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和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

日高川町の大和歯車製作(株)第2工場完成、航空機(第3分野)などに本格参入 〈2015年4月17日〉

2015年04月17日 08時30分00秒 | 記事

第1工場東側に完成した大和歯車製作(株)の新工場


 平成4年、日高川町平川の企業団地に和歌山工場を進出している工作機械などの精密歯車の設計と製造を行う大和歯車製作(株)=津井克巳・代表取締役社長、本社東大阪市=が、同地に建設を進めていた第2工場が完成した。航空機や鉄道、船舶などを含めた第3分野への本格参入を図って事業拡大を進めるもので、約17億円を投じた。竣工式は5月中旬にも行い、6月ごろからの本格稼働を目指す。新工場に伴う新規雇用も見込まれている。

 大和歯車製作(株)は、工作機械や一般産業機械、印刷機、発電機などの幅広い分野で使用される直径5ミリから3・5メートルまでの世界でも類を見ない多品種の高品質の歯車を製造。取引先は、国内外で100社を超え、26年度に中小企業庁の「がんばる中小企業・小規模事業者300社」、平成27年版「大阪の元気!ものづくり企業」看板企業84社にも選定された。
 生産拠点となっている和歌山工場は、旧川辺町土地開発公社当時の平成4年に進出した。3万5635平方メートルの敷地に、延床面積5900平方メートルの既存工場がある。進出から20年余りが経過し、同社では今後の成長が見込まれる航空機などへの第3分野に本格参入を図って事業拡大を進めようと第2工場の新設を計画。 昨年3月25日、同社の津井社長、岡本敏秀・日高振興局長、地元日高川町の市木久雄町長が進出協定に調印。津井社長は「やがては大和歯車の名前が世界にとどろくような歯車を目指したい」と語り、既存工場東側で着工した。一部2階建ての延べ床面積約3400平方メートルの広大な工場には、最先端の歯車研削盤やNC旋盤などを導入し、製品の焼き入れ研究施設を併設。航空機や工作機械向けの小型歯車を中心に生産を行う。
 従業員137人のうち和歌山工場が108人。第2工場の操業に伴い3年間で13人以上の新規雇用を見込んでおり、さらなる地域貢献も期待されている。


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平成23年災害で床上2メートル水没の日高川町健康管理センターが完全復旧 〈2015年4月16日〉

2015年04月16日 08時30分00秒 | 記事

3年半ぶりに復旧した健康管理センター

平成23年9月の台風12号による被災時の様子


 平成23年9月に発生した日高川大水害で、床上約2メートルまで水没するなど壊滅的な被害を受けた日高川町高津尾の健康管理センターが完全復旧し、3年半ぶりに元の姿を取り戻した。

 同施設は、中津郷土文化保存伝習館東隣にある鉄骨コンクリート平屋。延べ床面積約250平方メートルに事務室とトレーニング室などがあり、検診や健康教室、高津尾地域の選挙投票所に利用していたほか、災害前は町社協中津支所の事務所があった。昨年から復旧工事に着手し、各部屋が元通りに復旧したほか、身体障害者用トイレを整えた。
 今後は、施設の再開準備が整い次第、役場中津支所や交流センターなどの代替施設で開催していた検診や健康教室など地域住民の健康福祉の増進に活用される。また、築52年が経った中津支所旧館を解体撤去、新たに鉄骨平屋(183平方メートル)を建設をするまでの期間は、健康管理センターで窓口業務などを行う仮庁舎として利用される。
 施工は、地元の(株)駒場工務店=駒場一仁代表=、硲野電気サービス=硲野周造代表=、設計は岡本設計事務所=岡本政仁代表=。事業費は約1150万円。


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印南町の宇杉ケ丘団地、分譲予定の69区画を完売 〈2015年4月15日〉

2015年04月15日 08時30分00秒 | 記事

11年かけて完売となった宇杉ケ丘団地


 印南町が分譲中だった宇杉ケ丘団地は昨年度、4区画を分譲、1区画を定期借地権設定契約し、分譲予定の69区画を完売した。分譲が思うように進まない時期もあったが、定期借地権制度を導入したり、価格の値下げといった取り組みのほか、東日本大震災以降、高台にあることから人気を呼び、平成16年度の分譲スタートから11年での完売となった。

 宇杉ケ丘団地は造成地事業で平成13年から印南地区など住宅密集地の解消や定住人口の増加を目的に3年間かけて整備。総事業費約9億8000万円をかけて山林約5・2ヘクタールを開発し、71区画の宅地を造成。平成16年度から分譲をスタートし、初年度は18区画、次年度10区画、3年目は8区画と順調な売れ行きだったが、景気低迷の影響などもあり、平成19年度から4年間の販売は6区画にとどまるなど激減した。
 打開策をと町は販売促進を図るため(社)県宅地建物取引業協会と「分譲紹介に関する協定」を締結したり、一般定期借地権制度を活用し住宅を建設する条件で一定期間土地を貸し付ける借地権制度を導入したほか、平成23年9月には売れ残っていた26区画の分譲価格を最大で400万円値下げするなど販促に取り組んだ。
 また平成23年に発生した東日本大震災以降、高台が脚光を浴びたことや販促の取り組みの効果も現れ、平成23年度は分譲4、借地権1、24年度は分譲5、借地権2、25年度は分譲6、借地権2と売れ行きを伸ばした。昨年度は4区画を分譲したほか、1区画が借地権契約し販売を予定の69区画の分譲を終えた。
 購入者の約半数が町外者を占めるほか、20代~30代の家族連れの若い世代も多い。町は分譲とは別に、団地の一角を無償提供し賃貸住宅を民間事業所(個人)に建設してもらう「賃貸住宅建設用地貸付事業」にも取り組み、団地内に木造2階建て9棟(延床面積76・65平方メートル~88・50平方メートル)の賃貸住宅が建設されており、町外からの転入者呼び込みや定住人口流出の歯止めに効果を上げている。
 完売が難しいかと思われた時期もあっただけに町は「借地権制度の活用など様々な取り組みが功を奏した」と完売を喜んでいる。


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本社旗ゲートボール大会、ゆず(那智勝浦町・串本町)が本ノ脇(美浜町)下し初優勝 〈2015年4月14日〉

2015年04月14日 08時30分00秒 | 記事

優勝旗を受けるゆずチーム

準優勝盾を受ける本ノ脇チーム


 本紙創刊70周年記念第23回紀州新聞旗日高地方ゲートボール大会は11日、御坊市野口専用ゲートボール場に43チームが出場して開き、決勝戦で那智勝浦町・串本町の合同チーム「ゆず」が、本ノ脇(美浜町)を16-13で下して初優勝。閉会式で東裏登志郎・実行委員長から優勝旗が贈られた。3位にニシトミ(御坊市)が入り、千津川(日高川町)が4位で敢闘賞を獲得。予選から選手たちの真剣なプレーが見られ、応援が飛び交うなど盛り上がった。

 12コートに分かれて実施した予選では、8つのリーグ戦、2つの変則リンク戦を行い、12チームが決勝トーナメントに進出。1回戦は美浜煙樹がはやぶさを18-10、吉田団地が小谷を17-10、ゆずがいなみを16-10、3年B組が印南原を14-10で破り、準々決勝から登場の本ノ脇、千津川、ごきげんようニシトミを含めベスト8に。
 本ノ脇は美浜煙樹を16-12、千津川が吉田団地を14-10、ゆずがごきげんようを23-10、ニシトミが3年B組を16-16(内容勝ち)で破ってベスト4。準決勝は本ノ脇が千津川を16-12、ゆずがニシトミを18-10で下して駒を進めた。
 決勝戦は序盤から、本ノ脇がペースをつかみ、優位に試合を進めたが、残り5分でゆずが逆転して、そのまま逃げ切り、栄冠を勝ち取った。ゆず主将の山本舜子さんは「この大会には昨年から出場しており、今大会はチームみんなが粘りのプレーでがんばった。決勝は序盤から厳しい展開だったため、優勝できてうれしい」と喜んだ。
 3位決定戦ではニシトミが千津川を14-12で破り、4位の千津川が敢闘賞を受賞した。
 上位入賞チームメンバーは次のみなさん。
【ゆず】東真知子、山本舜子、丹野博子、東芙美代、丹野勇。
【本ノ脇】藤田稔、大谷すず代、山本正子、川上貞文、窪巌。
【ニシトミ】小畑侑輝、谷口八州男、木下澄子、木下得二、川口法男。
【千津川】長岡竹治、市ノ瀬晴夫、戸根みゆき、戸根敏治、戸根憲二、長岡貴美子。


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創刊70周年記念第23回本社旗ゲートボール大会、郡市内外43チームで熱戦展開 〈2015年4月12日〉

2015年04月13日 08時30分00秒 | 記事

来賓らで始球式

選手宣誓する中村文哉さん


 本社主催、御坊市・日高郡両ゲートボール協会主管の創刊70周年記念第23回紀州新聞社旗日高地方ゲートボール大会=大会長・源地温勇紀州新聞社代表=は11日、「エンジョイ・スパーク」を合言葉に御坊市野口専用ゲートボール場で開き、郡市内外から43チームが参加。20歳から93歳までの幅広い世代が競技を楽しみ、親睦と交流の輪を広げた。

 大会は本社が主催、開会式は午前8時30分から行い、二階俊博代議士秘書の二階俊樹氏、坂本登県議会議長、冨安民浩県議、花田健吉県議、岡本敏秀日高振興局長、小谷芳正日高郡町村会長、田中昭彦日高郡町議会議長会長らを来賓に迎え、東裏登四郎・実行委員長が大会宣言。国旗、社旗掲揚のあと、前回優勝の美浜煙樹(美浜町)が優勝旗、2位の印南原A(印南町)が、3位の西富(御坊市)がそれぞれ盾を返還した。
 本社・山本俊一編集長が「高齢化社会という言葉が世の中に伝わってずいぶんと経つ。元気にやる気を持って体を動かせる。そんな長い健康寿命で、いつまでも元気でいられる時代をつくらねばならない。今日は勝負にこだわりながら、楽しめる一日を過ごしてほしい」とあいさつ。
 二階俊樹氏、坂本県議会議長、岡本振興局長らが「素敵なプレーを見せてほしい」「練習の成果を発揮してほしい」などと祝辞。
 選手を代表して、前回優勝の美浜煙樹の中村文哉さん(26)が「日ごろの練習の成果を存分に発揮し、一生懸命、親睦の輪を育み、プレーすることを誓います」と力強く宣誓した。
 来賓らが始球式を行い、熱戦を展開。今大会には46チームが12コートに分かれてエントリー予定だったが、3チームが棄権したことなどから調整して、7、9コートの6チーム、11、12コートの6チームでそれぞれ変則リンク戦を行い、上位2チームが決勝トーナメントへ。ほかのコートではリーグ戦により上位1チームが決勝トーナメントに進み、頂点を競った。選手らは「ゲート近くのボールを狙って」などと声を上げながら、元気いっぱいにプレー。コート外からも声援が送られた。

最年長は角さん(由良町)の93歳
最年少は小畑さん(御坊市)20歳

元気にプレーする角栄三郎さん

プレーを楽しみたいと小畑侑輝さん

 今大会の参加最年長出場者は大引クラブチーム(由良町)の角栄三郎さん(93)=由良町門前=。友人に誘われて始めて以来、ゲートボール歴は30年で、仲間からは技術がしっかりしていて元気、と評判で、ほとんどの本社旗大会に出場している。
 今回は、大引クラブの出場者が一人足りないことから、町内が一緒で普段から練習している仲間である角さんが入り参加。角さんは「毎年、楽しみにしています。チームメートと会話しながら、プレーするのが健康の秘訣。今日はチームに迷惑をかけないように頑張りたい」と話した。
 参加者最年少は、ニシトミチーム(御坊市)の小畑侑輝さん(20)。ゲートボールは高校1年生の夏、祖父・勝二さん(76)の練習に連れられてきたのがきっかけで始めた。仕事の合間に、月に2回ほど練習。「じいちゃんともときどき一緒に練習しています」。チームメートは年配の人ばかりだが「自分のやりたいようにやっています」とプレーを楽しんでいる。本社杯への参加は3度目。

ひとこと

 ◯美浜煙樹チームの中村文哉さんはゲートボールのために生まれてきた男。県下、いや近畿圏内でも一番うまいんちゃうかな。試合になるとめっちゃ厳しい。俺の師匠です(ニシトミチーム・小畑侑輝さん)
 ◯チームメートの岡本弘子さんは91歳やけど、いつも練習に出てきて元気やわあ(河南チーム・鈴木米子さん)
 ◯ゲートボールは始めてもう20年ほどになるかな。雨の日と日曜日、医者に行く日意外は毎日練習しています(河南チーム・岡本弘子さん)


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湯浅御坊道路4車線化で川辺第一トンネル年内着工へ 〈2015年4月11日〉

2015年04月11日 08時30分00秒 | 記事

川辺第一トンネル(写真右)隣の避難坑(写真左)を拡幅


 近畿自動車道紀勢線有田~南紀田辺間46キロの4車線化事業のうち、湯浅御坊道路(有田~御坊間19・4キロ)は沿線の全18地区で設計協議確認書の調印が終わり、順次用地買収に入っており、今年夏に同区間で初めてとなる「川辺第一トンネル工事」を発注し、早ければ年内に着工する。用地買収の終わっている御坊~南紀田辺間(26・9キロ)も着々と工事が進んでおり、県、沿線市町、ネクスコ西日本(西日本高速道路(株))が連携して平成30年完成目標へ全力を挙げている。

 湯浅御坊道路は総事業費約732億円で、今の2車線道路とほぼ並行して新しい2車線を建設。あわせて川辺ICのフルインター化も実施する。沿線18地区の設計協議確認書調印は昨年11月で全て終わり、最も早く用地交渉に入った御坊市野口地区(延長約1キロ)では、すでに8割強で契約が完了。他の地区は今年2月から地元説明を行うなど順次用地交渉に入っており、ネクスコ西日本和歌山工事事務所は「27年度のできるだけ早い時期に用地交渉を終えられるように努力したい」としている。
 用地買収の終えた個所から順次着工する方針で、ネクスコ西日本が今月1日に公表した「27年度工事発注見通し」によると、日高川町と広川町をまたぐ「川辺第一トンネル工事」が7~9月に発注することが決まった。工事区間は約2・5キロで、工期は約50カ月。今の同トンネルのすぐ隣(和歌山方面向いて左側)にある避難坑を拡幅する形で掘削し、完成後は上り車線として利用する。入札後、準備期間に3カ月程度かかるが、早ければ年内にも着工できる見通し。
 このほか、広川町の鳥松山トンネル工事は来年1~3月に発注予定。工事区間は約3・5キロ。工期は約50カ月。切盛土量約4万立方メートル。トンネル延長約2キロ。橋台・橋脚約15基。
 一方、御坊~南紀田辺間は交通安全対策、渋滞緩和対策として印南やみなべ、御坊南など各インターチェンジ分合流部などに付加車線(2車線)を設置。まず印南町の印南トンネル前後の2・4キロで工事着手しており、今年10~12月には「印南インターチェンジ工事」を発注予定。工事区間は約1キロ。工期は約30カ月。切盛土量約3万立方メートル。橋台・橋脚約5基。
 全線の4車線化完成目標は平成33年12月末だが、二階俊博自民党総務会長をはじめ地元関係者が工程短縮を強く求めており、県、沿線市町、ネクスコ西日本(西日本高速道路(株))が連携して平成30年完成を目指している。


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2015年2月 データバンク

2015年04月10日 09時25分53秒 | データバンク

1日
第44回日本農業賞優秀賞にJA紀州みなべいなみ花き部会が選ばれる小学生サッカー新人戦日高ブロック予選で美浜が優勝、FCブラスト準V御坊LC主催、日高地方子ども暗唱大会で中野(大成中)森山(御坊小)さん個人優秀賞

2日
仁坂知事が日高川町で県行政報告会

3日
美浜町長・町議同時選告示。選挙戦へ日高町議選告示。選挙戦突入改選後初の御坊市臨時議会。議長に西本和明、副議長に山本直治両氏を選出

4日
日高地方4Hクラブ青年農業者会議実践発表で龍田さん(日高川町)最優秀賞

5日
県農林水産業賞農業部門に管内2人の受賞決まる近畿高校柔道新人大会個人78キロ級で松田なみきさん(紀央館)2連覇御坊市文自主事業の歌劇「フィガロの結婚」盛会

6日
日高川町蛇尾企業団地にメガソーラー施設完成

7日
県の平成26年度優良河川団体に印南町古屋地区愛護会

8日
美浜町長町議同時選投開票。町長に森下誠氏再選。町議は新人・谷重幸氏トップ当選日高町議選投開票。トップ当選は新人の辻村昌弘氏日高川町合併10周年農業祭にぎわう

10日
再選を果たした森下誠史美浜町長が初登庁日の岬パークでクヌッセン機関長をしのぶ会開催

11日
日高高校バレー部が元男子バレー全日本監督の植田辰哉氏を迎え同校創立百周年記念事業の講演会とバレーボール教室開催県高校書初会で川端風夏さん、樫木香乃さん(紀央館)特別賞

12日
御坊市次期介護保険料は月額350円アップの5790円。計画策定委が承認改選後初の日高町臨時議会開会。議長に清水正、副議長に西岡氏選ぶ第23回本社旗GB大会の第1回運営委員会。4月11日、野口コートで開催決まる

13日
御坊ロータリークラブ主催、第10回和田勇物語感想文最優秀賞に中井充歩さん(日高附属中)笹野文乃さん(稲原小)決まる。

15日
「松の日」に美浜町が煙樹海岸松林で間伐作業梅干しおにぎりギネス世界記録達成第14回県市町村対抗ジュニア駅伝大会で御坊市5位入賞印南町上洞の奥真妻倶楽部が開店1周年記念

17日
由良町議選告示、12年ぶりの無投票当選

18日
御坊市が県下最大級の避難タワーを完成JA紀州が女性大学を開講「紀の国わかやま国体」「紀の国わかやま大会」の管内7市町PR実行委員会結成県スポーツ賞表彰式

19日
和歌山工業高等専門学校で学力検査入試合格者発表

20日
改選後初の美浜町臨時議会。議長に鈴川、副議長に繁田両氏を選ぶ日高川町や由良町で柑橘類の収穫ピーク

21日
自民党参議院議員の世耕弘成内閣官房副長官が管内入りし国政報告日高町スポーツ賞決まる故・前田喜作さん(日高町)に民児委20年間の功績で厚労相感謝状

22日
JR御坊駅が利用者からのメッセージを寄せる掲示板を設置御坊警察署管内、平成26年人身事故多発交差点ワーストランキング発表。1位はいずれも国道42号上のロマシ前の財部交差点南側と松原通り交差点御坊市少年野球協会杯大会開幕

23日
日裏印南町長に元村区が次期町長選への出馬要請第1号

24日
御坊市が地方創生本部を設置県立高校一般出願締め切る。日高、紀央館で定員超過

25日
高速道路整備の紀南3路線開通決定紀の国わかやま国体御坊市実行委員会が基本計画と要項を最終確認日高町青少年健全育成標語入賞者決まる東京出身で日高川町でイチゴ栽培に情熱を燃やす木島賢一さんが2季目の収穫

26日
日高町の日高元気塾がなた豆あめを販売

27日
御坊市制施行60周年記念事業の写真コンテスト入賞者決まる日高川町観光協会のフォトコンテスト入賞者決まる県農業教育賞で稲原中が特別賞、和佐小に奨励賞県文化財としてみなべ町沖の「オオカワリギンチャク」生息地を天然記念物に指定、日高町の高家王子跡を記念物・史跡として追加指定

28日
日高高校創立百周年記念事業実行委員会が記念誌「日高高校百年史」発行


印南中学校が防災啓発リーフレット「津波災害」作成、配布へ 〈2015年4月10日〉

2015年04月10日 08時30分00秒 | 記事

作成した防災啓発リーフレット


 印南町中学校(木村栄一校長)は、町の防災「いなみっ子」未来プロジェクト事業を活用し、近い将来、高い確率で発生するとされる南海地震に備えて校区民の防災意識を高めようと防災啓発リーフレット「印南の津波災害Part2~過去の教訓に学び現代科学技術をいかす」を作成。同校では平成17年度から3年生の有志が印南湾における津波の挙動をテーマに研究に取り組んでおり、リーフレットは昨年度の3年生津波研究班の活動をベースに作ったもので近く校区の全世帯に配布する。

 防災啓発リーフレットの作成は前年度に続くもので、今春卒業した12人の生徒が取り組んだ研究内容を基に、生徒の指導にあたり今年3月末、同校を定年退職した阪本尚生さん(60)が編集して仕上げた。同校卒業生で東京大学大学院で津波を研究している山中悠資さん(26)の協力で生徒が作成した津波が印南湾に侵入して来る様子を示すハザードマップを時系列で掲載しているほか、フィールド学習的に取り組んだ津波の第1波のピークが実際にどのくらいの高さになるかを地区ごとに建造物で分かりやすく示した写真も添えている。
 生徒の研究内容だけでなく、表紙に県立博物館所蔵の寛政8年(1796年)に画家の谷文兆が印南村を描いた「熊野奇勝図帖」を掲載し「宝永南海地震の惨禍から約90年後の印南の姿です。集落が海岸近くに集まり、白砂青松の美しい景色だが、見方を変えれば津波や高波に対して無防備状態であったことが見てとれる」と防災意識高揚を図っている。また過去の教訓に学ぼうと同地の印定寺に残る宝永南海地震での犠牲者供養のために作られ、津波の高さなども記されている「高波溺死霊魂之墓碑(たかなみできしれいこんのぼひ)」について「津波防災の広告塔だった」と紹介している。
 4月から支援員として同校に勤めている阪本さんは「ハザードマップを参考に避難計画を立てるなどリーフレットを活用してもらい防災意識高揚の一助になれば」と期待するとともに、小さい子どもやお年寄りにはリーフレットを見ただけでは分かりにくいかも知れないとし「子どもやお年寄りを対象に説明する機会を設けたい」としている。
 今春卒業した津波研究班メンバーは次の皆さん。
 上山円華、小竹夕奈、東海華音、森愛華、岡本直樹、石井美有、岡本真奈、吉岡史恵、湯川諒磨、庄門奈々、嶋田瑠璃、浜本尚実。


その他の主なニュース

 日高川町の友渕集落と国道424号結ぶ平和橋の架け替え関連工事完了

 御坊市が市内6小学校新入生175人に国体啓発グッズの置き傘寄贈

 紀央館高校で入学式挙行

 三輪崎少年剣道大会で塩屋道場が高学年(小学生)の部で準優勝


御坊市が防犯カメラを6カ所に設置し運用開始 〈2015年4月9日〉

2015年04月09日 08時30分00秒 | 記事

防犯カメラの運用開始(写真は紀陽銀行御坊支店前)


 御坊市は、犯罪の未然防止など市民の安全・安心対策で市内6カ所に防犯カメラを設置し、今月1日から運用を始めた。全国的に犯罪捜査等で効果を発揮しており、御坊警察署との協議で通行量の多い場所等を選定。27年度も4カ所に設置し、必要に応じて台数を増やすことを検討。将来的には防災対策で河川や海を監視するカメラ設置も考えている。市内では中町1丁目商店街、本町商店街が防犯カメラを設置済みだが、行政で設置するのは初めて。

 全国的に防犯対策で駅前など人通りの多い場所への防犯カメラの設置が進んでおり、犯罪の未然防止や事件捜査等に役立っていることから市も市民の安心・安全対策で26年度、27年度の2カ年かけて導入することを決めた。交通事故の多発個所や街頭犯罪が多いなど人が多く集まる場所を中心に御坊警察署との協議で犯罪捜査等も加味して計10カ所を選び、26年度は6カ所に設置し、27年度は4カ所に設置する。事業費は2カ年で940万円。
 26年度は、オークワロマンシティ御坊店前交差点▽JR御坊駅前ロータリー▽小松原南交差点(天理教湯川分教会前)▽湯川中学校前交差点(紀央館高校付近)▽紀陽銀行御坊支店前交差点(御坊小学校南西付近)▽御坊セレモニーホール西側交差点(18メートル道路)に設置し、運用を開始している。27年度は、御坊インターチェンジ交差点▽国道42号天田橋北詰交差点▽和歌山高専前国道42号交差点▽御坊大橋西詰交差点に設置する。
 防犯カメラは交差点全体を監視でき、24時間撮影で7日間の記録を保存。7日間ごとに上書き更新し、犯罪発生時など必要に応じて映像を取り出す。ネットワーク化を図り、市役所で常時監視することも検討したが、費用がかかるため、取り止めた。将来的に設置台数を増やすことを検討するほか、南海トラフ巨大地震や東海・東南海・南海3連動地震の津波対策も想定して海や河川を監視するカメラ設置も検討する。
 市内では中町1丁目商店街振興組合が中町1丁目商店街に2台、本町商店街振興組合が本町商店街に6台設置し、夜間の街頭犯罪未然防止など安全対策を強化している。


その他の主なニュース

● 11日開催の第23回本社旗日高地方GB大会に46チーム勢ぞろい

● 日高町の湯川さん方で早くも田植え始まる

● 第15回全国障害者スポーツ大会の漆製のメダルを県が制作

● 美浜町煙樹ヶ浜入り口県道沿いに大型啓発看板設置


日高川町合併10周年 3年以内に人口1万人割れか 〈2015年4月8日〉

2015年04月08日 08時30分00秒 | 記事

美山では人口が2000人を割り高齢化率が50%に迫る
(写真は川原河地内)


 日高川町は、5月1日に合併10周年を迎える。川辺、中津、美山の旧3町村が合併した新町は、合併後も人口減少や少子高齢化に歯止めがかからず、節目の10年を迎えた後の大きな課題となりそうだ。合併時は1万1663人だった人口は、今年の1月末現在で1万388人にまで減少。このままのペースなら3年以内に大台の1万人を割る。旧町村間の格差は拡大し、美山では約2割も減少して2000人を割り、さらに65歳以上が占める高齢化率が47%になるなど深刻で、近い将来には複数の集落が消滅する恐れもある。

 人口を旧3町村別にみると、川辺地区は合併時が6996人で、今年1月末で6559人、同様に中津地区は2465人が2070人、美山地区は2202人が1759人と、いずれも約400人減少し、町全体の人口は1万1663人から1325人減の1万388人となり、1年平均で130人以上も減っている。
 人口の減少数は旧町村で大きな違いはないが、減少率で見ると10年間で川辺は93%、中津は83%、美山は80%となり、比較的減少率が低い川辺に対して中津、美山は約20%の高い減少率。若い世代の中には、合併後に中津、美山両地区から川辺地区に移り住む世帯も多く、町内での地域間格差が増大する傾向にある。
 65歳以上が人口に占める高齢化率は、新町誕生時が3401人で29%だったが、合併から3年後の平成20年8月末に初めて30%を突破し、現在は約33%に。深刻なのは中津、美山などの山間部で、川辺の27%に対して中津は約38%、美山は約47%にまで上昇し、人口のほぼ半数が65歳以上という状況に悪化した。
 旧町村単位だけでなく、同町では役場本庁や支所がある旧町村の中心部と山間部で高齢化率の格差が大きく、最も高い美山地区(38地区)では、支所周辺の川原河で町平均と同程度の34%だが、山間地の10集落以上で70%を超えている。このうち愛川80%、上板81・8%、猪谷83・3%、朔日83・3%、下小薮川88・9%と5集落で8割を超え、住民数が3~4人と少ない小川、串本、滝ノ上では全住民が65歳以上となっている。
 町では昨年度、市木久雄町長が選挙公約で若者定住施策の1つとして挙げた「譲渡型若者定住促進住宅」にモデル的に取り組み、高齢化が進む3地区に3棟を建設したほか、医療費無料化の18歳引き上げや学童保育を拡充。今年度からは病児・病後保育事業の子育て支援など少子化対策に本腰を入れているが、周辺市町と同様に人口減と少子高齢化対策が町誕生10周年後の大きな課題となりそうだ。


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