雇用不安

この金色の体を覆っているものは何でしょうね。金粉ではないと思いますが。かなり薄い素材で汗を通すものかもしれない。中国の娘風のヘアースタイルは色気の洗練さを表現していますね。

雇用不安が広がっているね。
非正規社員の割合が十年前に比べて５０パーセント増えているそうな。人材派遣法の効果で企業はこの不況をこれらの非正規社員を切ることで延命を図るつもりであろう。巷には失業者があふれる。雇用の減少は消費の減少につながり、国内市場を小さくする。
　海外市場は、アメリカやヨーロッパも急速に消費が減っているので、やはり小さくなる。
　これで、また、企業は収益が減って、人減らし、倒産で、失業者が増える。
　景気悪化の悪循環である。これを抑えるのは政府しかない。しかし、日本の政府の財政の累積債務は膨大なものである。これの返済計画はとん挫ばかりしてきた。子孫に負担を多く残し、社会保障制度は事実上無いに等しいものになるだろう。これを軽減するには、また、よりよい安心して働ける社会にするには？資本主義を変えるのが最良であろうが、これを少なくとも維持するとしても、根本的な政治構造や政府の在り方ぐらいは変えねばならないはずである。
　しかし、官僚も現政権を支えている政党もその支持団体も、政権の担当者たちに投票している人たちも、多くはマッカーサーが言ったように「１２歳の子供」程度の民主主義理解しかない。
そのようにそだてられてきたからではあるが。
　少し古い話であるが、ポーランドがＥＵに加盟する際に国論がいろいろポーランド国内でもあった。特に、ポーランドがＥＵに加盟すると、近代化の遅れたポーランドの農業には当初かなり不利になるということで、慎重論もポ－ランド国内で根強かった。
　当時のＴＶ番組の中で、ポーランドの小規模農家の人がこの問題について、インタビューされていた。この時インタビューに答えていたその農家の年配者の主は「自分としては、いまの農業をしている自分としての考えでは、加盟に反対ですが、息子たちのことを考えると加盟は必要なことだと思う」と答えていた。
　日本の農民ならこのようなとき、どのような言動をするだろうか？
　ポーランドはＥＵに加盟した。