さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

東の果てで起きた、あの事件と、黒糖くるみ。

2006年08月17日 03時21分07秒 | 食べ物の話
今日も、タイトル適当でごめんなさい。

日本の最東端である根室の納沙布岬へ、
31年の人生の中で東京に住む人間が2回も行っているという頻度は、
とても高い頻度だと思います。

一度目は、たしか真冬。
路線バスの終点を降りた瞬間、
凍るような寒さ。遠く見えるがけの下には漁師。
北方領土資料館から聞こえるのは、北島三郎の歌。
こんな果てでも生活の場としている人がいると思うと、
生きる勇気さえ感じたように思えます。

二度目は、真夏。
がしかし、霧で覆われ、荒涼とした一帯は、
日本中のさびしさをあつめたかのような孤独を感じました。

そんなわけで、どんな話題を書きたいのかと言うと、
根室半島の納沙布岬沖の貝殻島で、根室の漁船が銃撃を受け、
拿捕された事件のこと。
最近は自分の向けていた視線が、沖縄など南方へ向かっていただけに、
北方にまだやっかいな問題が存在していたことを忘れていました。

本当に、すぐ近くをロシアの国境警備隊の船が監視しているんですね。
資料館から望遠鏡で覗けば、はっきりと島影が見えます。
今回、拿捕された海域は、まさにその納沙布岬の目と鼻の先。
でもそこは、日本の主権が及ばないロシアの領海。

国境というものは、物や人の移動のチェックや、
衝突を避けるための警備で物々しいものではあるのですが、
とはいえ、東西冷戦の経緯や
漁業資源に関する利権の問題だとかが絡み、
双方が領土であることを主張しているため
厳しい現実がよこたわり、
定期船による交流がないじゃないですか。

根室には、昔、国後島の○○に住んでいたとか、
そういうおじいちゃんおばあちゃんが、まだ健在で、
土地を取られてしまった人も多くいる中、申し訳ないけれど、
とりあえず、領土問題は棚上げして、
通常通りに、ビザやパスポートによる、
通常の交流が実現できていれば、
定期船や旅客機の就航があれば、
こういう悲しい事件も起きないのでは…と思わずにいられませんでした。
そのほうが、たぶん、お互いのためでは…。

というわけで、画像は、
熊本県・熊本市(株)岩田コーポレーション謹製の「くるみ黒糖」。
JR西船橋駅構内・カルディコーヒーファームでお買い上げ。

くるみと黒砂糖のハーモニーに、いくら食べても手が止まらなく、
これはこれで、とても旨いのですが、
やはりね、日本の最南端・波照間島の黒糖にはかなわん。
太陽をタップリ浴びたさとうきびから作られたあのほろ苦さは、
たまらないです。思い出すなあ~

与那国と宗谷岬もいつか行ってみなければ…。



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