何よりもオリンピック期間中、テレビも他のメディアもとにかくオリンピック一色。
この状態は政権にとっては嬉しい事。
自分たちにとってあまり取り上げて欲しくない話題、それらが隠れる。
時間が経つと怒りが薄れてしまう日本人。
裏金等々、多くの問題が噴出したがこの期間は良い冷却期間となる。
シメシメと言った所だろう。
「沖縄に被爆者はいない」…ヒロシマで被爆した母が沖縄で語り始めるのに半世紀かかった理由とは:東京新聞 TOKYO Web
広島と長崎の原爆の日。
この話題を取り上げるスペースが少なくなり、それは政権にとって有り難い事だ。
ただでさえ取り上げる事が少ないが、オリンピックは良い言い訳にもなる。
日本政府は自らが加害者となる事案について、否定的立場を取る事が多い。
政府ではないが、小池知事の関東大震災朝鮮人虐殺事件の否定などがそうだ。
「沖縄に被爆者はいない」
この記事に取り上げられている事も同じで、それは東京大空襲などでの民間の被害を無視し続ける政府の姿勢と通じる。
戦争での民間被害者を無視する事、それは加害者と変わらない。
きちんと補償するべき。
古代ローマ帝国は、円形闘技場、円形劇場、大浴場を帝国内と植民地に作り、市民の関心を、政治・社会問題から、遠ざける事で、政権維持を図ったようです。
日本の国民の多くも、スポーツや、バラエティ、アニメなどの、娯楽によって、エネルギーや人口減少、格差拡大など、深刻で重要な問題から、関心を逸らされているようです。
まさに、現実逃避ですね。
まあ、私達の世代は、ぎりぎり逃げ延びられそうですが・・・・
息子達や孫達など、若い世代の将来が心配です。
結局は「自己責任」だと、割り切るしか有りませんけどね。
「愚民化政策」の発端は、中曽根による「教育臨調」だと思います。
教育現場に統制・圧迫を持ち込み、政権の意のままに考えたり動いたりする国民を増やす事に成功しました。
今国を動かしているのは、その洗礼を受けた人間たちです。