中山は標高 1255m 。3年前の5月下旬、剣岳を間近に眺めるこの山に登りました。残雪の剣岳の姿と鳥の声の素晴らしさが印象に残る山行でした。春のこの時期に良い低山のひとつとして紹介します。
中山山頂からの剣岳
登る途中、 1100m 付近から見る剣岳
中山は道もよく整備されて登りやすい山ですが、登山口、馬場島(ばんばじま)のキャンプ場までの公共交通機関はなく、アプローチはどうしても自家用車かタクシーになります。
この日は富山のホテルを朝4:40に発ち、車で馬場島に向かいました。登山口に着いたのは5時半、尾根道経由で山頂に向かいました。
立山杉の大木
少し登ると立山杉の大木が次々と現れ、壮観です。木の間ごしに剣岳の姿も見えだします。
馬場島方面を望む 山頂の案内板
1時間半ほどで頂上に着きました。山頂からは剣岳と早月尾根が間近に見られます。
剣岳から三ノ窓、大窓へと続く尾根 -中山山頂より-
中山の山道には野鳥が多く、登山口から山頂、小糸谷経由で馬場島キャンプ場に下山する間、美しい囀りを聴くことができました。当時私が判別できたのは、コルリ、コマドリ、そしてヒガラ、シジュウカラなどのカラ類。立山川の河原に戻ってからは、ミソサザイ、キセキレイの姿も見かけました。そのほかにも名前のわからない様々な鳥の声が聞こえて来ます。
山頂付近からの眺望と鳥の声を、動画としてアップしました。
この動画の最後の部分、名前のわからない鳥の声がコルリに重なって聞こえます。日進、東郷では、よく、コジュケイが ”チョットコイ、チョットコイ” と大きな声で鳴いているのを聴きますが、中山で聞いたこの鳥は ”コッチヘオイデー” と繰り返しているように聞こえます。いろいろ調べてはいますが、何の鳥かいまだにわかっていません。
尾根道経由を登り、小糸谷へ下りるコースは私の足でも休憩時間を除いて4時間弱。手頃な山と言えます。富山から近く、魅力にあふれた中山には、春のこの季節や、秋の紅葉の頃、再び訪れてみたいと思っています。
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