田園 里山 野鳥そしてアルプスの山々

日進市と近隣の里山、春から秋にはアルプスの山々を歩いて感じたこと、考えたことなど・・・

北葛岳・蓮華岳・針ノ木岳

2013年10月02日 | 山歩き

28日朝、6:45、船窪小屋を出発。針ノ木小屋に向かいます。15分ほどで七倉岳山頂、ここでは写真撮影に15分ほどを使い、七倉乗越への下りに向かいました。前方には北葛岳。蓮華岳に向かう稜線上にどっしりと控えています。登り始めが手強そうですが道はうまくつけられています。七倉岳からの下りの方が痩せていて緊張させられるところがあります。

               七倉岳から見る北葛岳の登り

9:30、北葛岳を登りきると、これまで見えなかった頸城山塊の高妻山と妙高山がこのコース初めて姿を見せます。

                   妙高山(左)と高妻山(右)

眼前には蓮華岳が大きく迫ります。ここから蓮華岳まで、300m の下り、500m の登りが待っています。 

       

                    北葛岳山頂からの蓮華岳

山頂で30分、ゆっくり眺めを楽しんだ後、下りにかかりました。北葛乗越着は11:08。尾根道も秋色に染まっています。

              北葛乗越から来た道を振り返る

乗越から蓮華岳に向かう登り口は大岩壁。ちょっと見るとどうやって昇るのかととまどうくらいですが、ステップは豊富で鎖もあり、見た目ほど大変ではありません。

                北葛乗越から蓮華岳への登り口

北葛乗越発11:20。途中昼食休憩を挟みましたが蓮華岳山頂着 14:30。この登りに3時間もかかってしまいました。

ここまですれ違った人は男性4人の単独行者と年配のカップル一組だけ。昨日も出会った人はすべて単独行でした。蓮華岳山頂に着くとカラフルな服を身に着けた男女のグループなど、急に賑やかになりました。

蓮華岳頂上からはこれまで見えなかったアルプス北部の山々が姿を表します。赤沢岳、鳴沢岳、爺ヶ岳と続く後立山稜線の彼方に鹿島槍ヶ岳と白馬岳の姿が目をひきます。

            蓮華岳山頂からの後立山と鹿島槍ヶ岳、白馬岳

蓮華岳山頂から針ノ木小屋まではおよそ1時間の下り。16時、少し時間を費やしましたが何とかこの日の目的地、針ノ木小屋に到着しました。

小屋のある針ノ木峠は、戦国時代末期、佐々成政が家康との同盟をかけて越えたといわれる伝説の地です。季節は冬ということですが、積雪の時期に富山からこの道を越えて三河の地を往復することは容易ではありません。どこまでが真実であるのか、興味深いところです。

翌日も良い天気。夜明け前の針ノ木峠から、八ヶ岳と南アルプスを左右に従えた富士山の姿がひときわ美しく見えます。

         針ノ木小屋からの富士山 左に八ヶ岳、右に南アルプス

青空を背景に、針ノ木岳山頂が朝日に輝いています。朝食の後、6:30 、カメラと三脚だけを持って山頂に向かいました。

                   峠から仰ぎ見る針ノ木岳山頂

山頂にはちょうど1時間で到着。アルプスど真ん中の高峰だけあって360度、アルプスの山なみが広がります。1ヶ月前に初登頂した鷲羽岳も見えます。その右に笠ヶ岳がチョコンと頭を出しているのが印象的でした。山頂で撮った写真数枚を紹介します。

 雲のベールを薄くまとった山なみ 中央に飯縄山 その右はるか後方には越後駒ヶ岳

    爺ヶ岳(中央やや右) 後方は左から焼山、火打山、妙高山、高妻山、黒姫山

          八ヶ岳、富士山、南アルプスの遠望 手前には美ヶ原

       鷲羽岳(左)とワリモ岳(右)の間にチョコンと頭を出す笠ヶ岳

            赤牛岳山頂左の尾根には黒部五郎岳が顔を出す

山頂での眺望を十二分に楽しんだ後、小屋に戻り、荷物をとって、針ノ木谷を一路扇沢に向けて下山しました。扇沢からはタクシーで車を置いた七倉山荘へ。天候と人の和に恵まれた3日間の山旅を無事終えることができました。

     

 


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