木村美月教室から受賞した3人(左から三木さん、髙川君、木村君)
浄土宗児童教化連盟主催の第44回全国青少年奉納書道展の受賞者が決まり、木村美月さん指導の書道教室=美浜町浜ノ瀬=から3歳の髙川麗緒君=日高川町小熊=が最高賞となる金賞(浄土門主賞)を受賞し日本一に輝いたほか、三木愛智さん=内原小4年=が3年連続で金賞(金戒光明寺執事賞)、木村翔大君=御坊小1年=も銅賞に選ばれた。学年は受賞時。
全国の園児から高校生までが対象で、今回は1000点以上の応募があった。
髙川君は2歳の時に、同教室に通ういとこの練習について行き、遊びながら練習に参加。同書道展規定の半折(縦135センチ)に合わせ、新聞紙に練習をしていた。締め切りが差し迫った昨年のある夏の日、髙川君は真剣な表情で大きな筆を手に取ると一心不乱に「ふじ山」としたためた。木村美月さんはその時の様子を「ひときわノッていた」と振り返る。大人顔負けの仕上がりに周囲から大きな拍手が起こったという。三木さんは「仲間の力」、木村君は「正しい人」とそれぞれ書いた。
3歳で初出品し、最高賞の知らせを受けると、教室は歓喜に湧いた。3年連続金賞の三木さん、銅賞の木村君とともに喜びを爆発させた。木村美月さんは「まさか最高賞を取ると思っていなかったので、驚いています。初めてのことで、3人も受賞できてとてもうれしいです」とたたえ、「これからの成長に期待しています」と話した。
金・銀・銅賞作品は、7日まで東京都港区の増上寺大殿地下ギャラリーで。18~25日まで京都市東山区の総本山知恩院和順会館で展示する。
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