4月13日、東郷町の畦道で ”ホロ打ち” するオスのキジを見つけました。
キジの鳴き声は ”ケーン ケーン” とふた声と言われます。私にはどちらかというと ”コォーコッ” と、風邪を引いた雄鶏のように聞こえるのですが・・・。鳴き声とともに羽根をバタバタと震わせるしぐさを ”ホロ打ち” と呼んでいます。これはオスの縄張り宣言であり、メスへのアピールとされています。今年最初にこの声を聴いたのは2月26日でしたが、4月になって東郷でも日進でもあちこちで声を聴きオスの姿を見るようになってきました。
下は、2年ほど前に撮影した写真で、天白川の岸辺を悠然と歩くオスの姿です。
キジは日本の国鳥とされています。国鳥と決めたのは、日本鳥学会、1947年のことだそうです。国鳥にふさわしい堂々とした姿ですね。
4月から5月にかけて、朝のウォーキング中に、オスのキジは毎日見られます。1時間ほどの間に10羽くらいのオスを見かけることもあります。一方、メスは目立たない茶色をしていることもあり、まれにしか見つけられません。
下の写真は2年前の2010年、4月15日、日進の田んぼで見かけたオス1羽、メス2羽です。キジは一夫多妻だそうで、オスの縄張りを複数のメスが訪れ、交尾の機会を持つそうです。
遠距離からの撮影で、写真ではメスの姿がはっきりしませんが、動画でみるとオスが2羽のメスを従えて歩き、尾羽をたててメスの周りをまわって、メスにアピールしている様子が見てとれます。
果たしてこの”恋”が身を結んだのかどうか?この時最後まで見届けられませんでしたが、今の季節、こうした光景はきっと全国のあちらこちらで見られるのではないかと思います。