東京五輪・パラリンピック組織委員会の人事の件。
橋本聖子氏は森喜朗の身内であります。
おまけに、その橋本氏の後任の丸川珠代氏も同様です。
つまり、女性が選出されたとは言え、これは森氏の身内内での出来事に過ぎません。
当然の事ながら、森氏の影響力は色濃く残されました。
結局はジェンダ平等とはならず、男性陣の勝利という事でしょう。
今回の人事の要点として、東京新聞の「本音のコラム」で文芸評論家かの斎藤美奈子さんがこう述べています。
① 国や組織の既定路線を変えないこと。
② 世間のニーズに応えたふりができる事。
③ 手っ取り早く事態の収拾が図れる事。
まとめとして、日本の人事ではこの3点が優先される。路線変更をしなくてはいけないのに、抜け道を探す。
確かに。
また丸川珠代氏は、夫婦別姓制度に賛同しないよう地方議員に圧力をかけていました。
本人は否定していますが、明らかな圧力です。
国会議員からの要望を無碍にできる地方議員、いるとは思えません。
そういう丸川珠代氏がジェンダーフリーの意識があるとは、全く思えません。
つまりは、こういう観点からも彼女達の登場は、森氏の「女性蔑視発言」に対しての対抗手段では全くないという事です。
こういう自民党に投票している女性達、自分で自分の首を締めてしまっていると思いますが。