田園 里山 野鳥そしてアルプスの山々

日進市と近隣の里山、春から秋にはアルプスの山々を歩いて感じたこと、考えたことなど・・・

ウグイス -その姿と声 ・・・ 愛知池 屏風山 北アルプスにて-

2012年05月01日 | 野鳥

今年初めてウグイスの声を聴いたのは3月18日、折戸川でした。その日のブログに記事と、YouTubeに ”カタコトのウグイス”の音声があります。4月になると、日進・東郷の其処ここでウグイスの囀りを聴くことができます。

ウグイスの声は里でも山でもよく聞くのですが、その割に姿を見つけるのが難しい鳥です。Wikipediaにも 「英名の ”Bush Warbler” は藪でさえずる鳥を意味している」、「声が聴こえても姿が見えないことが多い」 とあります。

あまりきれいな写真はないのですが、これまでに地元、里山、北アルプスで何とか姿をみることができたものを集め、動画はYouTubeに投稿してみました。4月の東郷町・愛知池、6月の瑞浪市・屏風山、7月はアルプス、蝶ヶ岳から常念岳へ縦走する途中、標高 2500m 付近のハイマツ帯で見かけたウグイスの姿と鳴き声です。いずれも昨年の撮影です。

       東郷町・愛知池東岸の藪の中で  (4月)

           瑞浪市・屏風山頂上にて  (6月)

屏風山は標高 794m 。瑞浪市の南にある低山で、4月下旬、定年退職後初めて登った里山です。さまざまな野鳥の声が頭上から降るように聞こえ、「この声が聞き分けられたらいいだろうな」と思ったのが野鳥に興味を持つきっかけになりました。

           北アルプス 蝶・常念縦走路にて

蝶ヶ岳ヒュッテを出発して常念岳に向かい、ひとしきり下って樹林とハイマツが混在するあたりに差しかかると、山道のすぐ近くで囀るウグイスの声を聴きました。付近を探しまわって、ようやく写真上の円内の枝にいるのを見つけたと思ったら、次の瞬間飛び立ってしまいました。写真では”飛び立つ”というよりは”飛び降り”ているように見えます。

ネットで探すともっときれいに写っている写真がいっぱいありますね。それでもウグイスは地味な鳥。ウグイス色”とは灰色がかった緑褐色で、よい写真を見ると、なるほどウグイス色とはこういう色なんだ、と納得します。

       

この写真は ”ウグイス豆” と呼ばれる食品。もともとは青エンドウで、さらに着色しているそうです。この色を ”ウグイス色” と思っている人がかなりいるらしいのですが、これはむしろメジロの色に近いですね。”梅に鶯” というのも実際に梅に来るのはメジロなのですが(4月10日ブログ)、ウグイスが目立たず見つかりにくいこともあって、昔の人は結構メジロとウグイスを混同していることも多かったようです。

   動画: http://youtu.be/WPvXo7GvZdI

      



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