総選挙へ決意を述べる二階幹事長
10月10日公示、22日投開票の日程が想定される衆議院解散総選挙の県3区で12選をめざす自民党現職の二階俊博幹事長(78)=御坊市島、当選11回、志帥会(二階派)会長=が24日、御坊市内の後援会事務所でマスコミ各社と共同会見し、ライフワークの防災対策や高速道路紀伊半島一周、自らがまとめた国土強靱化政策の推進などに全力を挙げ「誠心誠意、国民、県民の皆さんの期待に応える」と決意を示した。23日には選対会議も開き、総選挙圧勝に向けて結束を固めた。
二階幹事長は今回の総選挙について「地元入りは限られてくるので、同士の皆さんのご厚意におすがりする以外にないが、できるだけ時間を割いて自らの考えを訴えたい。体力にも自信があり、今日まで培った経験を生かしたい。情熱を失ったら政治はできない。常に情熱を燃やし、皆さんの期待に応えたい。今日まで大きな病気をすることもなく、政治活動を続けてこられたことに感謝し、今後も健康に留意して一生懸命がんばりたい」と決意を示すとともに「政治は1人の力ではできない。全員参加の中で懸命の努力をすることが大事。同士の皆さんの決意と奮起をお願いしたい」と促した。
防災対策や国土強靱化政策については「災害対策は私の長い政治経験の出発点であり、一にも二にも災害対策だ。災害で1人の犠牲者も出さないように、政治の場においてしっかり取り組み、問題をひとつひとつ解決することが私に課せられた責務」とライフワークとして全力で取り組む考えを示した。高速道路紀伊半島一周は「私が県議会議員だった時からの念願。実現することが私と地元の皆さんとの約束。私でなければできないとの気概を持って必ずやり遂げる」、自らが提唱し、国連の国際デーとして実現させた世界津波の日には「国際的な大きなテーマであり、私が先頭に立つ気概で引き続き一生懸命取り組みたい」と述べた。
県3区は二階幹事長と、共産党新人の楠本文郎御坊市議(63)=御坊市塩屋町南塩屋、当選9回=との同郷同士による一騎打ちが濃厚。二階陣営は圧倒的勝利を目指し、万全の態勢で選挙戦に挑むのに対し、楠本陣営は野党や市民団体等に呼びかけ野党統一候補をめざし、無党派層など支持拡大へ全力を挙げる。
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