2/19大阪市会教育こども委員会傍聴記
事務局員の松田です。
今日の教育こども委員会は、共同代表の増田さんといっしょに直接傍聴しました。
全体としての感想は、久保さんの陳情書について面談・説明した4会派4人の人が質疑をしてくれ、しかもそれぞれ想定以上に突っ込んでくれ、今後につながる審査になったということです。質疑に立たれた議員にはお礼をしておかなければと思いました。
初めの多田教育長の久保さんの陳情に対する見解は、大森特別顧問のメールは松井市長の委託を受けた特別顧問の業務の一環で、提言に関わって発出した市教委見解や教育振興基本計画の決定経過に問題はないとするものでした。
最初の質問者は維新の教育こども委員会の会派代表の橋本さんでした。不採択の態度をとる理由(「不当な支配などのことばがあり、陳情に賛成できない」という言い訳)を述べる位置づけだったと思いますが、「陳情書にあるメールを見せてもらったが、大森顧問と市教委事務局の距離が近すぎると感じた」「誤解を与える」「注意が必要」と述べ、改善を求めるものでした。
公明西崎さんは、直接指示・命令できない立場であるはずの大森特別顧問が、指示・命令していることの問題を追及。地教行法改正でも、教育委員会は、行政から独立した機関としての性格は変わっていないことを確認し改善を求めてくれました。公明党がここまで追及してくれたことは想定以上で、とてもよかったです。
自民荒木さんは、昨年12月の情報公開審査会で会議録などの教育員会会議資料を不存在・非公開としたことが不適切とされたことにふれ、教育委員会の運営に透明性が確保されていないことが大森顧問の介入を招く土壌となっていることを指摘し、具体的な改善を要求してくれました。
自民くらし太田さんは、学校現場の声が届いていないと感じたと述べ、現場の声をきちんと聴く必要性を強調しました。
それらの質疑に対する多田教育長の答弁は、大森顧問の教育委員会事務局の方から助言をお願いしたもので、決定プロセスに問題があったとは思っていないとの立場は崩さなかったものの、「大森顧問に決定権があるかのような見え方になり、誤解を与えるような実態になってしまっていることについては見直していく。業務の整理を行いたい。」と表明しました。
この点の実行状況を聞くことは応援団の協議の一つの柱になると思いました。
以上、大きな成果のあった陳情審査会だったと思いました。
今日の教育こども委員会の陳情審査を視聴された方の感想をお聞きしたいです。
みなさん、よろしくお願いします。
赤込みは、質問に立たれた委員
久保敬元校長の市会議長宛「教育行政の抜本的な改善を求める陳情書」も拝読しましたが、市教育委員会が主体性を失い権力に屈している異常な様子が伝わってきました。
コメントありがとうございます!
ただ今、事務局では、陳情書質疑応答を全文文字起こしの作業にかかっています。
本日もしくは明日には掲載できると思いますので、それをご覧になってくださると、いっそう、議員さんたちの思いが伝わることと思います。
ブログ管理人