合格の鐘を鳴らした御坊市の高1と中3の幼馴染(写真上)と
日高川町の中高校生3人組
御坊市制施行70周年記念特別事業「NHKのど自慢」本選は2日、市民文化会館大ホールで行われ、200組が出場した前日の予選会を突破した20組が全国生放送で持ち歌を熱唱。ゲストの鳥羽一郎さん、島谷ひとみさんが見守る中、6組が見事に合格の鐘を鳴らしたほか、86歳の女性が特別賞を受賞した。満席の聴衆も手拍子や掛け声などで盛り上げ、御坊から全国に元気を届けた。
生放送前に三浦源吾御坊市長があいさつし、二宮直輝アナウンサーの司会で午後0時15分にスタート。応募約500組から書類審査を通過した200組が前日の予選会に出場し、本選出場を勝ち取った20組が順に自慢のノドを披露。
地元の和歌山高専男子学生が森山直太朗さんの「さくら」、御坊市の高校1年と中学3年の幼馴染女子が島谷さんの「YUME日和」、御坊市の工務店二代目女性が高橋真梨子さんの「foryou⋯」、日高川町の中高校生女子3人組がイクマあきらさんの「ダイナミック琉球」、日高町の大学生男子がMrs・GREENAPPLEの「ダンスホール」、海南市の高校生女子と母親の親子がゆずの「いつか」で、それぞれ合格の鐘を鳴らし、このうち日高町の大学生がチャンピオンに選ばれた。
ピンクのドレスで菅原都々子さんの「月がとっても青いから」を歌った86歳女性が特別賞に選ばれたほか、地元花農家の消防団副団長が「宇宙戦艦ヤマト」、地元の中学校男性教師が鳥羽さんの「男の港」、御坊市出身の小学校女性教師が「麦の唄」、出場最年長の90歳男性が「柳葉魚」、学童保育支援員女性が「セーラー服と機関銃」、卒業を前にした中学生男子が「旅路」を熱唱するなど会場を盛り上げた。
鳥羽さんが持ち歌を歌った出場者に駆け寄り「良かった」と握手したり、島谷さんが持ち歌で合格の鐘を鳴らした出演者と「うれしい」と抱き合うシーンもあった。ラストは鳥羽さんが「朋輩よ」、島谷さんが「YUME日和」を歌い、会場をわかせた。御坊市の自慢「健康マージャン」と「スターチス」の紹介映像も全国に流された。
御坊市での「のど自慢」開催は市制施行60周年以来10年ぶり。予選会の模様は14日午後7時30分からNHK総合で放送する。
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