その1 マダニ
先日の飯豊から帰って肩のところにデキモノがあるのに気が付いた。
最初カサブタができて、それがはがれかけているのかと思ったが、鏡でよく見ると米粒大の白さで何やらニキビのようでもある。
まぁ、ほっときゃ直るだろうと思っていたが、何だかチクチクしてヤな感じ。そのうちズキズキしてきて、よーく見てみるとデキモノの根元に何やら毛のようなものが生えている!
で、後から気付いたのだが「金○」のところにも同じモノが!(こちらはなぜか自覚症状はまったく無し。)
←写真はコチラ。 (気持ち悪いので閲覧ご注意!汚い肌でスミマセン・・・。)
さらにアップ。 (お好きな方だけドーゾ!※金○の方は敢えて自粛)
「何じゃ、こりゃぁぁぁ!」
思わずジーパン刑事の声で叫んで、調べてみたらどうやら「マダニ」。
そういえば、飯豊初日の門内小屋で会津山岳会のお二人がちらっとマダニについて話していたが、まさか自分がしっかり食われてお持ち帰りしていたとは。
とにかくコヤツはタチが悪い。
ヒルやブヨも卑劣だが、ヤツらはある程度吸ったり刺したりして満足すれば離れてくれる。
しかし、ダニは一度食いついたら数週間はしっかり食いつき離れない。
無理に剥がそうとすると胴体だけ取れて頭の部分が皮膚に残ってしまう。その間、卵を産みつけられたり、菌に感染して死ぬこともあるという。
結局、一週間も経ってから近所のS皮膚科で診てもらう。
ここの先生、ネットでの評価も五つ星で、この冬、手足の凍傷でお世話になったばかり。(またアンタか?今度は何?と思ったことだろう。)
ネットでの事例では局所麻酔をかけて皮膚ごと切除なんて怖ろしい話が出ていたので完全にびびりモード(特にシモの方は機能的にはもうそれほど使わないにしても)だったが、ピンセットでつまんで何とか取り出してくれた。ホッ!
皮膚に食いついている時は5mm以上の大きさだったが、潰して血を出すと本体はわずか1mmほど。
なかなか面白い先生で「良かったら持っていく?」とホルマリン漬けにしてお土産に持たせてくれた。
で、どうやらこのダニ。
最近も国内でニュースがあったが、今年はどうやら世界的にブレイクしているようで、先日送られてきたACC(カナダ山岳会)の会報にもコヤツらしいモノの記事が。
とりあえず事無きを得たが・・・死ぬかと思った!
その2 ガス・カートリッジ
先日、家に帰って何気に見たら・・・
ん?何で傾いてんの・・・で、手に取ってみたら
「何じゃ!こりゃぁぁぁ!」
何気に出窓に置いといたガス・カートリッジ。
通常は凹んでいるはずの底面が、このところの異常な熱気で膨らんでパンパン。
たぶんフツーの状態なら多少高温の場所でも問題は無いのだろうが、私は例の「詰め替えくん」で充填を繰り返している。
国産の「詰め替えくん」は8割ぐらいしか充填できないという話だったが、私の韓国製は容器を振ってもシャカシャカ音が出ないぐらいフル充填できてしまうので、たぶん標準以上の充填とこのところの異常な気温上昇でこんな状態になってしまったのだろう。
国内ガス法の禁じ手をやっているわけだから何かあっても自分のせいだが・・・しかしコレ、もう少し気付くのが遅かったら大惨事?
とりあえず事無きを得たが・・・死ぬかと思った!
ダニはその後も各地で被害が続き、先日も山口の方でご老人が亡くなられたとか。恐いですね。
ガスボンベも普通に保管していればまず大丈夫なんでしょうが、夏の車の中など危険かも。
もう少しで横浜の静かな住宅街でテロ騒ぎ、自宅を押収したらヘンな物がいっぱい?となるところでした。
まぁ長年やっていると「死ぬかと思ったシリーズ」はけっこうありますが、周りを見ると熊に咬まれたとか壁から落ちて脳しんとうのまま宙吊りなど武勇伝の持ち主はいくらでもいますので自分などまだまだです。
冬の奥穂はたしかに死ぬかと思いましたが、救助ヘリ150万を考えたらまだ肉体を精神が上回りました。人間、最後は金で動けます。
近年では新潟の沢で15m滑落、途中のカムと残置ハーケンも抜け、落ちていく自分をスローモーションで見ているような経験をしましたが、これも下の釜に着水してセーフ。
しかし、ぴょん太郎さんの冬山でも38円コーヒー&食パンセットというのもスゴイですね。
お互い気をつけましょう!・・・と言いたいところですが、ハタから見るともっとどんどん面白い(無茶な)ことに挑戦してほしいです。
僕も、去年山の帰り何かに刺されて腫れてのでネットで調べてみました。その時にこの山にすむダニの存在を知り青くなった記憶があります。(運良く僕の場合は違ったのですが、、、)
早めにお気づきなり、病院で処置をなされたとのこと安心いたしました。
カートリッジガス缶が何かの拍子で爆発したら、おそらく手榴弾異常の破壊力ではないでしょうか!?こちらも大事にいいたらずよかったですね。
僕は、夏はもちろん冬の素泊まり山小屋でも周りの痛い視線をひしひし感じながら38円コーヒーにチョコと食パンを頬張って飢えをしのぐのですが、今年の冬こそバーナーデビューする予定です。
デビューのあかつきには、ガス缶(凹んでないか!?または膨張してないか!?)はこまめにチャックします(笑)
しかし、現場監督さんの学生時代の冬季の西穂高~奥穂高縦走お話ブログにて拝見しました。
ヤバイですね。すごすぎます。半分命がけでやらなくてはできることではないですね。やばかったですか!?
ライム病、STFS・・・ダニによる症例ひととおり見ました。
コワイですねぇ。
咬まれてから二週間、取ってもらって一週間。その間、化膿止めの薬を塗り、抗生物質を飲んできましたが、腫れが赤く広がることもなく、今のところ何とか大丈夫なようです。
最近はあまりの暑さで熱にうなされ、めまいがするような気がしますが、こちらはビールで何とかしのいでます。
常吉さんもご注意ください。
マダニの怖いのはライム病の感染。熱が出たりめまいがしたりの変調をきたしたらすぐに病院行って見てもらった方がいいですよ。