今日は、8月15日、といえば「終戦記念日」ですね。
もう64年も前のことになります。
でも、しっかりその日を記憶しています。ランニングシャツをきて、半ズボンのボクは、何か大事な放送がラジオから流れてくるというので、両親は、正座してラジオに向かって座っていたのが目に浮かびます。
縁側からその様子を見ていたのがボクでした。
あまりよく聞き取れなかったのと、国民学校3年生には、難しい言葉が羅列された放送が「玉音放送」でした。両親は感慨深い顔を互いに見合わせていたので、「戦争に負けた」という空気は察することができました。
庭の木には、のんきに「蝉」が鳴いていたものでした。
終戦前後の「食糧難」の生活は実に悲惨なものでした。
今では想像もつかない現実があったのでした。「飽食の時代」の今、誰もが考えられない生活です。
食べ盛りの子供たちを抱えて、親は必死に食料を漁ったものです。
今は言葉では説明がつきません。
そんなことを思うと、今の「平和の日本」は、その、先の大戦で、命を落とされた多くのみなさんの尊い犠牲の上に築かれていることを思わずには居られません。
心からご冥福をお祈りいたします。
【今日の写真】散歩道に咲いている「ホトトギス」です。