田園 里山 野鳥そしてアルプスの山々

日進市と近隣の里山、春から秋にはアルプスの山々を歩いて感じたこと、考えたことなど・・・

越百山・空木岳縦走 その1

2012年08月05日 | 山歩き

今年のアルプス山行第1弾は、木曽山脈・越百山、南駒ヶ岳、空木岳の縦走・周回登山としました。越百山の登山は、JR中央西線、須原駅から 12 km ほどの伊奈川ダムの上流 1.7km にある駐車場が基点となります。

8月1日、朝4時に家を出て中央道、中津川インターを経由、6時半駐車場に到着、駐車場のすぐ上にある林道分岐を右にとって今朝沢林道を歩き始めました。

    

                 伊奈川林道と今朝沢林道の分岐

1時間弱の林道歩きで福栃橋に着きます。橋を渡って右手の山道に入り、30分ほど歩くと男性2人連れに追いつきました。東京からやってきた方たちで、後ほど越百小屋で同宿することになります。このあたりはやや急坂の細い道で、下の水場、下のコルまでは腰を下ろすようなところがありません。1時間ほど登って下のコル(4合目、標高~1700m)で朝食・休憩としました。樹林帯の涼しい道をさらに2時間ほど登り、7合目が近づくと、ところどころ樹林の間から遠くの山が見えるようになります。

                  7合目手前から見る乗鞍岳

                    笠ヶ岳と穂高岳遠望

この日は午後遅くまで雲のない晴天が続き、後で山小屋で聞いたところによると中央アルプスの縦走路では熱中症が何人か出たようです。

越百小屋に1時半ごろに到着。1日目はここに宿泊です。

                        越百小屋

越百小屋は手前の避難小屋と赤い屋根の本棟の2棟で合わせても40人の小さな山小屋です。この日の宿泊者は長崎から夜行バス、名鉄バス、駒ヶ根ロープウェイを乗り継ぎ、中央アルプス全山を縦走してきた12人の団体さん、先ほど登山口近くで追い抜いた2人の男性、私を入れて3名の単独行の男性の17名。ハイシーズンでもこのくらいの登山者数です。上りですれ違った人も単独行3名だけでした。静かな山歩きにはもってこいの山です。

夕食は山菜のてんぷらとおでん。素朴ですが栄養十分でおいしくいただきました。

7時には消灯。横になるとすぐ寝入ってしまい、一度目が覚めたのは2時過ぎでした。満月に近い月の光で外は明るく、天の川は見えず、星空はもうひとつというところでした。

              小屋の前から 日の出前の東の空を見る

4時に起床し、三脚を据えて東の空を撮ったのが上の写真です。オリオン座は東の空に横になっているところで、左足のリゲルだけが山の端から覗いています。馭者座の五角形がはっきりと見えます。アルデバランのほぼ真上にスバルも何とか写りました。露出時間は4秒。

                  小屋の手前の福栃山

小屋から恵那山方面を見ると、右手すぐ近くに、昨日上りで巻いてきた福栃山が見えます。

                 越百小屋から恵那山方面の眺め

振り返ると南駒ヶ岳から仙涯嶺、越百山と続く稜線が間近に見られます。

                越百小屋から見る越百山山頂

5時から朝食をとった後、ネットでも評判の高いコーヒーを、豆から手でひいてご主人がごちそうしてくださいました。例の東京からの2人組と3人でおいしくいただきました。小屋で使う水は基本的に雨水だそうですが、コーヒーのための水だけはご主人が一升瓶を背負って遠くの沢から運んでくるそうです。「水がいいからおいしいだけですよ」とご主人は謙遜されていました。

6時過ぎに小屋を出てまず越百山を目指します。山頂に着くと、同宿の佐久市から来た単独行の男性が一足先に到着していました。彼は私の3倍くらいの荷物を担ぎ、避難小屋を利用して木曽駒まで縦走する予定だそうです。

            越百山山頂からの御岳(左)と乗鞍岳(右)

 

                      仙涯嶺の岩壁

これから向かう仙涯嶺の岩壁が間近に迫って見えます。山頂で撮影した風景の写真をここに2枚のせましたが、南アルプスや富士山などの展望はYouTubeにアップした動画をご覧ください。

  http://youtu.be/6kUDjwUiwGE

      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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