中条村日下野・・・中条村としての最後の収穫も終わり、年明けには長野市になる。
先週降った雪が残る登山道。外気温は－５度で霜柱を踏み締めて歩く。カメラバックや三脚は霜で真っ白になる程だが、清々しい朝のアルプスを見ると寒さも忘れる。
富士山頂までの距離は約110km。中々はっきりと富士の姿を捉えられるチャンスは少ない。天気が良ければ諏訪湖の上に堂々とその姿を見られるのだが、今日も残念ながらお預けとなった。（高ボッチ山頂より）
右寄りの一番低空に輝いているのがカノープス。全天でシリウスに次いで２番目に明るい－0.6等星。日本では長野県が観測出来る北限で冬期間前後にしか見れず、その時間も今は１時から３時頃まで。（11/24 2時、高ボッチ山頂から撮影）
木道が張り替えられた唐花見湿原。晩秋の景色はススキとミヤマウメモドキに埋め尽くされる。今年も訪れるのが遅れたため、赤い実を残している雌株が疎らだった。
名月と云われるだけあって、かなり明るい夜だ。快晴なので放射冷却を心配したが、さほど寒さを感じない。アルプスを背に月明かりに照らし出された民家。
「名残の月」と云われる十三夜の満月。その月明かりで雪化粧の北アルプスを撮影してみた。左が五竜岳、右の唐松岳には菱形をした「いるか座」が沈もうとしている。
