4の言葉』を考える」では、「一般性や常識を身に付けないと本当の個性が出ない」、「対話や議論で授業が始まるが、学級のインフラが整っていないと不満がでる」などと指摘。「教師とは褒める仕事。その子の価値を発見し、伝えることが重要」とアドバイスした。


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かわべ天文公園再整備 まずフットサル場整備着手へ 〈2025年1月31日〉

2025年01月31日 08時30分00秒 | 記事


フットサルコート整備が準備段階に


 日高川町は、約8億円を投じて、令和5年度から9年度までの5カ年計画で進めるかわべ天文公園の再整備の第1弾となるフットサルコート整備工事にまもなく着手する。1期工事はコートの整備、2期工事(7年度予定)は周辺整備で駐車場や照明設備などを整備、8年度に日高地方初の屋外フットサルコートとして運用開始の予定。公園建物の改修や屋外に大型複合遊具、ドッグラン、駐車場の増設など順次整備を進めていく方針で、国庫補助の対象期間となる令和9年度の完成を目指す。
 再整備計画は、入園者の減少など人気に陰りが見える同公園を魅力ある施設にしようと、若手の町職員から屋外宿泊施設やカフェを併設した図書館、遊具の充実などの提案が出され、令和4年度に概略設計業務委託料(150万円)、5年度に設計業務費約2000万円を計上して実現に向けた構想を練ってきた。
 現在準備が進められているフットサルコートは人工芝で、国際基準を満たす38メートル✕20メートルを1面、JFA(日本サッカー協会)のフットサル協議規則コートの25メートル✕16メートルでは2面を整備。普段の練習から公式戦でも活用できる。このほか1期工事では高さ約5メートルの防球ネットも整備。2期工事では、駐車場やフットサルコート周辺のフェンス、夜間でも利用できるように照明設備も整える。
 フットサルコートを皮切りに今後、建物の改修や屋外に大型複合遊具、ドッグラン、駐車場の増設など順次整備を進めていく方針で、国庫補助の対象期間となる令和9年度までの5カ年で総事業費約8億円を投じて完成を目指す。1期工事は、弘安建設(株)=和歌山市=が施工する。


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知的障がい者サッカー 藤原さん日本代表を目指し挑戦 〈2025年1月30日〉

2025年01月30日 08時30分00秒 | 記事


関西トレセンに参加した藤原さん


 日高地方のサッカー文化を発展、活性化させようと取り組む「S・I・S Special Training」(坂本寿里也代表)に所属する藤原由愛さん(20)=御坊市=が、日本知的障がい者サッカー連盟の女子関西トレセンに初めて参加。大好きなサッカーを心から楽しみながら、技術面の向上にも意欲的で、藤原さんは、日本代表を目指し、前向きに挑戦している。
 藤原さんは、新潟県の小学校から御坊小に転校し、御坊中に通学。小さな頃からサッカーが好きで、小学校時代は御坊キックマンに所属、中学校では先生と1対1でサッカーを続け、15歳の時にS・I・Sに入った。当初は人とコミュニケーションをうまく取ることが苦手でトレーニングを離れてしまうこともあったが、大好きなサッカーが藤原さんを成長させ、周囲の子どもたちにも存在を認めてもらえたことで続けてこられたという。
 坂本代表の「日本代表になれるよ?」との勧めで「もっとうまくなりたい」と有望な選手を発掘し、質の高い指導のもとでレベルアップを図る関西トレセンに参加。25日に大阪府のJ丨GREEN堺で行われた今年度第3回には、藤原さんを含め、大阪と京都から5選手(GK2人)が来ており、ポジションの設定はなかったが、フィールドプレイヤーとして、ドリブルやシュート、パスなど基本メニューをこなした。今後も関西トレセンは数回行われる予定で、認められれば、全国クラスのナショナルトレセンに引き上げられ、日本代表への道が開ける。
 藤原さんは、普段は、S・I・Sでの火、水、木の週3回の練習日を基本に、土日も何かあれば参加できるようにし、小学生や中学生に交じってミニゲームに参加したり練習。「サッカーを通じて友達を作りたいし、とにかく試合をしたいし、毎日、サッカーしたい」とし、関西トレセンについて「最初は緊張したけど、楽しすぎてさらにサッカーが好きになった。上手な選手といっしょにもっとプレーして、自分ももっとうまくなりたい」と笑顔。
 坂本代表は「ポジショニングが良く、受け手がほしいタイミングにパスを通すことができる選手でオールラウンダー。とにかく向上心がすごく、サッカーが彼女と社会を、彼女と仲間たちを繋ぐ大きな力となっており、その大好きなサッカーで大きな目標に向かってチャレンジしてほしい。障がいを持つ人々に、自分もスポーツをやってみたいと思えるような、勇気を与える存在になってもらえれば」と期待している。


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日高川町高津尾の空き家を活用し、焼き芋屋開店 〈2025年1月29日〉

2025年01月29日 08時30分00秒 | 記事


中津においもん屋がオープンする


 日高川町高津尾に石焼き芋「おいもん屋」が2月2日にオープンする。販売するのは、10年前に岸和田市から同町に移住してきた大野充さん(69)、ひとみさん(64)夫妻。これまで御坊駅前などで移動販売として石焼き芋を販売していたが「地元の人の憩いのようなスペースになれば」と移住先の日高川町の空家を活用し、店を始める。
 大野さんは10年前、当時勤めていた会社で退職を間近に控えたタイミングで脱サラ。農業がしたいと移住を考え、さまざまな場所を調べたところ、岸和田からの交通の便がよく、豊かな自然、美しい日高川が気に入り、同町を拠点とすることに決めた。当初はアルバイトをしながら、ほうれん草やオクラ、ブルーベリーなどを栽培。しかし、コロナ禍でアルバイトができなくなり、知り合いからもらった焼き芋の機械を軽トラに乗せ、移動販売を展開するようになったという。
 移動販売は、平日の午後に御坊駅前。日曜日は、日高川町のほか御坊市、美浜町、田辺市など県内の人が集まる場所や、フリーマーケットなどのイベントに出店してきた。今回、地域交流の場や活性化など何か地元に貢献したいと、中津地区の空家を活用し、店舗を持つことを決心。当面は、焼き芋、冷やし芋、干し芋のほか、焼き鳥、フランクフルト、ホットドックをテイクアウトのみで販売するが、今後は店内でのランチなども検討し、地域の野菜を使った料理やスイーツなどを提供していきたい考え。移動販売も継続する。
 大野さんは「移動販売の時に焼き芋を買っていただいたお客さんから、人づてに『おいしかった』との声をいただき、本当にうれしく感謝しています。そんな声を励みにお店も頑張っていきたい。口コミで評判が広がり、地元の人を中心に多くの人に買いに来ていただきたい」と話している。
 場所は、日高広域消防中津出張所前。時間は午前10時から午後5時30分ごろまで。問い合わせは、大野さん(電話080・1506・5591)。


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御坊市立体育館で「第3回みーやちゃんカルタ大会」 〈2025年1月28日〉

2025年01月28日 08時30分00秒 | 記事


真剣勝負で盛り上がった対戦


 御坊市観光協会(高垣太郎会長)は26日、市立体育館で第3回みーやちゃんカルタ大会を開き、4部門に3歳から73歳まで107人が出場し、みーやちゃんのイラストが入った「御坊市のカルタ」を使い、トーナメント方式で熱戦を展開した。
 未就学児は42人、小学生低学年は36人、同高学年は14人、一般(中学生以上)は15人が出場。ゲストは観光協会観光PR大使を務める印南町樮川出身のシンガーソングライター・にしゆきさん、市内在住のモデル・タレントの坂尻夏海さん、みーやちゃん。にしさん、坂尻さんは読み手を担当し、みーやちゃんは参加者とふれあった。
 カルタは市内の史跡名所や歴史、観光地、偉人、イベント、特産品など観光資源の魅力を網羅した「御坊市のカルタ」を使用。1回戦や2回戦では獲得枚数に差が出る勝負が多かったが、勝ち上がるにつれレベルは上がり、接戦にもつれる試合が多かった。上位入賞者には、みーやちゃんグッズや食事券などをプレゼントした。
 カルタは毎年度、市内小学1年生全員に無料配布しているほか、1セット1000円で一般に販売している。問い合わせは市商工振興課(電話23・5531)へ。上位入賞者は次の皆さん。
【未就学児】(1)清山青波(2)橋本実侑(3)高野咲茉、山本彩人。
【小学生低学年】(1)曽根あさひ(2)中本凱心(3)井上紀奏、大川明紗。
【同高学年】(1)大川祈愛(2)大川晄夜(3)小森匠、小森美緒。
【一般】(1)大川智美(2)松本章裕(3)木戸優衣、中尾周平。


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御坊市 戸別訪問成果、家具固定申請最多 〈2025年1月26日〉

2025年01月27日 08時30分00秒 | 記事


家具転倒防止金具、感震ブレーカー取り付けを


 御坊市が大規模地震発生時の人的被害軽減を目的に平成29年度から実施している家具転倒防止金具取付事業の今年度申請数は過去最多の137件に上り、令和5年度から続けている一人暮らし世帯への戸別訪問の成果が表れている。来年度は65歳以上の複数(二人以上)世帯1325戸の訪問を行うとともに、新たに65歳となる一人暮らし世帯への訪問も続け、事業の活用を推奨していく。
 三浦市政は防災対策を重点課題と位置づけ、2期目は各家庭での家具固定や個別避難計画策定、自主防災組織の連携強化と未設置地域での組織設立等に力を入れている。家具転倒防止金具取付事業は65歳以上一人暮らし・複数世帯、障害者世帯に推奨しているが、平成29年度から令和4年度まで6年間の総申請数は94件にとどまっていた。
 民生委員の協力で令和4年10月から12月にかけて65歳以上の一人暮らし約2200世帯を対象に初の実態調査を行い「自己負担ゼロなら活用したい」と答えた人が506人いたことから防災対策課職員が戸別訪問した結果、5年度申請数は88件と大幅に増加した。
 6年度は民生委員調査後の5~6年度に65歳となった一人暮らし1768戸を対象に専従の会計年度任用職員と再任用職員が戸別訪問。対面できた759人のうち、検討する意向を示した381人(固定済み14人含む)にチラシや申請書を渡し、137人から申請があった。2年連続で過去最多を更新し、地道な活動の成果が表れている。戸別訪問することで安否確認、熱中症予防を呼びかける機会にもなっている。
 次のステップとして来年度は、65歳以上の複数世帯1325戸を対象に戸別訪問を行うほか、来年度中に新たに65歳となる一人暮らし世帯への訪問も続け、事業の活用を推奨する。
 事業は1世帯あたり家具3竿(たんす、食器棚、本棚が対象)の転倒防止金具取り付けを補助。金具代(金具は市が指定)と取り付け費用をあわせて1世帯あたり9500円を上限に補助するため、自己負担はいらない。今年度申請は今月末まで受け付けている。問い合わせは防災対策課(電話23・5528)へ。

相乗効果で申請過去最多89件
感震ブレーカー設置補助事業
 戸別訪問では、家具転倒防止金具取付事業とあわせ感震ブレーカー設置事業の活用も推奨し、今年度は過去最多となる89件の申請を受け付けている。
 今年度予算は40件80万円で、すでに予算を使い切っているが、他の予算を流用し、目標だった80件を超えた。今年度申請は今月末まで受け付けている。
 感震ブレーカーは地震を感知すると自動的にブレーカーを落とし、電気を止める装置で通電火災対策に効果的とされる。
 対象者は家具転倒防止金具と同じで、1世帯当たり購入費と設置費用で2万円を上限に補助。事業を始めた令和3年度は24件、4年度は22件、5年度は19件と伸び悩んでいた。


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御坊市スケートパーク来春オープン 〈2025年1月25日〉

2025年01月25日 08時30分00秒 | 記事


運動公園に建設するスケートパークの完成イメージ
(ピンクは初心者向け、その内側が上級・中級者向け)


 御坊市教育委員会は23日、御坊総合運動公園パターゴルフ場(約2800平方メートル)に建設するスケートパーク整備基本計画の大枠を発表。パークは県下最大規模となり、上級・中級者向けの多種多様なセクション、初級者向けの周回コース(約200メートル)などを設ける。専門家や市スケートボード協会との協議を積み上げながら計画するのは全国でも珍しく「他に誇れる充実した施設」になるという。事業費は1億数千万円を予定。令和7年度で建設し、8年4月オープンをめざす。

 県内には和歌山市や田辺市にスケートパークがあるが、日高地方にはなく、市内外の若い世代の愛好家を中心に市内への早期建設をめざそうと、令和4年5月に市スケートボード協会を設立。署名活動を行い、市内3714人、日高郡内3818人をはじめ県内外から1万1655人の署名を集め、同年8月に三浦源吾市長に提出した。
 その後、市教育委員会が同協会と話し合いを進め、令和5年度に新規事業着手し、現在は基本計画を策定中。スポーツ振興とともに賑わいづくりを目的に「魅力あり、使いやすく、利用者から愛される施設」をコンセプトに、日本スケートボード協会競技委員の本間章郎氏をアドバイザーに教委、協会、計画策定委託業者が月1回以上のペースで協議を重ね、計画の大枠がまとまった。
 パターゴルフ場の全面を活用し、全体面積約2800平方メートルのうち、上級・中級者コースのコンクリート舗装部分は約1300平方メートル、その周囲に設ける初心者向けの練習エリア、周回コースのアスファルト舗装部分は約500平方メートル。コンクリート舗装とアスファルト舗装の間には芝生か砕石で緩衝帯を設け、上級・中級者と初心者が安全にプレーできるように配慮。
 上級・中級者コースは協会の意見を可能な限り取り入れた難度の高い6段・4段両ステア、プランターレッジ、ダウンレッジ、ダウンレール、ウェーブ、マニュアルボックスなどの多種多様なセクションを設け、左右の利き足どちらでもプレーできるように左右対称にしたセクションも複数ある。若い愛好者の意見を取り入れながら計画を積み上げるのは全国でも珍しい取り組みで、本間氏から「他に誇れる施設」とのお墨付きも得ている。
 全体事業費は1億数千万円予定。このうち付帯施設(外構、照明、電気、水道など)を除くコンクリート舗装、アスファルト舗装部分の工事費は約8700万円で今月6日にスポーツ振興くじ助成金(最大2000万円)申請を行った。実施設計費や工事費は新年度当初予算に計上するが、現在査定中のため、予算や基本計画の内容が変動する可能性もある。


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