コン・モート

九十九里平野からよしなしごとを。

どの口が・・・

2021-08-27 16:48:19 | 日記

橋下元大阪府知事の言葉を聞いての感想。

どの口が言っているのか!よくまあいけしゃあしゃあと。

今日の「バイキング」での発言です。

「病院が増えないのは、政治が責任持った命令を出さないから!」

彼は知事時代維新の方針として、市立病院の統廃合・公立の赤字病院の廃院・黒字病院の民営化・看護学校の廃校・保健所の人員削減などなど、数々の合理化をやってました。

府の職員の締め付けなど、働く公務員に対しての攻撃は凄まじかった。

現在の吉村知事も同様ですが、病院が足りない責任は自らにあることを認める、それが先決です。

札幌医科大学医学部によると、都道府県別死者数は100万人当りでは、大阪315人・東京174人という調査結果が出ているそうです。

この数字の責任も、橋下・吉村・松井氏も含めた維新の政策にあります。

それにしても、橋下元知事はよくテレビに出ます。

が、どこのテレビもこの合理化には触れない。

病院を削れば、ベッドや医療資源が不足するなんて、子供にもわかる理屈です。

マスコミ、ここではテレビですが、視聴率がとにかく欲しいようで、それに見合った人選をしています。

バイキングの坂上忍もこの件には触れません。

結構な怒りのコメントもしますが、ちゃんと土俵からはみ出ないようにしています。

マスコミが当てにならないのは、実にこういうところだと思います。

千葉県知事も維新よりと言われています。

学校単位でのパラリンピック見学。

「プロ野球は有観客なんだから、パラを見学させないという理屈はない。」とか。

野球は好きな人が、それこそ自己責任で見に行きます。

学校単位での見学には、ある程度の強制力が発生すると思います。

それは生徒にも教員にもです。

その強制力の源が知事なのに、何を考えているんだか・・・

 


日本沈没

2021-08-26 09:30:23 | 日記

1973年公開の「日本沈没」。小松左京原作のベストセラーの映画化です。

BSを録画し、ブルーレイに焼きました。

時代が時代なので、特撮技術も幼稚だし画質も悪いです。

でも、とっても面白い!

特撮が幼稚と言いましたが、一部リアルで凄かったです。

地震でビルが崩壊、落ちてきたガラス等から逃れる人々の姿。

エキストラの方の演技力の賜物だと思います。

意外な人も出演していました。

原作者の小松左京、これはホンのちょい役で、チラッと出た感じです。

東大教授で物理学者の竹内均さん。

政府の要人たちにレクチャーする場面では、なかなかの長尺をこなしていました。

本職の俳優の中では、首相役の丹波哲郎が良かった。

重大な場面で、決断力のあるリーダーを重厚に演じていました。

今の首相とは比較にもならない。

都内での大火災に焼け出された都民、皇居に押し寄せて機動隊ともみ合いになります。

丹波首相が宮内庁に電話する時のセリフです。「対策本部長命令です。宮城の門を開けて下さい!」

皇居を開放する。とても重い決断です。

また、官邸でのセリフ。

都内の消火にヘリしか使えないという状況に、「地震火災には使えないに等しいとは、国民の生命・財産を守るとは一体何なんだ!偵察機・戦闘機は何の為にあるんだ・・・・」

現在の首相に聞かせてやりたい。

2006年版「日本沈没」では、結局日本全体が沈没することはありません。

草なぎ剛扮する主人公の潜水艇操縦士が、自らの命を擲ち海底に爆薬を仕掛け爆発させたからです。

画質・特撮共にこちらの方が、レベルは高いと思います。

ただ、私としては1973に軍配を上げたい。

中心人物である田所博士、日本沈没を明言した方です。

1973では小林桂樹が演じていましたが、彼は沈みゆく日本に残りました。

その他の配役でも、1973の方の俳優が魅力的に映りました。

現在のコロナ禍の中、国のリーダーのあるべき姿、考えさせられます。

多分、いや間違いなく現リーダーたちは沈没となったら、国民はそっちのけで真っ先に逃げ出すだろうと思います。


不要不急

2021-08-14 15:03:02 | 日記

丸川五輪担当大臣が、バッハIOC会長の銀ブラに対して言った事です。

「不要不急かどうかはご本人が判断されれば良い。」

当然ネットでは、「では、私も不要不急ではないと判断して帰省しよっと!」という投稿がありました。

それは当然の事で、こういう大臣或いは大臣の発言がある限り、人々は出歩くに決まっています。

また、こういう政権の発言が原因となって、国民に緊張感が生まれないのも当然です。

西村経済再生担当大臣と岸防衛大臣が靖国神社に参拝という記事。

これも、「不要不急」ではないと判断したのでしょう。

この感染爆発の時期にと思いますが。

1人で行くわけはなく、ぞろぞろお付きを連れて行ったのでしょう。

しめしがつかない。

毎度毎度会見で国民に出歩かないように言っている当人が、参拝とは。

別の角度から見ると、確かに彼らにとって靖国神社参拝は大切な行事なのでしょう。

それも大きな問題だと私は思います。

「祖国のために命を捧げた英霊」に対してのとかなんとか言ってますが。

自ら命を投げ出した方々もいるでしょうが、生きながらえたいと思いながら犬死させられた方々も多かったと思います。

後者の方々にとって、いわゆるA級戦犯と祀られている事は耐え難いのではないでしょうか。

多くの兵士に命を捧げるよう強制した連中です。

そういう人物達と一緒に祀られて、頭を下げられても・・・・多くの兵士の方々は浮かばれません。

まして戦闘員ではなくて命を落とされた多くの方方、全く浮かばれないと思います。

両大臣を始めとして、多くの自民党議員にとっては靖国神社に頭を下げにいくことが意義ある事なのだと思います。

その事を私は大戦を肯定する事と同義だと感じます。

 


五輪総括

2021-08-11 13:33:03 | 日記

政権は五輪成功と、感染拡大には影響無しですませるつもりのようです。

例によって、東京新聞の記事からです。

「こちら特報部」の記事から

「開催に反対する人が多かったのに、始まると五輪の空気になった。その場の空気に流される未熟な国民性を感じた。」

 原田曜平氏(マーケティングアナリスト)

この「国民性」というやつが、大戦に邁進してしまった大きな要因だと私は思います。軍部の締め付けが強かった事は無論ですが、周りの動きに流されやすい日本人の特性が、泥沼の戦争へ突き進んだのです。

実際に開催される前、各マスコミには反対論を扱う態度が見られました。が、実際に始まってしまったら、応援・エピソードに終始しました。マスコミ自体も空気に流されやすい事が、ここでも証明されてしまいました。つまりは国民の空気に乗っかっていただけという事です。

「人々は人権意識があまりに欠如していると実感しただろう。これを教訓に日本人の意識が変わることが問われている。」

 桝本直文氏(東京都立大客員教授)

確かに、女性蔑視で退任した森前会長始め、人権意識の欠如を露呈さえて辞めていった多くの関係者がいました。ただ、私は国民の人権意識は変わらないだろうと思います。彼らは特別なのではなくて、私達にも同じように人権意識が欠如している部分があると思います。そこを問題にせず、あの人達特有の問題だったのだ、そう流してしまいそうな気がするのです。

また、反対の声も上がっていた中、強行開催した政府の思惑です。私は、政府・総理の「私らはやると決めた事は、何が何でもやるかんね!国民の声なんて無視無視!」という声が聞こえます。

つまり、自分たちがやりたい事は何がなんでもやる!国民の意思なんて関係ない!という声です。

なぜそう出来るかというと、多分こんどの選挙でも自民党優位は動かないと思います。それが彼らには分かっているからです。何をやっても、自公に票が入る状況が。そうならば、別に国民の声など気にする必要もない訳です。コロナで大変な状況になっていても、彼らは真剣になれないのです。そう思います。

 


自宅待機?

2021-08-04 15:38:58 | 日記

政府が二日に発表した新型コロナウィルス感染症の診療方針転換について。

東京新聞の今朝の記事から、「本音のコラム」の文芸評論家の斎藤美奈子さんの記事から。

〜この国は過去において国民の目を欺いて来た。「撤退」→「転進」、「全滅」→「玉砕」。

 中等症とは、「多くの人にとって、人生で一番苦しい状態、重症は助からないかも知れない状態、そう説明している医師もいる。

 政府の発表を変換すると、「危篤に近い状態にある方以外は、死ぬほど苦しくても自宅放置、症状が悪くなっても入院できるとは

 限りません。」

 いわば政府のお手上げ宣言、国民の命は守れないと公言したに等しい。

 翌日の新聞、各紙がこのネタをトップ記事にしている中、産経は五輪ネタ、朝日は高齢者2回接種75%。両紙は新聞と名乗るはもう

 止めれば?〜

以上が要約ですが、私も政府の方針転換は「放棄」に等しいと思います。つまり、国民の命は守れないと宣言したのと同義です。「療

養」などではなく、医療放棄だと思います。もう面倒見きれないよ!そう言っているに等しいです。政府が今までにやらねばならなか

った事はサボり、一途にオリンピックに邁進した結果がこれです。現在の状態を見通せなかったとしたら頭が悪いのだし、見通してい

たのに何もしなかったとすれば、それは何をか言わんやです。

しかしこんな菅政権・自公与党を作り上げた多くの責任は私達にあります。賄賂を貰っても、不祥事を起こしても選挙では負けない。

そこを心配する必要がなければ、誰が国民の方を見て政治をやるでしょうか?

現状は、自公独裁政治に等しいと思います。それも私達の投票行動が引き起こした結果です。

もうこうなると、自己防衛するしかないか・・・