歩道整備、車道舗装が終わった最終工事区間
御坊市が、平成12年度から着手していた都市計画道路・道成寺天田橋線拡幅事業が間もなく完了。拡幅区間は日高川右岸堤防の通称18メートル道路三差路から野口新橋方面、ひまわり団地前までの延長1キロ。境界線確定など問題解決に時間を要したほか、市単独事業に伴う財政負担平準化から年間予算を4000万円に限定したこともあり、完了まで24年の歳月を要した。総事業費は約10億2100万円。
拡幅事業は、昭和55年度から平成11年度まで約10億円かけ、国道42号線天田橋北詰から拡幅された18メートル道路の完了に引き続いて平成12年度から着手。地域住民が日常的に利用する主要幹線道路のひとつで、市街地から高速道路へのアクセスをよりスムーズにするため、幅員約5・5メートルだった現道を全幅12メートル(車道7・5メートル。市街地側に片側歩道3・5メートル)に拡幅した。
18メートル道路三差路から御坊大橋交差点までの500メートル区間は平成25年度に完了し、その後、ひまわり団地前までの拡幅を順次進め、最終年度の今年度は残っていた150メートル区間の車道舗装や歩道整備など仕上げ工事を行い、現在行われている歩道の転落防止柵取り付けが終われば完了。御坊大橋交差点から野口新橋交差点まで見通しの良い直線道路でつながった。
事業着手から完了まで24年かかったのは、堤防と民地との境界線の確定などさまざまな問題解決に時間を要したほか、市単独事業による財政負担の平準化が大きい。平準化については財源の90%が起債を使っていることもあり、年度ごとに予算の増減が生じないように今年度も含めて過去10年以上、年間予算を一律4000万円に設定してきたため、工事を一気に進められなかった。
令和7年度から9年度までは、すでに拡幅事業の終わっているひまわり団地前から野口新橋交差点まで650メートル区間の維持修繕として法面両サイドの樹木伐採と防草シート設置、昇降路取り付け部分の改善を予定しており、概算事業費は1億2000万円。
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