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和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

御坊市 24年かけ道成寺天田橋線拡幅 〈2025年1月10日〉

2025年01月10日 08時30分00秒 | 記事


歩道整備、車道舗装が終わった最終工事区間


 御坊市が、平成12年度から着手していた都市計画道路・道成寺天田橋線拡幅事業が間もなく完了。拡幅区間は日高川右岸堤防の通称18メートル道路三差路から野口新橋方面、ひまわり団地前までの延長1キロ。境界線確定など問題解決に時間を要したほか、市単独事業に伴う財政負担平準化から年間予算を4000万円に限定したこともあり、完了まで24年の歳月を要した。総事業費は約10億2100万円。
 拡幅事業は、昭和55年度から平成11年度まで約10億円かけ、国道42号線天田橋北詰から拡幅された18メートル道路の完了に引き続いて平成12年度から着手。地域住民が日常的に利用する主要幹線道路のひとつで、市街地から高速道路へのアクセスをよりスムーズにするため、幅員約5・5メートルだった現道を全幅12メートル(車道7・5メートル。市街地側に片側歩道3・5メートル)に拡幅した。
 18メートル道路三差路から御坊大橋交差点までの500メートル区間は平成25年度に完了し、その後、ひまわり団地前までの拡幅を順次進め、最終年度の今年度は残っていた150メートル区間の車道舗装や歩道整備など仕上げ工事を行い、現在行われている歩道の転落防止柵取り付けが終われば完了。御坊大橋交差点から野口新橋交差点まで見通しの良い直線道路でつながった。
 事業着手から完了まで24年かかったのは、堤防と民地との境界線の確定などさまざまな問題解決に時間を要したほか、市単独事業による財政負担の平準化が大きい。平準化については財源の90%が起債を使っていることもあり、年度ごとに予算の増減が生じないように今年度も含めて過去10年以上、年間予算を一律4000万円に設定してきたため、工事を一気に進められなかった。
 令和7年度から9年度までは、すでに拡幅事業の終わっているひまわり団地前から野口新橋交差点まで650メートル区間の維持修繕として法面両サイドの樹木伐採と防草シート設置、昇降路取り付け部分の改善を予定しており、概算事業費は1億2000万円。


 その他の主なニュー」

9日、印南町の山口八幡神社で「えびす祭」始まる

御坊市少年少女発明クラブ 廃プラ利用発明コン入賞3人を表彰

美山(日高川町)など山間部で雪、週末にかけて今季一番の寒波

ベトナム総領事招待で美浜町長夫妻が旧正月祝うレセプションで交流


御坊市ふるさと納税4年連続11億円突破 〈2025年1月9日〉

2025年01月09日 08時30分00秒 | 記事


御坊市の特産品が並ぶポータルサイト


 御坊市が、昨年12月末現在の令和6年度ふるさと納税寄付額をまとめた。寄付額は4年連続で11億円を突破し、4年度、5年度に続いて12億円を超える見通しだが、国のルール改正や自治体間の競争激化などから寄付件数は前年度より減少しており、平成29年度から続いている過去最多記録の更新は微妙。今後も全国の御坊ファンを増やす関係人口創出の取り組みに一層力を入れ、寄付件数増につなげたい考え。
 12月末現在の寄付額は11億1821万500円。5年度同期11億5229万8000円から3%減少しているが、4年連続で11億円を突破し、4年度、5年度に続いて12億円を超える見通し。一方、寄付件数は7万7482件で、5年度同期9万1405件から15・3%と大きく減少し、初めて10万件の大台を超えた5年度を下回るのは確実で、過去最多12億8834万円を超えられるかは微妙。
 平成28年12月からインターネットを活用した大手ポータルサイトに委託。28年度4844万円だったのが、29年度1億395万7008円、30年度2億4424万4070円、令和元年度5億9459万423円、2年度9億6126万5633円、3年度は11億2455万4000円、4年度12億841万2000円、5年度12億8834万円と年々増加し、7年連続で最多記録を更新中。
 寄付件数の減少は、令和5年10月から国がルール改正したことで実質な値上がりにつながったことや自治体間競争が激化していることなどが考えられ、リピーターの増加、新規寄付者の獲得が課題。市企画課は「引き続き地域の特産品を通じ、御坊の魅力を伝え、御坊を応援してくれる『御坊ファン』獲得に努めたい」とし、関係人口創出に向けた各種施策に一層力を入れる考え。
 返礼品は地元事業者、地元産品を基本としているため、新規事業者の開拓、出品事業者へのフォローや連携も強化。6年度は3事業者が新規参画し、91事業者に増えた。返礼品は5年度1074品目から1132品目に増え、さらに充実した。平成30年度と比べ事業者は3・5倍、返礼品は6・3倍に増えている。
 返礼品はイチゴやスイカ、メロン、ミカン、梅、野菜が人気で、果物・野菜類が全体の98・2%。寄付者は東京都24・2%が最も多く、次いで神奈川県10・2%で関東地方が全体の49・4%を占めている。


 その他の主なニュー」

美浜町 令和6年度ふるさと納税、初めて12億円突破

 印南町の山口八幡神社がえびす祭前に福笹作り

ロッテ・西川史礁選手(日高川町出身)が選手寮に入寮

日高町志賀で平屋建て全焼、一人暮らしの80代女性死亡


近畿中学ソフトテニスインドア大会で日高の松下・阪本組が準優勝 〈2025年1月8日〉

2025年01月08日 08時30分00秒 | 記事


女子個人準優勝の松下さん(右)阪本さん


 第41回近畿中学生ソフトテニス選抜インドア大会はこのほど、滋賀県長浜市の県立長浜バイオ大学ドームで開かれ、女子個人で日高の松下音羽さん(2年)阪本美晴さん(同)組が準優勝したほか、男子団体で印南STC、湯川が3位、個人で印南STCの石橋建人君(1年)田端一葵君(同)組が5位に入賞した。
 個人戦は男女とも各府県を勝ち抜いた96組がトーナメントで競った。2回戦から出場の松下・阪本組は初戦の2回戦を4―1で勝ち上がり、3回戦、4回戦はともに4―0のストレート勝ち、準々決勝は4―3で競り勝ち、準決勝は昇陽(大阪)のペアを4―1で退けた。決勝は0―4で敗れたものの準優勝と健闘した。石橋・田端組は初戦の2回戦、続く3回戦はともに4―0で下し、4回戦は4―3の接戦を制し、準々決勝で大会を制した奈良のペアに0―4で敗れた。
 団体戦は男女とも各府県予選を勝ち抜いた24チームが出場し、トーナメント戦で競った。印南は初戦の2回戦で奈良LEGENDSを2―1で下し、準々決勝は甲南(滋賀)を2―1で退けた。準決勝で大会を制した大津(兵庫)に1―2で惜しくも敗れた。湯川は初戦の2回戦で綾部(京都)を2―1で退け、準々決勝は朝桜(滋賀)を2―1で下した。準決勝は王寺ユース(奈良)に1―2で競り負けた。
 この他、女子団体で西山希歩さん(印南2年)がメンバー入りの田辺STCが3位に入った。
 男子団体3位の印南STC、湯川のメンバーは次の皆さん。
【印南STC】山口敬仁、草分和磨、石橋建人、田端一葵、中島海成、久安宏弥。
【湯川】大江陽翔、朝間大凱、川辺光彩、石橋尚久、松田悠聖、松本脩暉、井本虎偉、宮下桐一。


 その他の主なニュー」

美浜、日高川両町で7日、消防出初式

 御坊市「ごぼう健康ウオーキング」来年度も継続

県弓道連盟初射会・高校男子の部で塩路駿さん優勝

由良町と印南町の小中学校で7日、3学期始業式


御坊商工会議所、紀州新聞社、日高新報社主催の新春賀礼会 〈2025年1月7日〉

2025年01月07日 08時30分00秒 | 記事


山本議長の音頭で主催者、来賓が乾杯

洋上風力推進に意欲を示した世耕代議士


 御坊商工会議所、紀州新聞社、日高新報社主催の令和7年新春賀礼会は4日、市内の「花ご坊」で開き、世耕弘成代議士をはじめ管内首長や県議、市議ら政財界から110人が出席。懇親会や抽選会などで和やかに新年の幕開けを祝い、ふるさと発展へ決意を新たにした。

 上西一永会頭は「商工会議所の使命、地方創生を実現するため地域企業の活力を引き出し、行政や各種団体との連携を強化することが重要」とし、中小企業の支援を柱としたデジタル化や新技術の導入、地域資源を活用した新たな産業創出に取り組みながら「県や市、町と一体となり『稼ぐ地域経済』の構築を目指して邁進したい」と述べた。
 4月に開幕する大阪・関西万博について「日本全体の未来に向けた成長の弾みとなる大きな機会。『いのち輝く未来社会のデザイン』をテーマとした万博が成功し、和歌山県にとっても起爆剤となることを願っています。そのためにも私たちが一丸となって地域の経済を支える使命を果たせるよう汗をかいていきましょう」と呼びかけた。
 来賓の世耕代議士は昨年元旦の能登半島地震を振り返りながら「同じ半島として他人事ではない。防災、減災対策をさらに進めなくてはならないと決意を新たにした」、三浦源吾市長は「市民協働によるまちづくりを進め、新しい価値を創造し、持続可能な行財政運営に全力をあげたい」、中村裕一県議は「経済が元気になる御坊をめざし、お手伝いさせていただきたい」と祝辞を述べた。
 山本清司市議会議長の音頭で乾杯。懇親会では商品券(5000円分)が10人に当たる抽選会もあり、和やかに歓談し、最後は丸山信仁副会頭の音頭で万歳三唱を行った。


「洋上風力発電は希望の星」
世耕代議士、企業誘致の好機
 世耕代議士は、御坊沖などで検討、計画されている洋上風力発電事業について「この地域にとって希望の星だ」と早期推進、実現に強い意欲を示した。
 再エネ海域利用法の手続きでは、実現までには国が指定する準備区域、有望区域、促進区域へと段階を踏む必要があり、昨年9月に和歌山県沖2海域が最初のスタートライン「準備区域」に指定された。
 世耕代議士は「洋上風力発電は、この地域にとって希望の星だ。この地域がCO2フリー電源の宝庫となることを生かし、大規模な企業誘致を進めるチャンスにしないといけない。そのスタートの一年にしたい」と述べた。


 その他の主なニュー」

仕事始め式で三浦源吾・御坊市長訓示

日高、由良、印南、みなべ各町で消防団出初め式

6日、日高広域消防年頭訓示式

印南町公民館印南分館の初詣マラソンに60人参加


サンボマスターが10月に御坊公演 〈2025年1月5日〉

2025年01月06日 08時30分00秒 | 記事


超大型ロックバンド「サンボマスター」


 御坊市制施行70周年記念スペシャルサポーターを務め、昨年6月の地元凱旋ライブを大成功させたロックバンド「キュウソネコカミ」のボーカル・ギターで同市出身、ヤマサキセイヤさん(37)の紹介で、超大型ロックバンド「サンボマスター」公演が、10月11日に市民文化会館で行われることが決まった。関係人口創出公演事業第1弾として実施し、令和8年度以降もセイヤさんや出演バンドのつながりで有名ロックバンド公演を続けたい考え。

 同公演事業は、キュウソネコカミ地元凱旋ライブを契機に、セイヤさんの友人つながりで有名ロックバンド公演を毎年続け、御坊ファンを増やして関係人口創出につなげようと令和7年度から実施する。第一弾アーティストにはキュウソネコカミの先輩で、ワンマンライブや野外フェスなど常に満員の観衆を動員する超大型ロックバンド「サンボマスター」が決まった。
 サンボマスターは、歌とギターの山口隆さん、ベースとコーラスの近藤洋一さん、ドラムスとコーラスの木内泰史さんの3人組バンド。平成12年に結成し、15年にメジャーデビュー。メッセージ性の強いストレートな歌詞とファンクやソウルからの影響を感じさせるロックサウンドが特徴。
 ドラマ「電車男」のエンディングテーマ「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」や「チア☆ダン」の主題歌「輝きだして走ってく」など一度聞いたら忘れられない楽曲の数々でドラマを彩ってきた。令和5年11月に10作目のアルバム「ラブ&ピース!マスターピース!」をリリースしたほかテレビ「ラヴィット!」のテーマソング「ヒューマニティ!」を担当するなどさらに活動の幅を広げている。
 キュウソネコカミとは同じレコード会社「ビクターエンタテインメント」のロック部門に所属するレーベルメイト。ライブやイベントでの共演(対バン)も多く、セイヤさんは「毎度その場にいる全員をブチ上げてブッ刺さる激アツライブをかまし、最前線を走り続けている大先輩。地元でロックバンドのバトンが繋がるのも嬉しい。この機会をぜひとも掴んで。御坊市民文化会館で全員優勝だ」とコメントしている。
 御坊公演は全国ツアーの全員優勝VICTORY25「全員優勝パレードツアー~ウイニングロード」の中で10月11日午後5時から市民文化会館大ホールで開催する。全席指定で前売料金(税込)は一般5500円、U―22割4500円。
 先行受付はSMAチケット先行イープラス(抽選)が26日まで、オフィシャルサイト先行イープラス(抽選)と御坊市公式LINE先行イープラス(抽選)は2月1日から24日まで。小学生以上チケット必要。問い合わせは清水音泉(06・6357・3666)へ。


 その他の主なニュー」

美浜町と日高町で4日、二十歳を祝う式典

日高川町で西川史礁選手のロッテ入団祝賀会

野㞍孝子さん(御坊市)が日高奨学会講演会で熱弁

 3日、下阿田木神社(日高川町)でお弓神事


納刊のお知らせ

2024年12月28日 16時30分01秒 | 記事

 29日付をもちまして本年の納刊とさせていただきます。1年間のご愛読ありがとうございました。1月1日付の正月特集号は24ページでお届けします。
 新年は3日まで正月休みとし、4日から営業、5日付(夕刊配達地域は4日夕)から発行します。
 皆さま、どうぞよいお年をお迎え下さい。

 令和6年12月28日 日刊 紀州新聞社


27日、管内市町仕事納め 〈2024年12月29日〉

2024年12月28日 16時30分00秒 | 記事


仕事納め式で三浦市長の訓示を聞く職員


 管内市町で27日、仕事納め式が行われ、新年6日の仕事始めまで9日間の正月休みに入った。首長それぞれが今年1年を振り返りながら職員の労をねぎらうとともに、明るく希望あふれる新年になるよう期待しつつ、新年も職員が一丸となり、ふるさとの飛躍発展に向けて職務に当たるよう訓示した。

 御坊市 三浦源吾市長が今年度職員表彰を受けた市立図書館を代表して辻村一彦教委生涯学習課長に賞状と記念品を贈った。キュウソネコカミ地元凱旋ライブなど市制施行70周年記念イベントなどを振り返り「今年1年も一丸となって頑張っていただいた。ご苦労さまでした」と労をねぎらった。業務改善など働き方改革を一層推し進める考えを示した上で「年末年始はゆっくり休んで、心身共にリフレッシュして良い年を迎えて下さい。仕事始めには元気でお会いしましょう」と訓示。山本清司市議会議長は「本当によく頑張っていただいた。市役所が良くなったという声がたくさん寄せられている。今後も笑顔を絶やさず、やさしいお声がけを続けて下さい」とあいさつした。
 美浜町 仕事納め式は行わず、この日の朝、籔内美和子町長から職員にメールであいさつを送信。町制施行70周年記念イベントを振り返り「住民の皆様からたくさんのお礼、感動の言葉を頂戴した。職員の皆さまが一丸となって頑張っていただいたお陰」と労をねぎらった。「ゆっくり休んで英気を養い、また新たな気持で仕事に臨んで下さい」とした。
 日高町 町中央公民館で行い、職員約80人が出席。松本秀司町長は厳しい財政状況下で職員が協力して町政全般にわたり堅実な成果をあげられたと労をねぎらった。
 今年は元日に能登半島地震、8月8日に日向灘でマグニチュード7・1の地震が発生し「今後も引き続き大規模災害の備えが必要であることを、職員の皆様も改めて感じたことと思います」と振り返った。
 今年10月に町制施行70年を迎え「先人たちの努力と集まりの皆様の力添えのたまもの。町のますますの発展へ向け、皆で知恵を出し合い、良い節目にしていきたい」と感謝。
 最後に「皆様には、ご家族そろってすがすがしい新年を迎えられ、職員全員、心新たに仕事始め式が行えるようお願いします」と述べた。仕事始め式は来年1月6日午前8時30分から行う。
 由良町 役場で行い、山名実町長は、自身の2期目再選、中井寛副町長を迎えての新体制でスタートしたことを振り返ったあと、災害対応で強調。能登半島で発生した地震津波災害、豪雨災害にふれ「我々の町もいつ津波が襲ってくるかわからず、その時にどのように対応するかよく手引書等を読んで勉強しておいてください。我々が守るのは町民の方々。災害発生時にはすぐに災害対応任務に就くことができるよう役場や災害対策本部にどのような経路、交通手段で駆けつけることができるかをイメージしておいてください。常に危機意識をもっていてください」と呼びかけ「少し長い休みになります。ゆっくりして心も身体もリフレッシュしてください。1年間大変お疲れさまでした」と労をねぎらった。
 職員表彰も行い、永年勤続30年の住民福祉課主査の東節子さんをたたえた。
 印南町 町役場で行い、職員88人を前に日裏勝己町長は、1年を振り返り「ソフト、ハード両面で多くの事業が職員一人ひとりの頑張りで達成することができた。皆さんがワンチームとなって取り組んでくれた証であり心より感謝申し上げる」と労をねぎらった。取り組みを進めている統合中学校事業について「造成工事が順調に進んでおり、校舎建築設計業務もスタートした。令和10年4月の開校をめざし、印南町のシンボルとなる、歴史の審判に耐えうるものにしたい」と決意を示し「来年も皆さんとともに『誰もが希望を持って、いつまでも輝けるまち』を実現する、一歩・二歩、その先を見据えた『まちづくり』を、先頭に立ち進めていくので協力をよろしくお願いします」と述べた。
 日高川町 来年に任期満了(5月28日)を迎える久留米啓史町長が美山、中津両支所を訪れたあと、午後5時から本庁で行った。職員を前に1年を振り返り、労いの言葉をかけた。
 久留米町長は「今年1年間、大変ご苦労様でした。皆さんが公務に専念し、一生懸命に頑張っていただいたおかげで、町民の皆さんも安心して暮らせたと思います」と労ったあと、1月に発生した能登半島地震での派遣職員の対応や、4月に開校した美山小学校について開校に尽力した多くの関係者への感謝の言葉を述べた。「来年春には川辺東小、再来年には央和中が開校する。開校に向けて引き続き一致団結をよろしくお願いします」と続けた。
 また、昨年9月に発生した同町を揺るがした官製談合事件に触れ、「皆さんに大変肩身の狭い思いをさせ、本当に申し訳ない」と改めて謝罪した上で、「ようやく条件付き一般競争入札を導入することになった。これは手始めで、防止検討委員会の答申を受けさらに対応していく」と職員への協力も呼びかけた。
 最後に「職員の皆さんが自身の苦労をいとわず業務に取り組んでいただけ、それが住民の皆さんの安心した暮らしと町の発展につながっている」とたたえ、「9日間という最長の休暇になるが、ゆっくりと体を休め、心身共にリフレッシュしてください。年明けからは心機一転、公務に励んでください。良いお年をお迎えください」と訓示。
 今回は、和佐公生教育長の一丁締めで1年の業務を終えた。


 その他の主なニュー」

日高川町が生んだプロ野球選手・中島、西川両選手と垣内氏が地元球児を指導

岐阜県空手道選手権大会小6上級軽量の部で田中彪煌選手(御坊小)優勝

由良町が町制施行70周年の記念ロゴマークを作成

冨安民浩県議が辞職 9期連続当選、県発展に尽力


美浜町ふるさと納税寄付金額、過去最高更新 〈2024年12月28日〉

2024年12月28日 08時30分00秒 | 記事


みかんが人気のポータルサイト


 美浜町の今年度ふるさと納税寄付金額は、申し込みベースで初めて11億円の大台を突破し、過去最高だった令和2年度の10億3867万7927円を更新。年度当初から好調なペースで推移していたと言い、今月1日に行った町制施行70周年記念イベントも大きな追い風になったようだ。最終的に12億円に届くか注目される。
 平成29年度から返礼品拡充に力を入れ、県内25市町村と協定を結び、共通の返礼品を増やしたり、県内8町村とキティちゃんなどサンリオキャラクターの「わかやま共通返礼品応援隊」をプロモーションに生かしたり、ポータルサイトを増やすなど積極的な取り組みを続けている。
 平成30年度は4755万483円、令和元年度は1億4285万9359円だったのが、2年度は一気に10億円の大台を突破。3年度は6億7389万1000円に減ったが、4年度は9億1957万1800円に増え、5年度は10億1318万1700円と、3年ぶりに10億円を超えた。
 今年度はポータルサイトを2サイト増やして16サイトにするなど、さらに充実に努め、年度当初から前年度を上回るペースで寄付が寄せられ、先週の申し込みベースで初めて11億円を突破。12月だけで約3億円の申し込みがあり、今月1日に行った航空自衛隊ブルーインパルス展示飛行など町制70周年記念イベントの効果も出ているようだ。
 返礼品は、今年度もみかんが8割を占めており、一人あたりの平均寄付額は9000円。町は「引き続き、県内市町村との協定を活用し、より一層の返礼品の拡充を図るとともに、寄付受付を行うポータルサイトの追加を図るなどし、財源確保に努めたい」としている。


 その他の主なニュー」

県内の令和5年産みかん産出額9年連続で日本一

社明運動県推進作文コンテで若野晴生さん(松洋中)小田晴香さん(清流中)優秀賞

和高専の櫻井祥之講師が土木学会の安全問題討論会論文賞を受賞

来年夏の参院選和歌山選挙区に参政党の林元政子さんが出馬表明


ミニバスケ 御坊BBCJr男子が県冬季大会制覇 〈2024年12月27日〉

2024年12月27日 08時30分00秒 | 記事


全国大会出場を決めた御坊BBCJr


 小学生の第51回マクドナルド県冬季ミニバスケットボール大会の決勝が、紀の川市民体育館で行われ、男子の部で御坊BBCjrが紀伊(和歌山市)を60―39で下し優勝。男女合わせて令和元年以来5回目の全国大会(来年3月28、29日、東京代々木体育館)出場を決めた。御坊は持ち前の高さとスピードで他を圧倒。決勝では前年大敗を喫した屈指の強豪に雪辱を果たし、創部20周年の節目に夢舞台切符を手にした。
 男女各18チームがトーナメントで3日間の熱戦を展開。最終日は準決勝、決勝、3位決定戦を行った。優勝が全国大会、2~4位が近畿大会(来年3月1、2日、兵庫県)に出場する。
 御坊男子は初戦の2回戦でKIBI―jr(有田)を56―23で下すと、準々決勝は田辺(西牟婁)に94―19で圧勝。準決勝はSUNRISE(和歌山市)を64―40で退けた。決勝は、夏の西日本大会6位の全国屈指の強豪、紀伊。第1Qこそ14―17でリードを許したが、第2Qを15―12で29―29の同点で折り返すと、後半はエンジン全開。第3Qを14―4で一気に突き放し、最終第4Qも17―6で相手につけ入るスキを与えず、60―39で快勝、金メダルを手にした。
 全試合で最高168センチを含む160センチ台3人、150センチ後半2人を中心に高さで圧倒。この1年で磨き上げたスピードでも寄せ付けず、攻守で制圧した。特に決勝の紀伊は昨年一桁得点しか奪えず、60点差以上の大敗を喫した強敵。夏の大会で敗れたが、著しいレベルアップで19点差まで迫り、大一番の今大会は逆に21点差をつけ圧勝した。
 狩谷勝コーチは「もともと高さが武器で楽しみにしていたチーム。1年間の走り込みで課題だったスピードが備わり、目指していたチームの姿になった。創部20周年での全国大会出場をとてもうれしく思います。ミスのないチームに仕上げて、持ち前の高さとスピードを武器にすべての試合を勝ちたい」と話した。
【御坊BBCjr男子】コーチ=狩谷勝▼Aコーチ=芝崎良樹▼マネージャー=向井貴典▼その他=坂下亜由未▼選手=山本士桜、片桐伶、土井愛絆、木本久温、岡山泰誠、坂下颯真、川崎蒼士、祝部颯太、上野至、前田陽心、坂下仁哉、水流蒼天、松村夏希、宮路類、元中瑛翔、楠本健人、木下彩生、笹野陽翔、大廣奏斗。


 その他の主なニュー」

7月30~31日「飛鳥Ⅱ」が日高港に寄港 初の単独、オーバーナイト停泊

由良、日高、美浜各町長が県道整備促進を国交省、国会議員に要望

(有)メモリアル ウエストが企業版ふるさと納税で御坊市に寄付

印南、みなべ両町長らが県道改良整備の早期事業採択を知事に要望


少年野球国際大会に北村、塩﨑、中村3選手が選抜代表 〈2024年12月26日〉

2024年12月26日 08時30分00秒 | 記事


(左から)中村選手、 塩﨑選手、北村選手


 NPO法人和歌山野球振興協会・夢クラブ(木村竹志理事長)が、3月26日から台湾で開かれる少年野球国際大会に派遣する県選抜16人に、7~15日に行われた第1回紙の杜杯で初代王者となった日高選抜ジュニアスターズのメンバーから北村虎太郎、塩﨑龍玖、中村大和の3選手が選ばれ、日の丸のユニフォームを背負って世界の球児たちと対戦する。
 箕島高校で甲子園春夏連覇を達成し、石井―嶋田のバッテリーで活躍した木村さん(旧姓石井)が代表を務める夢クラブが、台湾の国際大会に派遣する選抜チームは、紙の杜杯での試合や選考会をもとに16人のメンバーが厳選された。
 北村選手(和田小・美浜少年)は身長163センチ・体重48キロ、右投左打。右の本格派投手で、110キロ近いストレートが武器。日高選抜でも1番を任され、紙の杜の大会予選2戦目では、4回無安打無失点、自身で決勝打となる2塁打を放つなど投手として2勝を挙げた。台湾遠征に向けては「直球に自信があるので、海外のチームで自分の直球がどこまで通用するのか、三振をたくさん奪いたい。打者でも塁に出ることだけを考えて貢献したい」。
 塩﨑選手(御坊小・御坊少年)は、身長160センチ・体重60キロ、右投右打。自チームでは投手なども務め、日高選抜では全試合不動の三塁手として活躍し、決勝では、1点を追う展開で、右中間に柵越え逆転2ランを放って最優秀選手賞を受賞するなど長打力が魅力の強肩強打の内野手。初の国際大会に「選抜メンバーに選ばれてうれしいです。どんなチームかも分からない海外の相手ですが、自分の力がどこまで通用するか試したい。本塁打を打って勝利に貢献したい」。
 中村選手(内原小・内原少年)は身長157センチ・体重50キロ、右投右打。日高選抜でも捕手を任され、外野手もこなせる強肩、強打が魅力。選抜チームでは3番・捕手として、準決勝の和歌山市選抜A戦でも2点適時2塁打を放つなど勝負強い。巧打でつなぐ打撃もできるが、長打力もある。海外勢との初対戦に「初めての海外で不安はありますが、チームの仲間と全力プレーで頑張ってきます。野球を通じて台湾の友達もいっぱい作りたい」。


 その他の主なニュー」

南海トラフ地震 県が臨時情報の独自指針策定へ

中紀地区アンサンブルコン 松洋中が金管四重奏と管打五重奏で金賞

元印南町議の谷井長平氏が高齢者叙勲の旭日単光章を受章

管内トップ切り日高川町消防団が川辺地区で年末警戒開始